倫理学概論II | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 2年以上 | 経済 | 2年以上 | 経営 | 商 | ||||
2013年度以前入学生 | |||||||||
鈴木 亮三 | 後期1コマ | 法 | 2年以上 | 経済 | 2年以上 | 経営 | 商 | ||
備考 | 教職科目(2016年度以前入学生のみ) |
西洋倫理思想の概要とその思想史的位置づけについて、哲学者の主要テキストの抜粋を読みこみながら、そこにみられる根本思想を把握することにつとめる。それと同時に、思想史のなかでの意味と位置づけを提示していく。講義様式や扱うテキストについては、受講者数を勘案する。
倫理学の基本的かつ本質的考え方について、現代思想的な観点から理解する。これによって、現代世界に特有な思考様式の由来についての洞察を獲得する。現代社会を生きる上で、何が問題であるのか、自分自身がよく生きるためになにが重要であるかを考えることを目指す。
第1回:ガイダンス 倫理学とは何か
第2回:カントの倫理学―欲望と倫理の問題圏
第3回:ドイツ観念論の倫理学―宗教は倫理の代替となるか
第4回:若きヘーゲルの倫理学構想―愛と所有の問題
第5回:体系期のヘーゲル―労働とは何か
第6回:ヘーゲル以後の倫理学の動向―倫理学は過去のものか
第7回:カッシーラーの人間論―動物と人間の区別の再考
第8回:ジェイムズの禁欲論―宗教は禁欲が核心か
・事前学習:これまでの講義で配布されたプリントの復習
・事後学習:指示された書籍を手にとって自主的に学習する
第9回:シェーラーハイデガーの人間学―人間の過剰性にどう対処するか
第10回:ベルクソンの宗教・倫理
第11回:フロイトの欲望論―欲望の抑止が文明の進歩を生むのか
第12回:フロイトの共同体論―個人の欲望と共同体の存立
第13回:フランクフルト学派の哲学―言語的交通が倫理の基礎になるか
第14回:倫理学の課題
第15回:まとめ
・事前学習:レポート作成に向けて疑問点を洗い出す
・事後学習:「欲望」という概念をもとに、これまでの講義を読み直す
なお、上に掲げた予定について、変更もあり得る。詳しくは、第1回のガイダンス時に提示する。
予習;講義予定の哲学者たちの著作に図書館などでふれてなじんでおく。
復習;講義時に渡すプリントを読み直し、疑問点をあらいなおす。
倫理学、哲学等。
小レポートを適宜作成してもらう。これについては、どのような意見が出たかについて次の講義で紹介し、フィードバックとする。小レポートの評価も加味して成績評価する。
教科書を使用しない
参考書を使用しない