【授業の目的】

授業の位置づけ（対応するディプロマポリシー）: DP1専門知識　DP3思考力　DP4 判断力　DP5 会話・文章力　DP6 意欲・責任感　DP9 倫理観
経営学部商学科に係る専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを目標とする。

【到達目標】

受講生が受講後に次のようなことができるようになること。
（１）輸出入に関する貿易取引の「しくみ」と「手続き」の知識を習得する。
（２）貿易事務の仕事に携わることができる

【授業計画】

授業の位置づけ（対応するカリキュラムポリシー）: CP1専門知識　CP3思考力 CP4 判断力　CP5　会話・文章力　CP6 意欲・責任感　CP9 倫理観

授業形態：講義・演習　授業方法：受動型

１．貿易取引の全体像（貿易取引の仕事内容と書類の流れ）
２．マーケティング（貿易対象国の市場調査・取引先の信用調査）
３．引き合いから契約まで（取引条件・決済条件・取引交渉）
４．売買契約書（英文売買契約書の読み方・契約書に記載する主な内容と一般的取引条件）
　　・事前学修：参考資料の英文売買契約書を読み込み、内容について概要を把握する
　　・事後学修：英文売買契約書の作成に際しての留意点をまとめる　　
５．貿易運送（海上輸送・コンテナ輸送・海上運賃・航空輸送・航空貨物運賃）
６．船積書類（船荷証券・商業送り状・梱包明細書・保険証券）
　　・事前学修：船積書類（船荷証券・商業送り状・梱包明細書・保険証券）を読み込んでおく
　　・事後学修：船積書類の内、船荷証券・商業送り状・梱包明細書を英文で作成してみる
７．外国為替（外国為替の種類）
８．外国為替市場（外国為替市場と外国為替相場）
９．決済:為替手形（荷為替手形の記載事項）
10．決済:信用状（信用状荷為替手形を利用した貿易取引・信用状無しの為替手形決済）
11．貿易に関わる保険（貨物海上保険・貿易保険・製造物賠償責任保険）
12．貿易関係法規（輸出貿易管理令・輸入貿易管理令・関税制度）
13．輸出手続きの流れ（輸出取引の流れ・通関までの諸手続き・輸出通関）
　　・事前学修：輸出手続きの流れの概要を読み込んでおく
　　・事後学修：輸出手続きに必要な書類をリストアップする
14．輸入手続きの流れ（輸入取引の流れ・搬入・貨物の引き取り・輸入通関）
　　・事前学修：輸入手続きの流れの概要を読み込んでおく
　　・事後学修：輸入手続きに必要な書類をリストアップする
15. 生産委託契約のドラフト作成における留意点（英文契約書作成の留意点）
　　・事前学修：契約書の英文と日本語訳を読み込み、契約内容について概要を把握しておく
　　・事後学修：生産委託契約書のドラフト作成に際しての留意点をまとめる
16．期末試験

【予習・復習】

予習（1時間程度）:　次回の授業内容に関する事前準備をすること。
復習（1時間程度）: 授業内容の確認する。

【授業関連科目】

国際取引論、貿易理論、外国為替論、貿易英語、国際経営論、外為法

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：　試験とレポートの両方
出席を前提として、毎回授業で配布するミニレポートと期末試験で評価する。ミニレポートについては次回の授業開始時に全体の講評をする。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

著者：日本貿易実務検定協会【編】　書名：図解　貿易実務ハンドブック（ベーシック版）　出版社：中央書院
著者：片山立志　書名：図解実務入門　よくわかる貿易書類入門　出版社：日本能率協会マネジメセンター