法学特殊講義I | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 1年以上 | 経済 | 経営 | 商 | |||||
2013年度以前入学生 | |||||||||
宍戸 圭介 | 後期1コマ | 法 | 1年以上 | 経済 | 経営 | 商 | |||
備考 |
DP1:専門知識、DP3:思考力、DP4:判断力、DP5:会話・文章力、DP9:倫理観
日常の諸問題に関して、論理的な分析や検討を行うスキルを身につける。
1.設問に対して(感情論ではなく)理論による分析や応答ができる
2.設問に対して、自分の意見を理論的に展開できる
3.形式を満たしたレポートを作成し、期日内に提出できる
第1回 ガイダンス
第2回 ドーピングは禁止すべきか?
・事前学修:テキストの該当部分を読み、問題を整理し、”自分の答え”を準備しておくこと(発言を求める場合アリ)
第2回については、ドーピングについての各種記事を軽くザッピングしておくこと
(オリンピックの関係もあり、この手の記事は豊富に報道されているだろう)
・事後学修:講義中に聞いた他の人の意見を参考に、もう一度”自分の答え”を検証すること
第3回 自分の臓器を売ることは許されるべきか?
・事前学修:テキストの該当部分を読み、問題を整理し、”自分の答え”を準備しておくこと(発言を求める場合アリ)
第3回については、臓器移植に関する報道記事などを軽くザッピングしておくこと
(「臓器移植ネットワーク」のサイトなども見ておくとなお良い。なお第4回以降も、少しで良いので関連情報を収集しておくこと)
・事後学修:講義中に聞いた他の人の意見を参考に、もう一度”自分の答え”を検証すること
第4回 犯罪者を薬物で改善してよいか?
第5回 ダフ屋を規制すべきか?
第6回 チンパンジーは監禁されない権利を持つか?
第7回 女性専用車両は男性差別か?
第8回 同性婚の婚姻を法的に認めるべきか?
第9回 相続制度は廃止すべきか?
第10回 児童手当は独身者差別か?
第11回 年金は世代間の助け合いであるべきか?
第12回 裁判員制度は廃止すべきか?
第13回 女性議席を設けるべきか?
第14回 悪法に従う義務はあるか?
第15回 国家は廃止すべきか?
本講義では、いわゆる「とっぽい」社会問題をテーマとした法哲学の入門書をテキストとし、これに解説を加える形で授業を行う予定である。
テキストの内容は難しくとも、設定されているテーマは大変興味深いものである。
読むほどに面白くなるので、各自教科書を必ず購入し事前に自習を頑張ること。
*なお、受講者の人数によっては、学生に報告を求める場合がある。
毎回1〜2時間、予習を行うこと。
また、各回に掲げられている「ブックガイド」を参考に、本講義終了までに2〜3冊は読書を行うことを推奨する。
法哲学、法社会学、法と論理
評価は複数回のレポートを中心として、受講態度などを加味して行う。スマホなどの使用は禁止する(電源を切りカバンに入れた状態で受講するように)。
レポートは形式を満たすようにして提出すること。なお、コピペによるレポートは試験の不正と同義と解し、即時失格とする。
著者:瀧川裕英 書名:問いかける法哲学 出版社:法律文化社
著者:平野・亀本・服部 書名:法哲学 出版社:有斐閣アルマ
著者:滝川・宇佐美・大屋 書名:法哲学 出版社:有斐閣
著者:戸田山和久 書名:論文の教室 出版社:NHKブックス