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刑法II(総論2) 2単位 2014年度以後入学生
1年以上 経済 1年以上 経営    
2013年度以前入学生
加藤 摩耶 後期1コマ 1年以上 経済   経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

総論1を履修していることをふまえ、刑法の全体像についてさらに理解を深め、具体的な事案について刑法総論の各論点に則して検討することが出来るようになること。

【到達目標】

重要判例を知り、その内容を理解する。
具体的な事案を読み、それに対する刑法の条文の適用や解釈について説明することが出来るようになる。

【授業計画】

授業形態:講義 授業方法:受動型
※コロナ禍等により大学が閉鎖された場合、オンライン授業(youtubeによるオンデマンド)となる。

総論1で得た知識、考え方を発展させた論点に踏み込んでゆく。
すなわち、違法論において特に議論が対立し重要判例も多い正当防衛論を重点的に学び、
次に総論1で学んだ故意・錯誤論を意識しながら刑法における責任とは何かを再度考え、
さらに、基本的な犯罪のイメージである単独正犯による既遂犯に対比するものとして、
未遂犯、共犯を学ぶ。
最後に実務上重要となる罪数や適用範囲の問題について取り上げる。

1,ガイダンス(もしくは講演会)
予習は不要である。復習は聴いた内容をノートにまとめること。

2,正当防衛(1) テキスト144〜176ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

3,正当防衛(2) テキスト144〜176ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

4,緊急避難 テキスト178〜187ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

5,責任(1) テキスト188〜205ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

6,責任(2) テキスト188〜205ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する

7,未遂(1) テキスト208〜239ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

8,未遂(2) テキスト208〜239ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

9,未遂(3) テキスト208〜239ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

10、共犯(1) テキスト242〜313ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

11、共犯(2) テキスト242〜313ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

12、共犯(3) テキスト242〜313ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

13、罪数(1) テキスト314〜343ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

14、罪数(2) テキスト314〜343ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

15、刑法の適用範囲 テキスト344〜351ページ
予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する。

16.期末試験

【予習・復習】

 予習においては、テキストの事案について事前に読んでおく(2時間)
復習においては、授業中にとったノートを参照しつつ、テキストの判旨と解説の部分を熟読する(2時間)。

【授業関連科目】

刑法総論1、刑法各論、刑事訴訟法、憲法、刑事政策

【成績評価方法・注意】

期末試験と小テストにて評価する。期末試験は1問出題し、配点は50点である。
小テストは第3回、第9回、第14回に行う。各回20点満点で、50点を上限として成績評価に算入する。
期末試験においては教科書の持ち込みは許可しない(ノートの持ち込みは可)。
期末試験・追再試験終了後に解答のポイントを掲示板に掲示する予定である。
講演会があってレポート等を課した場合、出来によって期末試験に加算する(上限30点)。レポートの返却はしない。
毎回スマートフォンでQRコードを読み取って出席登録をしてもらうので、スマートフォンを持参すること。
※コロナ禍の影響により期末試験が実施できなくなった場合は、小テストの総計を5/3したものを総点とする。

【教科書】

著者:井田良・城下裕二 書名:刑法総論判例インデックス【第2版】 出版社:商事法務

【参考書】

適宜指示する
著者:西田紀之・山口厚・佐伯仁志 編 書名:別冊ジュリスト刑法判例百選1 出版社:有斐閣
著者:島伸一 編 書名:楽しい刑法 出版社:弘文堂
著者:井田良 丸山雅夫 書名:ケーススタディ刑法 出版社:日本評論社