ビジネス概論II | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 1年以上 | 経済 | 1年以上 | 経営 | 1年以上 | 商 | 1年以上 | ||
2013年度以前入学生 | |||||||||
三好 宏 | 後期1コマ | 法 | 1年以上 | 経済 | 1年以上 | 経営 | 商 | 1年以上 | |
備考 | 商学科優先,経営学科は教職コース生のみ | ||||||||
実務経験 | 内容 | 担当教員は、株式会社中国銀行での8年間の営業店勤務を経験しており、個人・法人との取引といった現場のビジネス知識を、ビジネス理論に加えて講義する。 | |||||||
授業との関連 | ビジネスは人の要素が大きく作用しており、必ずしも理屈道理には進まない。銀行での営業を中心とした勤務経験を、授業の折々に織り交ぜ、実践的な面も講義する。 |
本授業の目的は、主に商学科に入学した新入生が、自分の進路を見据えてより深く専門的な授業科目を修得できるようになるために、ビジネス活動の基本的内容やビジネスと商学分野の各科目との関連を理解できるようになることである。また、講師の実務経験を活かして、実践的な知識の修得にも努めてもらう。それを通じて、本学の教育目標である「専門学術の振興」への貢献を目指す。
授業目的に基づいて、次のことをできるようにすることが到達目標である。
1.ビジネスの主要主体である企業に関する基本的知識を身につけるようにする
2.ビジネス活動の基本的内容を具体例を用いて説明できるようにする
3.ビジネスと商学を構成する各学問分野との関連を大まかに理解できるようにする
4.ニュース、TV番組、インターネット等を通じて、ビジネスに関わる出来事に関心を持つようにする
「講義方法」
基本対面で行うので、日本滞在学生は全員月曜日午前9時に教室に来られることが前提である。
ただし、全面オンライン授業となった場合はZOOMライブ配信による授業、あるいは入国できない留学生や教室定員を超える履修者がいた場合には、対面とZOOMライブ配信のハイブリッド授業を実施する予定である(オンラインでの履修者のネット環境等により、対面授業の録画視聴とする可能性もあり)。
なお、教室定員を超えた場合は、全履修者を何グループかに分け、最低でも月に何回かは対面で授業を受けられるように配慮する。
(例.月の第1・第3・第5週を対面とするAクラス、第2・第4週を対面とするBクラスといった具合とし、対面以外の回はオンラインによるライブ受講をしてもらう予定)
授業は録画しYouTubeに限定公開するので、欠席した場合は、動画視聴により学習すること(公欠扱いも同様)。
ビジネス概論II(後期)では、ビジネス活動の内容や仕組みを商学という学問の枠組みで講義するが、I同様に授業を自分事にしてもらうため、予習として関連することを調べて来てもらう。
また、可能であれば適宜グループによる学習(アクティブラーニング)も取り入れる。
1.オリエンテーション:履修上の注意・ルールの確認等、ビジネスと商学との関連とは
事前学修:関心があるビジネスのニュースを調べてくる
事後学修:授業内容を整理する
2.商学とは:参考書序章1「商学とは」
事前学修:経済学と経営学、商学の違いを考えてくる
事後学修:授業内容を整理する
3.ビジネスとリスク:参考書序章2「循環、リスク、信頼」、3「大きな循環と小さな循環」
事前学修:自分の人生にはどのようなリスクがあるか、考えてくる
事後学修:授業内容を整理する
4.ビジネスと会社:参考書第1章「会社という制度」
事前学修:企業と会社の違いを考えてくる
事後学修:授業内容を整理する
5.市場競争の中での経営者の役割:参考書第2章「競争と経営」
事前学修:社長の仕事には具体的にどのようなことがあるかを調べてくる
事後学修:授業内容を整理する
6.ビジネスのお金の管理:参考書第3章「資金と債権の管理」
事前学修:自分の1週間のお金の動きを記録してくる
事後学修:授業内容を整理する
7.前半のまとめ、理解度確認
事前学修:これまでの内容を整理してくる
事後学修:理解でいていなかったことを復習する
8.お金とは何か:参考書第4章「貨幣という制度」
事前学修:お金の役割について調べてくる
事後学修:授業内容を整理する
9.銀行・証券・保険の役割:参考書第5章「金融という制度」、第6章「証券市場という制度」、
第7章「損失金融という制度」
事前学修:銀行、証券会社、保険会社の違いを調べてくる
事後学修:授業内容を整理する
10.ビジネスと法:参考書第8章「取引制度」
事前学修:ビジネスに関連する法律にはどのようなものがあるか調べてくる
事後学修:授業内容を整理する
11.商業と流通:参考書第10章「市場の拡大」
事前学修:自分の1週間の購買行動を記録してくる
事後学修:授業内容を整理する
12.物流:参考書第11章「ロジスティクスの展開」
事前学修:自分の宅配利用、あるいはバイトに関する体験をまとめてくる
事後学修:授業内容を整理する
13.貿易の仕組み:参考書第12章「国際取引のひろがり」
事前学修:自分の持っているものと他国との関連について考えてくる
事後学修:授業内容を整理する
14.インターネットと商業:参考書第13章「eコマースによる拡大」
事前学修:自分のネットでの買い物体験をまとめてくる
事後学修:授業内容を整理する
15.まとめ
事前学修:これまでの内容について疑問点を整理してくる
事後学修:これまでの内容の総復習する
予習(2時間程度):事前課題の考察、配布資料等の読了等
復習(2時間程度):授業内容の整理、事後課題の作成等
ビジネス概論I、経営学I・II、マーケティング論I・II、流通システム論I・II等。
成績評価方法:
毎回提出してもらう小テストとして位置づける課題(30%)、最終課題レポート(70%)による。提出された毎回の課題は、その場で解説するか、次回の授業で参考になるものを披露し解説する。最終課題は、提出締め切り後に解答のポイント等を掲示板にアップする。出席は、対面参加時も含めWebClassを用いて取る予定である。授業を欠席した場合は、録画動画を見てすみやかに毎回の授業課題を提出すれば出席扱いとする。
教科書を使用しない
著者:石原武政・忽那憲治 書名:商学への招待 出版社:有斐閣