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社会政策II 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済 2年以上 経営    
2013年度以前入学生
國光  類 前期1コマ 2年以上 経済 2年以上 経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

経済学部経済学科に係る専門科目(選択必修科目)として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。他学部の学生にとっては、「幅広い学習機会」にもなる。

【到達目標】

社会政策は、労働や生活の分野における様々な問題を解決するための、政府の諸政策を研究する学問です。経済学、法学、社会学、政策学など多くの学問分野からのアプローチがあり、その守備範囲も非常に広い。本講義は、初歩的な経済学の手法を使って政策を分析するとともに、政治学や行政学のアプローチを紹介する。

社会政策IIでは、政策の概念や政策の形成・実施・評価の過程を中心に解説する。
なお、到達目標は以下の通りである。
(1)経済学の理論とデータに基づいた分析手法を身につけること。
(2)政策の背景と効果について、評価できるようになること。

【授業計画】

1.ガイダンス
   事前学習:シラバスをよく読む。
   事後学習:講義内容を復習する。
2.政府の役割【参考書1の3〜4章】
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
3.公共財の最適供給理論(1)【参考書1の6章】
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
4.公共財の最適供給理論(2)
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
5.社会的厚生の基礎理論政策形成のモデル
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
6.政策循環モデル
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
7.ゴミ缶モデル
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
8.政策評価の手法【参考書2の3章・5章・12章】
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
9.費用便益分析
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
10.産業連関分析
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
11.包括分析法
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
12.公共規範
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
13.NPM
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
14.政府の失敗と組織管理
   事前学習:キーワードについて調べる。
   事後学習:確認問題を解く。
15.まとめ
   事前学習:分からないところをまとめる。
   事後学習:期末試験対策をする。

【予習・復習】

予習(30分程度)授業終了前に、次週講義のキーワードを発表します。
        分からない単語は、インターネットや参考書を利用して調べてくること。
復習(1時間程度)ノートをもとに、問題点(疑問点)を整理すること。
        分からないことは自分で調べるか、オフィスアワーや講義前に質問に来ること。

【授業関連科目】

ミクロ経済学の履修を前提に授業を進める。
中級ミクロ経済学を履修していることが望ましい。

【成績評価方法・注意】

成績評価:期末試験のみ
期末試験(100点)に基づいて評価する。
試験は、到達目標にどの程度到達したかを、穴埋め方式と記述方式で行う。
授業計画を変更することもある。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する
著者:J・E・スティグリッツ 書名:『スティグリッツ公共経済学・上 公共部門・公共支出』 出版社:東洋経済
著者:伊多波吉雄 書名:『公共政策のための政策評価手法』 出版社:中央経済社