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基礎演習 4単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済   経営    
2013年度以前入学生
鬼頭 祐紀 通年1コマ 2年以上 経済   経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

対応するディプロマポリシー:DP1 専門知識,DP2 一般知識,DP3 思考力, DP4 判断力, DP5 会話・文章力,DP6 意欲・責任感, DP7 協調性,DP8 持続性
本演習は,研究演習3・4年次に卒業レポートを執筆することを意識しつつ,1年次で学習した民法の基礎知識を復習し,2年次以上で学習する民法(民法総則・物権総論・担保物権・債権総論・契約法・不法行為法・親族法・相続法)の理解を深めることを目的とする。

【到達目標】

民法(法学)を学ぶ上で必要な基礎的知識・能力を身につけ,3・4年次に卒業レポートを執筆するための力を養うことを目標とする。

(1) 判例等の報告を通じて,民法の基礎的な知識を身につけることができるようにする。
(2)3・4年次に卒業レポートを執筆することを意識しつつ,資料収集,資料読解,報告(プレゼンテーション)という民法(法学)を学ぶ上で必要不可欠な基礎的能力を修得できるようにする。

【授業計画】

本講義は,対面講義を原則とする。
対面講義を実施する際でも,「講義掲示板(WebClassを含む)」あるいはメールを通じて資料の配布を行うことがある。

また,新型コロナウィルスの影響等により,学校が閉鎖された場合については,オンライン講義(Zoom)を実施する。
この場合についての連絡も,「講義掲示板(WebClassを含む)」あるいはメールを通じて行う。
なお,詳細については,第1回講義で言及する。

【前期】
(1)導入講義(1)(年間講義計画の説明及び課題配布等)
事前学修:シラバスの熟読
事後学修:課題の確認

(2)導入講義(2)(資料収集の方法)
事前学修:図書館の利用方法について確認しておくこと
事後学修:指定された判例情報の取得

(3)導入講義(3)(全員で判例の読み方を学ぶ(1)【事実編】):有責配偶者からの離婚請求の判例【1】
事前学修:判例の事実関係部分を整理しておくこと
事後学修:判例の事実関係部分を再検討すること

(4)導入講義(4)(全員で判例の読み方を学ぶ(2)【判旨編】):有責配偶者からの離婚請求の判例【1】
事前学修:判例の判旨部分を整理しておくこと
事後学修:判例の判旨部分を再検討すること,指定された判例の情報取得

(5)導入講義(5)(全員で判例の読み方を学ぶ(3)):有責配偶者からの離婚請求の判例【2】
事前学修:判例【2】の事実関係及び判旨の整理をしておくこと
事後学修:判例【2】の事実関係及び判旨の再検討をしておくこと

(6)導入講義(6)(全員で判例の読み方を学ぶ(4)):有責配偶者からの離婚請求の判例【3】
事前学修:判例【3】の事実関係及び判旨の整理をしておくこと
事後学修:判例【3】の事実関係及び判旨の再検討をしておくこと

(7)導入講義(7)(全員で判例の読み方を学ぶ(5)【学説編】):有責配偶者からの離婚請求に関連する学説
事前学修:判例に関する評釈書を調査,検討しておくこと
事後学修:判例に関する評釈書を再調査,再検討しておくこと

(8)導入講義(8)(グループで判例についての意見交換を行い,レジュメを作成する):有責配偶者からの離婚請求に関連する意見交換及び資料作成
事前学修:判例の事実関係,判旨,評釈等の整理を行うこと
事後学修:各自判例についてのレジュメを作成すること

(9)導入講義(9)(レジュメを作成する):有責配偶者からの離婚請求に関する資料作成
事前学修:各自判例についてのレジュメを作成すること
事後学修:各自判例についてのレジュメを再度作り直すこと

(10)導入講義(10)(全員で判例についての意見交換をする):有責配偶者からの離婚請求に関する意見交換
事前学修:各自判例に関する意見をまとめておくこと
事後学修:各自判例に関する意見のポイントを整理すること

(11)グループ報告(1):家族法関連の判例
事前学修:報告グループのレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(12)グループ報告(2):家族法関連の判例
事前学修:報告グループのレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(13)グループ報告(3):家族法関連の判例
事前学修:報告グループのレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(14)グループ報告(4):家族法関連の判例
事前学修:報告グループのレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(15)前期総括
事前学修:前期中の報告レジュメを見直すこと
事後学修:前期中の報告レジュメを見直すこと

【後期】
(16)導入講義(11)(前期の総復習,後期講義計画の説明,課題配布等)
事前学修:シラバスの熟読と前期の復習
事後学修:課題の資料収集

(17)個別報告(1):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(18)個別報告(2):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(19)個別報告(3):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(20)個別報告(4):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(21)個別報告(5):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(22)個別報告(6):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(23)個別報告(7):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(24)個別報告(8):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(25)個別報告(9):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(26)個別報告(10):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(27)個別報告(11):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(28)個別報告(12):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(29)個別報告(13):財産法関連の判例
事前学修:報告者のレジュメを検討してくること
事後学修:判例・学説のポイントを整理すること

(30)総括
事前学修:前期・後期のレジュメを見直すこと
事後学修:前期・後期のレジュメを見直すこと

※報告課題のリストについては,第1回及び第16回の講義で配布する。
※なお,受講者と相談の上,希望があれば韓国法を題材にして講義を進めることも予定している。

【予習・復習】

講義1回につき,最低合計4時間の予習・復習を要する。
予習(2時間):報告者(報告グループ)はレジュメを作成し,前日までにメールで配布すること。報告者(報告グループ)以外の参加者は,事前にレジュメを熟読し,質問を考えてくること。
復習(2時間):講義中に出てきた疑問に関しては,図書館等を利用して調査すること。また,復習をしてわからなかった点については,担当教員に質問をすること。

【授業関連科目】

民法総則,物権総論,担保物権,債権総論,契約法,不法行為法,親族相続法(家族法)

【成績評価方法・注意】

受講態度,報告内容,講義中の発言等を総合的に考慮して評価する。
なお,レジュメ等(成果物あるいは報告)で気になった点については,講義中に適宜指摘をする。
注意:年間を通して,5回以上欠席をした場合には,原則として単位を認定しない。
   受講希望者は必ず事前面談を受けること。
   夏季休暇中,春期休業中にゼミを実施することもあるがこれにも参加をすること。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する