税法IV | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 2年以上 | 経済 | 経営 | 2年以上 | 商 | 2年以上 | |||
2013年度以前入学生 | |||||||||
近成 彰彦 | 後期1コマ | 法 | 2年以上 | 経済 | 経営 | 2年以上 | 商 | 2年以上 | |
備考 | |||||||||
実務経験 | 内容 | 開業税理士としての税務会計実務の経験がある。 | |||||||
授業との関連 | 法が実務でどう機能しているか、実務において法がどのくらい重要かを実経験から講義することができる。 |
税法学分野の学修を通じて、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。
本講義の目標は、本講義の受講後に受講生が主に下記のことをできるようになることである。
1.法人税や相続税などさまざまな税法の基本的考え方について概説できること。
2.納税者と国が何を論点にして争っているか、それに対して裁判所がどのような判断をしたかについて概説できること。
3. 自分を当事者の立場に置き換えて、「自分だったらどうか」をイメージして自分の考えを述べられるようになること。
例えば野球のルールを覚えるのに、ルールブックを全ページ机にかじりついて熟読するより、実際の試合をみる方が何倍も楽しいし身につきそうな気がしますね。本講義では毎回ひとつの裁判例を取り上げ、それにまつわる法律規定など税の仕組みを説明することで、税法の仕組みを学んでいきましょう。
対面での講義を予定しているが、状況に応じてzoomを用いて開講することがある。
(1)ペット葬祭業事件(最高裁平成20年9月12日第二小法廷判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(2)萬有製薬事件(東京高裁平成15年9月9日判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(3)ヤフー組織再編成事件(最高裁平成28年2月29日第一小法廷判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(4)相続は何かと揉める(最高裁昭和55年7月1日第三小法廷判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(5)相続財産の評価(大阪地裁昭和59年4月25日判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(6)消費税を免除される事業者とは(最高裁平成17年2月1日第三小法廷判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(7)帳簿の大切さ(最高裁平成16年12月16日第一小法廷判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(8)売上の消費税が非課税だと納税額が増える??なぜ??(神戸地裁平成24年11月27日判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(9)どぶろく事件(最高裁平成元年12月14日第一小法廷判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(10)名古屋市固定資産税評価事件(最高裁平成22年6月3日第一小法廷判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(11)ネット世界は"日本"なのか(東京高裁平成28年1月28日判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(12)申告のやり直し(最高裁昭和39年10月22日第一小法廷判決、最高裁平成2年6月5日第三小法廷判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(13)違法税務調査(大阪高裁平成10年3月19日判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(14)登録免許税の争い方(最高裁平成17年4月14日第一小法廷判決)
事前学修:事前に判決文に目を通す。
事後学修:配布資料と講義内容を再確認する。
(15)講義のまとめ
事前学修:事前にこれまでの判決文に目を通す。。
事後学修:これまでの配布資料と講義内容を再確認する。
予習(1時間)
上記の授業計画を参考にして、次回の講義で学修する内容について調べたり、テキストを読んだりして、疑問点を整理しておくこと。なお、毎回の講義において、次回の講義に対する予習内容を具体的に指示する予定である。
復習(3時間)
テキストや講義の板書を読み返すなどして、毎回の講義の内容を自分なりに整理する。復習時に生じた疑問点や新たに関心を持った項目等については、次回の講義において質問するなどすること。
成績は原則として毎回の小テストの成績と受講態度で評価する。小テストは各講義の最後に行い、回答回収後に解説の掲示などを行う。毎回の出席確認はセキュリティーシートと各自のスマートフォンを用いて出席登録する方式で行うので、スマートフォンを持参すること。なお、欠席が多い場合は、試験の点数に関わりなく、単位を取得することはできないので注意すること。
本講義の履修に簿記会計の知識は不要である(もちろんあるに越したことはない)。
プリントを配布する
参考書を使用しない