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税法IV 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済   経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
加藤 友佳 後期1コマ 2年以上 経済   経営 2年以上 2年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置づけ:DP1専門知識,DP3思考力,DP4判断力,DP9倫理観
 この授業では、国際取引に係る租税法について、映像資料等を取り入れながら学びます。国際租税法というと、難しいイメージかもしれませんが、最近ではドラマや映画にもなっているほど重要な分野となっています。税金というコストを削減していく国際的スキームを具体的にみていくと、普段耳にしているニュースが関係していたことに気づくはずです。

【到達目標】

国際経済における租税の影響について理解し、国際租税法の基本的構造を把握することを目標とします。

1、国際経済の問題を理解する
2、国際租税法の基本を理解する
3、国際的な観点から日本経済をみる目を養う

【授業計画】

授業の位置づけ:CP1専門知識,CP3思考力,CP4判断力,CP9倫理観
授業形態:講義
授業方法:受動型

第1回  イントロダクション
第2回  国税査察官とは
・事前学修:税法の基本原則について確認する
・事後学修:国際課税と日本税務当局について把握する
第3回  会長の息子の脱税スキーム
第4回  偽物ダイヤが海外旅行で本物に?
第5回  租税法の基本原則
第6回  国際租税法とは
第7回  租税条約
第8回  国内源泉所得
第9回  投資所得と源泉徴収
第10回 国外事業所得
第11回 外国企業が日本に進出するときのコストは?
第12回 二重課税の排除〜海外でも日本でも課税される?〜
第13回 課税権の確保〜たくさん課税したいけど逃げられたくない〜
第14回 国際的企業再編〜あの有名企業も裁判中〜
第15回 まとめ
・事前学修:国際課税について整理する
・事後学修:国際的な租税回避スキームとその問題点について検討する
第16回 定期試験

【予習・復習】

予習(1時間程度) 教科書の該当箇所を読んで概観をつかんでおくこと。
復習(1時間程度) 問題の関連条文や判例を把握し、理解すること。

【授業関連科目】

税法I、税法II、税法III、憲法、民法、家族法、行政法

【成績評価方法・注意】

試験のみ。講義は受動型で行う。
最終試験60% 中間試験(短答式テスト含む)40% 
セキュリティシートで出席をとるが,出席を単位の要件とはしない。

【教科書】

著者:水野忠恒他 書名:『テキストブック租税法〔第2版〕』 出版社:中央経済社 (税法I・II・IIIでも使用します)

【参考書】

参考書を使用しない