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思考の論理的形式I 2単位 2014年度以後入学生
1年以上 経済 1年以上 経営 1年以上 1年以上
2013年度以前入学生
九鬼 一人 前期1コマ 1年以上 経済 1年以上 経営 1年以上 1年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置付け:DP2一般知識、DP4判断力、DP8持続性
 命題倫理学の基礎を、統語論を中心に学ぶ。論理的思考力の基礎を鍛え、幅広く深い教養を培う。

【到達目標】

1.否定についての基本操作、二重否定・矛盾・背理法の意味について理解できるようになる。
2.ド・モルガンの法則に親しみ、推論連鎖で使えるようになる。
3.逆・裏・対偶を理解し、推論連鎖や誤謬推理についての問題が解けるようになる。

【授業計画】

一、授業の位置付け:CP2一般知識、CP3思考力、CP8持続性
二、授業の形態:講義
三、授業方法:受動型

1.「論理的」とは?
[授業目標]「ピアノの先生なら、器用である」か「ピアノの先生は、楽器が上手に弾ける」
2.推測と演繹の区別
[授業目標]推論の中でも、特に演繹に注目する
3.Aの否定とは主張Aの打消しである
[授業目標]否定語の働きを哲学的に考える
【休憩】:ブラックジャックの頬の傷の存在論
4.排中律 AかまたはAでない
[授業目標]排中律は自明ではないことを理解できる
5.二重否定・矛盾・背理法
[授業目標]背理法の基本を学ぶ
6.連言の導入則・連言の除去則 「かつ」とその仲間達
[授業目標]連言という結合子の特質を把握できる
7.選言の導入則・選言の除去則 喫茶店の「または」と違います
[授業目標]選言という結合子の特質を把握できる
【休憩】:「宇宙人と出合ったとき、自爆することが合理的であることについての、若干の補足」 
8.ド・モルガンの法則 選言の否定と連言の否定
[授業目標]ド・モルガンの法則を習得できるようになる〔ド・モルガンの法則は試験に頻出する重点項目です〕
(AかつB)でない=Aでない、またはBでない (AまたはB)でない=Aでない、かつBでない
9.条件法と「ならば」の否定
[授業目標]条件法という結合子の特質を把握できる
10.条件法と逆・裏・対偶
[授業目標]条件法の応用が出来る。逆・裏・対偶を習得する(次回小テスト)
11小テスト
12.推移律 AならばB BならばC のとき AならばC
[授業目標]条件連鎖の応用になれることができる
13.ド・モルガンの法則と条件法1.
[授業目標]ド・モルガンの法則を使った条件連鎖の応用になれることができる
14.ド・モルガンの法則と条件法2.
15.インターネットによる復習
[授業目標]今まで習ったことがらをHPを閲覧して復習する
16.期末試験
  期末試験は自筆ノートのみ持ち込み可。






【予習・復習】

予習一時間:HPその他で予習のこと。
復習二時間:配布資料の復習(必要事項は暗記の事)。

【授業関連科目】

思考の論理的形式II・こころの哲学

【成績評価方法・注意】

授業中、勉強のすすめを早い者勝ちで解かせる(解説を行なう)。また小テストを行い、添削して返却する。その他、授業中は指名して、課題に答えさせる。これらを総合的に判断して、平常点をつける。期末テスト:平常点=7:3

【教科書】

著者:野矢茂樹 書名:『入門!論理学』 出版社:中公新書

【参考書】