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経営学I 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済 2年以上 経営 1年以上 2年以上
2013年度以前入学生
古川 澄明 前期1コマ 2年以上 経済 2年以上 経営 1年以上 2年以上
備考 火I,経営学科は新入生対象
シラバス1

【授業の目的】

 この授業は、本学の建学の精神である「中正な思想を涵養し、広い視野を持って社会に貢献する人物の要請」、「産業の現実に関心を持ち、文化的知性をそなえ、創造的に社会の発展を指向する人物の養成」を目指し、教育理念の「幅広い学習機会の提供」、「専門学術の振興」を授業目標とします。
 この授業目標は、ビジネス世界の最新事情に関心を向け、経営学の専門授業でより深い知識を学ぶための、経営学の初歩的な知識を学ぶことです。大切なことは、日常生活の中に様々のビジネスの営みがあることを知り、そうした営みが成り立っている理由を筋道立てて考え、答えを出す能力を身に着けようとする知識欲を芽生えさせることです。今、ビジネス世界はAIやIoT技術革新が加速していて、ビジネス世界を激変させています。自分が気付かないうちに、革新的なデジタル技術を使っています。身近なところからビジネス技術革新を再確認し、その最先端動向に関心を寄せ、そこから経営学を考えることが大切です。

【到達目標】

目標は、自分の学生生活をマネジメントする価値を理解し、将来ビジネス・パーソンとして自己実現できる価値がどこにあるかを知ることです。次の目標達成をしましょう。
(1)自分をマネジメントすることの意味を学ぶ。
(2)自分の将来の職業選択から、経営学の基礎知識を学ぶ価値を知る。
(3)将来の職業選択から、学生生活をマネジメントする価値を知る。
(4)身近な最先端ICTツールを使って自己マネジメントする価値を知る。スマホ、PC、SNSなど。
(5)身近な視点から、経営学の基礎知識を学ぶ価値を知る。
(6)経営学の専門科目のための基礎知識を学ぶ価値を知る。
(7)将来のビジネス・パーソンという視点から経営学を学ぶ価値を知る。
(8)将来のビジネス・リーダーという視点から経営学を学ぶ価値を知る。
(9)将来の国際ビジネス・パーソンという視点から経営学を学ぶ価値を知る。
(10)最先端技術への関心から経営学を学ぶ価値を知る。

【授業計画】

(1) 2022年度は「対面講義」を基本とします。また大学の新型コロナウイルス対応に応じて、「対面講義」以外の場合の授業方法を取る場合、オンライン授業の方法を取り、Zoom講義やYouTubeによる講義配信を行います。

(2) 原則として対面講義ですが、日本国外から受講する留学生がおられる場合、Zoom講義を同時配信します。受講時間時差がある場合、授業時間は、日本時間です。

(3) 講義日の前日までに具体的な指示を『岡山商科大学講義案内システム経営学1掲示板』から送信します。

(4) 毎回講義課題論述レポートを作成し、学期末に一括提出します。論述は『講義掲示板』から配信する指定様式を使います。(指定様式以外は受付不可)毎回課題論述型レポートを作成し、学期末に一括提出することが必要です。

(5) 講義出席の確認を「QR登録」により行います。QR登録番号を事前に受講者に割当します。単位取得条件は、全講義回数15回のQR登録の内、11回以上のQR登録がある事とします。4回以上の受講欠席の場合、単位取得不可です。

(6) 本講義は、原則として、新1年生を優先受講者としますので、新型コロナウイルス対応の講義室利用が必要である場合、新1年生に対し優先的に講義室座席を割当指定します。座席割当を受けられない2、3、4年生はZoom視聴受講となります。詳細については、その都度、『講義掲示板』からご案内します。 

(7) 対面講義・オンライン講義にかかわらず、5回の小テスト(Website のGoogle Form利用等)を行います。必ず、全5回すべての小テストを受験して下さい。未受験テストがある場合、学期末成績評価点に影響が出ます。『講義掲示板』からご案内しますので、常に、掲示板を注意して見て下さい。掲示板の見落としは自己責任とします。

授業形態:
対面講義の場合(Zoom講義同時配信も同様)
授業方法: パワーポイントやDVD等の映像を使用する。受講生は、自筆ノートを作成する。Google Form小テストでは、市販一冊自筆ノートだけを、持ち込みできる。

完全オンライン講義の場合
授業方法:YouTube講義動画の配信(単位取得要件=全15回中、11回以上の視聴とレポート提出)。

尚、授業進捗状況や大学の新型コロナウイルス対策に応じて、講義計画をシャッフルする事もあります。事前にご承知置き下さい。

第1編 自分をマネジメントする
(1)「自分をマネジメントする」:大谷翔平、本田圭佑、海亀(中国)、草根(中国)。
  事前学修:広く自分を取り巻くマネジメントを考える。
  事後学修:受講内容から自分とマネジメントを自主再考する。

(2)「就活をマネジメントする」:ライバルは他大学の学生だ!
  事前学修:就活と自己マネジメントを考える。  
  事後学修:就活と自己マネジメントを自主再考する。

(3)「大学生活をマネジメントする」:起業か、就職か、目的を持とう!
  事前学修:大学生活と自己マネジメントを考える。
  事後学修:就活と自己マネジメントを自主再考する。

(4)インターネットを自己マネジメントに活用しよう:SNSの達人になれ!
  事前学修:IoT活用と自己マネジメントを考える。
  事後学修:IoT活用と自己マネジメントを自主再考する。

第2編 マネジメントを学ぶと何が得かー技術革新に送れるな
(5)「働く」とは何か ― 給与と自己マネジメント
  事前学修:勤労と自己マネジメントを考察する。
  事後学修:勤労・報酬等と自己マネジメントを再考察する。

(6)ビジネスと組織 ― マネジメントの目的は何か
  事前学修:ビジネスと組織の予備知識を事前情報収集する。
  事後学修:ビジネスと組織の学習知識を整理する。

(7)IoT社会と知識マネジメント ― どんな職業を選択するのか
  事前学修:知識マネジメントの予備知識を事前情報収集する。
  事後学修:知識マネジメントの学習知識を整理する。

(8)組織とは何か、IoT革新と組織イノベーションとは何か
  事前学修:組織とイノベーションの予備知識を事前情報収集する。
  事後学修:組織とイノベーションの学習知識を整理する。

(9)経営戦略と自分の戦略 ― 戦略とは何か
  事前学修:経営戦略についての予備知識を事前情報収集する。
  事後学修:経営戦略についての学習知識を整理する。

(10)君が社長なら ― トップマネジメントとは何か
  事前学修:トップマネジメントの予備知識を事前情報収集する。
事後学修:トップマネジメントの学習知識を整理する。

(11)競争をマネジメントする ― 企業の競争力と君の競争力
  事前学修:競争とマネジメントの予備知識を事前情報収集する。
事後学修:競争とマネジメントの学習知識を整理する。

(12)マーケティングをマネジメントする ― 価格・サービス・ブランドとは何か
  事前学修:マーケティングの予備知識を事前情報収集する。
事後学修:マーケティングの学習知識を整理する。

(13)アカウンティングをマネジメントする ― 利益とは何か
  事前学修:アカウンティングの予備知識を事前情報収集する。
事後学修:アカウンティングの学習知識を整理する。

(14)国際ビジネスをマネジメントする ― 海外赴任を命じられたら。
  事前学修:国際ビジネスの予備知識を事前情報収集する。
事後学修:国際ビジネスの学習知識を整理する。

(15)IoT化時代のビジネス ― クラウドやビッグデータで働くとは
  事前学修:IoT化時代のビジネスの予備知識を事前情報収集する。
事後学修:IoT化時代のビジネスの学習知識を整理する。


*インターネットを活用した情報収集力を身に着けることが大切です。行政機関やシンクタンクや大学から多くの情報が発信されています。皆さんは、世界の情報を活用しています。ネットディレクトリー(情報源)としては、Yahoo、Google、Wikipedia、YouTubeやNetflix 映像)、Kindle、データベースのCINII(全国図書館所蔵情報)やKAKEN(日本の研究動向情報→科学研究費助成事業データベース)、デジタル新聞などを積極的に活用しましょう。

事前学修と事後学修
 受講生は、専用学修ノートを用意し、同ノートに事前学修では関係情報を収集してまとめて筆記し、事後学修では習得知見をノートにまとめ、必要情報を収集することとする。

【予習・復習】

予習:1時間、内容:授業計画に従って、インターネット上で入手できる関連情報を収集し、予習ノートに整理してください。その場合、情報発信の日付に注意を払い、最新情報を重視してください。
復習:1時間、内容:講義で示された知識について、インターネット上で入手できる情報から理解を深めてください。情報入手の方法については、予習の場合と同様です。

【授業関連科目】

経営学、経済学、商学、法学、どの科目でも、興味ある授業科目を受講して下さい。社会科学だけでなく、自然科学分野の授業授業科目に関心を寄せてください。幅広し知識への関心が経営学の理解を深めることでしょう。

【成績評価方法・注意】

成績評価方法
(1) 2022年度は対面授業の場合、5回の小テスト(Google Form利用)の平均点、全講義15回課題論述レポートの学期末提出の評価点により、全平均点評価します。小テストは、Website のGoogle Form方式を採用します。同小テストでは、授業の理解度が、リアルに、各受講者の取得点により、単位取得可否に反映します。毎回の授業受講ノートを作成してください。小テストでは、市販一冊自筆ノートだけを、持ち込みできます。11回以上の講義出席(QR登録)を単位取得条件とします。講義欠席理由を問わず、11回以下の講義出席(QR登録)の場合、単位取得不可とします。但し、冠婚葬祭・傷病・公欠等の公認証明書提出により10回以上の講義出席(QR登録)がある場合、単位取得可能とします。10回以下の講義出席の場合、次学期以降の再履修登録を行ってください。課題等に対するフィードバック:毎回講義中の質問に回答を行います。また毎回の小テスト前に講義において出題範囲を公開し、試験実施前の質問に回答を行います。

(2) 国内在住者の対面授業と海外在住者のZoom視聴授業の2つの方式兼用の場合、上記の対面授業での評価方式に準じます。

(3) 完全オンライ授業の場合は、毎回YouTube講義動画の視聴とレポート作成を行い、学期末一括提出により、また不定期実施の小テスト(Google Form利用)により、平均点成績評価を行います。

 受講生は、原則として、PC利用によるレポート作成及び小テスト(Google Form利用)受験を行います。対面授業の場合もオンライン授業の場合も、PC利用によるレポート作成(Word)と印刷・提出とし、また全5回小テスト(Google Form利用)を受験して下さい。

成績評価では、5回小テスト平均点と、全15回講義課題論述レポート評価点との「平均点」(6つの点数の平均点)で成績評価点を算定します。全15回講義課題論述レポートを点数評価(優80点, 良70点, 可60点、不可59点以下評価)します。

注意 上記単位取得条件を厳守して下さい。

【教科書】

教科書を使用しない
著者: 書名:必要に応じて、指示する 出版社:

【参考書】

適宜指示する
著者:古川澄明編著 書名:『自動車メガ・プラットフォーム戦略の進化』 出版社:九州大学出版会、2018年。
著者:加護野忠男/吉村典久(著) 書名:『1からの経営学』 出版社:ダイヤモンド社、2001年。
著者:ピーター・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳) 書名:『マネジメント』「エッセンシャル版] 出版社:碩学舎、2012年。