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金融論 2単位 2014年度以後入学生
1年以上 経済 1年以上 経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
渡辺 寛之 後期1コマ 1年以上 経済 1年以上 経営 2年以上 2年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置付け(対応するディプロマポリシー):DP1 専門知識,DP3 思考力,DP4 判断力
経済学部経済学科の専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。また、他学部の受講生に対しても、「幅広い学習機会の提供」となることを目標とします。

【到達目標】

本講義では金融論のエッセンスを基礎から丁寧に説明します。
到達目標は次のとおりです。
(1)貨幣の役割および金利・物価との関係を理解し、説明することができる
(2)日本の金融システムと金融仲介機関の役割について理解し、説明することができる
(3)金融市場および取引される金融商品について理解し、説明することができる

【授業計画】

1. イントロダクション:基礎概念の解説および授業内容、評価方法等の説明
2.貨幣の役割、物価との関係
3.単利と複利、実質利子率と名目利子率
4.金利の期間構造、利子率と債券価格の関係
5.マクロ経済変数と政策手段
6.近年の日本の金融政策の概観
7.日本の金融システム(資金調達構造、家計の資産運用、金融ビッグバン)
8.不良債権問題とメガバンクの変遷
・事前学習:参考書(家森)の該当箇所を読む
・事後学習:バブル崩壊以降の日本経済についてノートにまとめる
9.間接金融と直接金融、銀行による流動性の供給
10.銀行以外の金融機関および公的金融機関
11.プルーデンス政策、システミック・リスク
12. 金融市場の分類
13.金融商品(公社債・株式・投資信託・デリバティブ)
14.ファイナンスの基礎理論
・事前学習:参考書(家森)の該当箇所を読む
・事後学習:ファイナンスの基礎理論についてノートにまとめる
15. 講義のまとめ:これまでの講義内容の総復習、レポート課題の解説

【予習・復習】

予習(1時間程度)指定した文献を読み、疑問点や問題点を整理しておくこと。
復習(3時間程度)配布プリントの内容を復習し理解を深めるとともに、課題に基づいて発展的に探究し、レポートを作成すること。

【授業関連科目】

地域金融論、マクロ経済学、ミクロ経済学

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:試験とレポート両方

具体的には、レポート(50%)、期末試験(50%)の総合評価で行います。

【教科書】

教科書を使用しない

【参考書】

著者:家森信善 書名:はじめて学ぶ金融のしくみ 出版社:中央経済社
著者:家森信善 書名:ベーシックプラス 金融論 出版社:中央経済社