印刷する
岡山経済分析 2単位 2014年度以後入学生
  経済 3年以上 経営    
2013年度以前入学生
田中 勝次 前期1コマ   経済 3年以上 経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置づけ(対応するディプロマポリシー)DP1専門知識、DP3思考力、DP5会話・文章力、DP8持続性
経済学部経済学科に係わる専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。他学部他学科の学生にとっては、「幅広い学習機会の提供」にもなる。

【到達目標】

岡山県の経済構造について、特に
(1)人口動態、将来人口の予測を通じて人口から見た岡山県の活力
(2)産業構造・就業構造・需要構造から見た岡山県の活力
(3)産業産業連関分析による政策効果
など、についてデータに基づき説明することができることを到達目標としている。

【授業計画】

通常の授業は対面講義でおこないます。ただし、学校閉鎖時にはZoom授業で行います。いずれにおいても、担当教員の指示に従ってください。なお、入国できない学生がいる場合は、対面授業とZoom授業を行います。

1 オリエンテーション(地域経済を分析するための視点)
   事前学修:岡山県統計年報
   事後学修:市町村別統計年報
2 地域経済の構造(経済循環と県内所得の決定)  
   事前学修:県内経済計算、県内総生産の決定、乗数効果
   事後学修:公共支出の乗数効果
3 地域経済の構造(域際取引)  
   事前学修:移出、移入、域際収支、移出乗数効果
   事後学修:閉鎖経済と開放経済の違い
4 地域経済の構造(地域成長モデル)  
   事前学修:寄与度分析、成長会計、新新貿易理論
   事後学修:地域経済の持続可能性
5 岡山県の地域経済基盤分析
   事前学修:BN分析 基盤産業と基幹産業の識別
   事後学修:雇用吸収産業所と得吸収産業の識別
6 岡山県の人口構造と人口動態  
   事前学修:国勢調査、人口動態、転入転出の動向、人口予測
   事後学修:岡山県と岡山市の将来人口(30年後)の予想と人口ピラミッド図
7 岡山県経済の構造分析(生産面)
   事前学修:平成28年経済センサス活動報告
   事後学修:平成24年経済センサス活動報告
8 岡山県経済の構造分析(雇用面)  
   事前学修:平成28年経済センサス活動報告
   事後学修:平成28年経済センサス活動報告
9 行列と行列式(Excel)
   事前学修:3行3列の行列、行列式、逆行列、行列の積
   事後学修:13行13列の行列、行列式、逆行列、行列の積
10 産業連関表から見た岡山県経済の姿(2015年)
   事前学修:岡山県統計分析課HPにおける産業連関表
   事後学修:2011年産業連関表から岡山県経済の姿を作成
11 地域内産業連関表 
   事前学修:競争輸入型、非競争輸入型、産業連関分析
   事後学修:非競争輸入型岡山県産業連関表の作成
12 岡山県経済の機能分析
   事前学修:2015年産業連関表、誘発係数、影響力係数、産業分類
   事後学修:2011年産業連関表、誘発係数、影響力係数、産業分類
13 岡山県経済の政策効果分析(2015年表)
   事前学修:イベントの政策効果 生産誘発効果
   事後学修:2011年表による観光振興の生産誘発効果
14 地域間産業連関表
   事前学修:地域内産業連関表、地域間産業連関表
   事後学修:地域間跳ね返り効果(地域内乗数効果、地域間スピルオーバー効果、
        地域間フィードバック効果)
15 岡山県における地域間産業連関表作成(2地域)
   事前学修:平成23年産業連関表による2地域間産業連関表の作成
   事後学修:地域内乗数効果、地域間スピルオーバー効果、地域間フィードバック効果
16 期末試験

【予習・復習】

授業を受けるに際して、予習と復習をそれぞれ3時間と2時間以上の学習が必要である。

【授業関連科目】

ミクロ経済学、マクロ経済学、地域経済論、産業連関分析

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:中間課題、最終課題、ノートそして平常点の総合評価で行います。配分比率は3:5:1:1である。ただし、優れた答案、優れた提出物、そして皆出席には満点を超えて評価する。なお、レポートに見られる特徴的な見解や誤解などについては随時コメントをする。
(注意事項)
成績評価にはノートの提出が不可欠です。詳細は最初の講義の時に指示します。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する