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情報ネットワーク論I 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営 3年以上 3年以上
2013年度以前入学生
箕輪 弘嗣 前期1コマ   経済   経営 3年以上 3年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

情報技術の基礎である通信ネットワーク技術の基本的な働きとその原理を理解する事を目標としており、本学の教育理念の「知識・技能(DP2)」、「思考・判断・表現力(DP3)」、「主体性・態度(DP6)」に貢献する.

【到達目標】

インターネットを含む、基本的なTCP/IPプロトコルのネットワークの知識習得を目指す。
1) 最も普及しており一般的なTCP/IPプロトコルについて基礎知識の獲得
2) TCP/IPの通信を使用した様々なプロトコル(HTTP, SSHなど)の基礎知識の習得
3) 通信形態(Server/Client方式, P2P など)の基礎知識の習得
4) TLS(/SSL)通信の重要性/浸透性/仕組みなどの基礎知識の習得

【授業計画】

■ 注意事項
- 自粛下にならない限り、対面講義のみを予定しております。(オンラインと対面講義の両方であるハイブリット講義は実施致しません)。
- オンライン講義用におけるテスト受験には、受験の様子を映せるカメラ(例:Webカメラ,スマホ・カメラ)を必要とします。
- 初回から授業を予定しております。できる限り教科書をご用意ください。
- 受講にはMoodle(ムードル)というLMS(講義管理システム)の使用の同意を要します。
--- Moodleを通じて講義資料の配布やレポートの受付、テストの実施を行います。
--- 欠席した場合もMoodleより講義資料を取得して下さい。
- オンライン講義になった場合、ZOOMを利用した講義を予定。ミーティングIDは講義案内システムを通じて連絡します。

■ 講義内容
1. サーバ/クライアント方式,パケット交換 pp.4-11
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

2. コンピュータネットワークと階層モデル pp.12-19
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

3. 通信ルールを定めるプロトコル/インターネットの役割 pp.20-26
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

4. アプリケーション層の役割/Webページを配信するHTTP pp. 32-37
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

5. Webサービス・Webアプリ / クッキーとセッション維持 Review+pp.38-43
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

6. 電子メール/パソコンのファイル共有 Review+pp.44-49
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

7. ファイル転送するFTP/コンピュータの遠隔操作 Review+pp.50-53
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

8. Voice over IP / 動画ストリーミング, ChromeデベロッパーツールでHTTPメッセージを見る pp. 54-57
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

9. トランスポート層の役割 / ポート番号 pp.59-67
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

10.TCP確実にデータを届ける仕組み, netstatコマンドでネットワーク状況を見る pp.68-79
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

11.インターネット層の役割, IPv4とIPv6 pp.84-89
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

12.IPアドレスの活用, ルーティングとは? pp.90-97
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

13.ルーターとルーティングプロトコル,トラブルを通知するICMP pp.98-110
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

14.アドレス変換 / ドメイン名 pp.111-121
+IPアドレスを自動的に割り振るDHCP, ipconfig, ping, tracert, nslookupコマンド等 pp.114-121
- 事前学修: 上記,講義範囲を理解できるまで予習する事
- 事後学修: 講義実施内容を理解できるまで復習する事

15. 最終確認テスト
- 事前学修: 試験範囲に従ってテスト勉強をして下さい
- 事後学修: 自己採点をしてください。

【予習・復習】

・予習:2.5時間,教科書の講義実施予定範囲を読み込み,理解する.
・復習:1.5時間,講義実施範囲を読み込み,必要ならネットで用語を調べ,質問されたら回答できる位理解する.

【授業関連科目】

・事前受講推奨科目:なし
・関連科目:情報ネットワーク論IIの受講希望者は本講義を受講する事を「強く」推奨

【成績評価方法・注意】

- 採点: 小テスト(最終テスト)80%、受験態度20%で評価する
※ ただし、小テストをレポートで代替する事があります。また、受講態度点は多少変動する可能性がございます。
- 単位認定:出席2/3以上必要である。
- 必要な物:スマホなど出席用PDFを閲覧できるネット可能なデバイス(出席届けのため)。
- フィードバック: 掲示板を通して総評する。

【教科書】

著者:リブロワークス 書名:スラスラわかるネットワーク&TCP/IPのきほん イラスト図解 出版社:ソフトバンククリエイティブ

【参考書】

適宜指示する
著者:TAC情報処理講座 書名:ネットワークスペシャリスト 2016年度版 出版社:TAC出版