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教養演習 4単位 2014年度以後入学生
  経済   経営   1年以上
2013年度以前入学生
高林 宏一 通年1コマ   経済   経営   1年以上
備考 ファイナンシャルプランニング生のみ
実務経験 内容  総合ファイナンシャルコンサルティング企業に主席サーティファイドファイナンシャルプランナーとして勤務、ライフプラン提案書のソフト開発、相続・事業承継の支援、医療機関の財政立て直しと新施設の用地選定、資金・財務戦略等の提案業務や実行支援を行った。
授業との関連  個人や法人、事業者への資産設計提案業務を行ってきた経験をもとにパーソナルファイナンスに係る実務6分野について言及し、一級ファイナンシャル・プランニング技能士の観点から理論的・実践的知識を教授する。
シラバス1

【授業の目的】

 経営学部商学科の一般教育科目として、本学の教育目標である「幅広い学習機会の提供」に貢献することを目指す。
 また、ファイナンシャルプランニング(FP)コースとして金融リテラシー(能力)を涵養するため、金融経済教育プログラムを地域コミュニティや大学コンソーシアム岡山において研究演習2年と共同で実践する。

【到達目標】

岡山商科大学では全学を通じて「教養演習」を初年次教育科目とし、学生の受入方針(アドミッションポリシー)に掲げる学力の3要素を入学後さらに伸長することを目的に、シラバス1に到達目標を、シラバス2にカリキュラムポリシーおよびディプロマポリシーの項目ごとの評価(手段)方法、学習目標(比率)等を記載する。

 本演習では、「パーソナルファイナンスの理論・実践」と「自己管理力や協働性」の習得ため、以下の(1)〜(4)ができるようになることを目標とする。
(1)書籍、デジタル媒体を利用し、資料・情報の収集や整理ができるようになる。
(2)金融機関や企業に訪れ、商品資料や質疑応答ができるようになる。
(3)デジタル媒体によりキャッシュフロー表やレポートが作成できるようになる。
(4)グループディスカッションで発表や課題考察ができるようになる。

【授業計画】

当教養演習では、6月および8月に学外において金融経済教育を通じた地域貢献活動を行うので、積極的な参加を望む。
第1回 オリエンテーション。
     事前学修:教科書「Work1 8〜11頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:教科書「Work2・3 12〜19頁」を読んでおくこと
第2回 学生生活と時間管理
     事前学修:参考書「check1・2 2〜9頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:チェックシートを作成する
第3回 学生生活と資金計画
     事前学修:教科書「Work 4・5 20〜26頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:チェックシートを作成する
第4回 クレジット契約や学生ローン
     事前学修:参考書「check4 14〜17頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:ローン商品資料の収集と整理
第5回 流動・安全性資金と資金調達
     事前学修:参考書「check3 10〜13頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:金融商品資料の収集と整理
第6回 学外学習(学年全体の親睦行事を兼ねる:時期は5月中を予定)
     事前学修:学外学習の意義について確認しておく
     事後学修:学外学習において学んだことを記録しておく
第7回 キッズマネー・地域貢献活動、コンソーシアム岡山
     事前学修:2年生との共同作業 準備
     事後学修:キッズマネー課題整理
第8回 メンタルヘルス講習会
     事前学修:参考書「check5 18〜21頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:レポート整理
第9回 キッズマネーとシナリオプランニングの理解
     事前学修:配付資料「シナリオプランニング」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:課題の整理(グループワーク)
第10回 キッズマネーの報告会(研究演習2年と合同)
     事前学修:第7回(キッズマネー・地域貢献活動)のレポートの発表準備
     事後学修:課題の整理(グループワーク)
第11回 生活設計とリスク
     事前学修:参考書「check6 22〜26頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:保険商品資料の収集と整理
第12回 職業選択と所得
     事前学修:参考書「check1 28〜31頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:ライフデザインシートを作成する
第13回 お金やアルバイトに関する講習会(全体:外部あるいは内部講師等)
     事前学修:普教科書「Work11 48〜50頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:講習会の内容についてレポートにまとめるく
第14回 テーマ設定と分担、レポート作成の基本
     事前学修:教科書「Work12.13 52〜59頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:課題の整理(グループワーク)
第15回 キッズマネーとシナリオプランニングの先行研究
     事前学修:配付資料「シナリオプランニング」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:課題の整理(グループワーク)
第16回 グループ発表会1「キッズマネー教室でのシナリオ」について(前半グループ)
     事前学修:教科書「Work 14・15 60〜68頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:課題の整理(グループワーク)
第17回 グループ発表会2「キッズマネー教室でのシナリオ」について(後半グループ)
     事前学修:教科書「Work 15・16 68〜71頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:課題の整理(グループワーク)
第18回 キッズマネーのレポート作成
     事前学修:教科書「Work 17 72〜75頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:ライフイベントを作成する
第19回 先行研究など参考文献の調査
     事前学修:教科書「Work 18 76〜79頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:キャッシュフローを作成する
第20回 シナリオプランニングの活用
     事前学修:教科書「Work 19.20 80〜87頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:課題の整理(グループワーク)
第21回 キッズマネー報告
     事前学修:2年生との共同作業・準備
     事後学修:報告階の準備(グループワーク)
第22回 キッズマネー報告(研究演習2年と合同)
     事前学修:第21回レポートの発表準備(グループワーク)
     事後学修:レポート発表の課題整理
第23回 フィールドスタディ報告会(商学科全体)
     事前学修:キャッシュフロー表を完成させ発表する(前半グループ)
     事後学修:教科書「Work 21 88〜91頁」を読んで不明点をノートにまとめること
第24回 キッズマネーとシナリオプランニングの理論
     事前学修:配付資料「シナリオプランニング」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:課題の整理(グループワーク)
第25回 フィールドスタディ報告会についての感想などを発表する。(後半グループ)
     事前学修:フィールドスタディ報告会の資料などをまとめること
     事後学修:課題の整理(グループワーク)
第26回 フィールドスタディ報告会についての感想などを発表する。(前半グループ)
     事前学修:フィールドスタディ報告会の資料などをまとめること
     事後学修:課題の整理(グループワーク)
第27回 学術講演会(予定)
     事前学修:講演者のプロフィールを確認しておく
     事後学修:講演から学んだことを整理しておく
第28回 キャッシュフロー表を作成する
     事前学修:「check2.3.4.5 32〜47頁」を読んで不明点をノートにまとめること
     事後学修:発表資料の精査(グループワーク)
第29回 グループ発表会3 学術講演会について発表する(後半グループ)
     事前学修:キャッシュフロー表を完成させ発表する(前半グループ)
     事後学修:発表会での指摘事項などを修正、補足等整理をしておく
第30回 グループ発表会4 学術講演会について発表する(後半グループ)
     事前学修:学術講演会の発表資料を完成させる
     事後学修:次年度前期までの学習計画を作成する

【予習・復習】

教科書・配布資料等をもと予習2時間、復習2時間を取ること
予習2時間:該当箇所を精読し用語、疑問点等をノート等に整理してください。また、グループワークも積極的に参加してください。
復習2時間:課題や演習の整理をレポートやワークシートで提出していただきます。また、グループ発表の資料・作成にも積極的に参加してください。

【授業関連科目】

ライフプランニングと資金計画・リスク管理I、金融資産運用・不動産I、タックスプランニング、相続・事業承継

【成績評価方法・注意】

提出されたレポートやプレゼンテーション資料は、全体での評価を行った上で、各自にコメントをつけて返却します。
前期・後期30回のレポート等の習熟度(内容・姿勢)に70%を配点し総合的に評価する。また、学外活動・報告会等の貢献度(参加・態度)に30%を配点し相対評価する。
【注意】学外活動については、準備や活動が週末に行われることもあるが積極的な参加を求めます。
 講義資料や課題提出をPDFやワードデータを利用するためスマートフォンやPC、タブレットなどが必要となります。

【教科書】

著者:吉原恵子/間渕泰尚/冨江英俊/小針誠 書名:スタディスキルズ・トレーニング 改訂版 出版社:実教出版

【参考書】

著者:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 書名:学生生活マネー&キャリア お役立ちハンドブック 出版社:日本FP協会総合教育部パーソナルファイナンス教育課