【授業の目的】

・　商業教育の必要性を認識し、「心豊かな教師」を目指す。
・　高等学校の商業科教員としての資質を養い、商業教育の全体像や商業各科目の目標、内容等に　ついて理解を深める。

【到達目標】

・　高等学校学習指導要領（商業科）の歴史およびその変遷について理解する。　
・　平成25年施行開始の高等学校学習指導要領に基づき，高等学校における商業教育について，そ　のねらいや内容，指導計画の作成，指導方法等を習得し、学習指導案が作成できる。。

【授業計画】

授業形態：講義、演習、模擬授業
授業方法：受動型、能動型(アクティブラーニング)、問題解決型（ＰＢＬ）

1.商業教育の概念
　　　法令、学習指導要領の構成、商業教育の基本理念
2.わが国の商業教育の変遷（１）
　　　新制高校、産業教育行政
3.わが国の商業教育の変遷（２）および岡山県の商業教育
　　　商業教育の動向
4.教科の組織と各科目
　　　教科の目標、組織、新学力、学び方
5.商業教育と教育課程（１）
　　　教育課程の編成、学校教育法及び施行規則
6.商業教育と教育課程（２）
　　　総則、各教科・科目及び単位数等
7.商業教育と教育課程（３）
　　　各教科・科目の履修等、総合的な学習の時間
8.各科目の目標
　　　ビジネス基礎、簿記、情報処理等
9.教育課程表の作成（１）
　　　「教育課程表」の作成の基本的な考え方
10.教育課程表の作成（２）
　　　「教育課程表」の作成練習　　　
11.学習指導案作成の基本的事項
　　　学習指導法および授業の進め方
12.学習指導案の作成（１）
　　　各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い
13.学習指導案の作成（２）
　　　作成練習　
14.学習指導と評価
　　　授業と評価
15.まとめ

　＊　授業で与えられた課題の調査、発表の準備など、予習に２時間かけること。また、授業後は、　　復習に2時間を取ること。

【授業関連科目】

マーケティング概論I、ビジネス概論I、簿記I・II、情報処理概論I

【成績評価方法・注意】

授業態度，レポート，学習指導案、試験により評価する。

【教科書】

著者：文部科学省　書名：『高等学校学習指導要領解説』（商業編）　出版社：実教出版

【参考書】

適宜指示する