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研究演習2年 4単位 2014年度以後入学生
  経済   経営   2年以上
2013年度以前入学生
大石 貴之 通年1コマ   経済   経営   2年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置づけ(対応するディプロマポリシー):DP1専門知識、DP3思考力、DP6意欲・責任感
 本演習は、経営学部商学科にかかわる科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを目標とする。企業の実態分析、地域社会の把握・理解においては実地調査が必要となるが、本演習では実地調査の手法を理解し実践することを通じて、次年度以降、より質の高い卒業研究ができるようになることを目指す。

【到達目標】

 授業終了時までに、次のことを達成することを到達目標とする。
(1) 実地調査の方法や意義について説明することができる。
(2) 実地調査が、商学科の学びにどのように関連しているか説明することができる。
(3) 実地調査前の資料収集やデータ分析に関する技能を身につけることができる。
(4) 実地調査におけるインタビュー調査やアンケート調査の技能を身につけることができる。
(5) 実地調査後に、収集した情報をまとめ、レポートに表現することができる。

【授業計画】

授業の位置づけ(対応するカリキュラムポリシー):CP1専門知識、CP3思考力、CP6意欲・責任感
授業形態:演習   授業方法:能動型(アクティブラーニング)

 ※本演習の履修にあたっては、事前に担当者の面談を必ず受けること。事前の面談がない場合は、履修を希望しても受け入れない。


 本演習は、コースに関わらず実地調査を行うための技能習得を中心としたゼミである。前期では、実地調査の手法に関する技能の習得を目指す。後期では、前期の成果を踏まえ、学生自らが設定したテーマに基づいて実地調査を実践する。3年次には、各自が所属するコースの研究演習3年を選択してもよいし、引き続き大石の下で観光を中心とする研究を継続してもよい。
 なお、実地調査の実施に当たっては、授業外の時間に実施すること、交通費等の諸経費が発生することに留意すること。また、以下の授業計画は、履修者の希望に応じて変更する場合がある。


1. オリエンテーション(自己紹介、演習の進め方)
2. 実地調査とは
3. 実地調査の方法と手順
4. 調査実施前の作業(1):統計データの分析
5. 調査実施前の作業(2):ネットや書籍からの資料分析
6. インタビュー調査(1):インタビュー調査とは
7. インタビュー調査(2):インタビュー調査の方法
8. インタビュー調査(3):インタビュー調査の実践
9. アンケート調査(1):アンケート調査とは
10. アンケート調査(2):アンケート調査の方法
11. アンケート調査(3):アンケート調査の実践
12. その他の実地調査
13. 調査実施後の作業(1):図表の作成方法
14. 調査実施後の作業(2):レポートの作成方法
15. 前期のまとめ(後期に向けて)

16. オリエンテーション(前期を振り返って)
17. 調査テーマの選定
18. 調査対象地域の選定
   ・事前学修:調査対象として適切な地域を考えておくこと。
   ・事後学修:決定した調査対象地域の歴史や産業について調べておくこと。
19. 資料収集(1):書籍による資料収集
20. 資料収集(2):Webによる資料収集
21. 資料収集(3):統計データの収集
22. 質問項目の作成(1):定量的な質問項目
23. 質問項目の作成(2):定性的な質問項目
24. 実地調査の実施(1):観察調査
25. 実地調査の実施(2):聞き取り調査
26. 実地調査の実施(3):アンケート調査
27. 図表の作成(1):調査結果を表にする
28. 図表の作成(2):定量データをグラフにする
29. レポートの作成
   ・事前学修:実地調査で得られたデータを図や表にまとめておくこと。
   ・事後学修:レポートの構成を考えて、レポートが書ける準備をしておくこと。
30. 後期のまとめ

【予習・復習】

予習(2時間程度):次回実施する内容について、ネットや書籍等で調べておくとともに、疑問点を確認しておくこと
復習(2時間程度):授業で実施した内容について、その内容を確認しておくこと

【授業関連科目】

テーマパークデザイン論、地域づくり論、商学特殊講義、観光地計画論、地域マーケティングなどのフィールドスタディ科目の履修を求める。

【成績評価方法・注意】

 出席を前提として、調査技能が身についているかを判断するミニレポート数回と、前期・後期の各終了時にレポートを実施する(40%)。また、調査結果に関する成果発表(30%)、受講態度(30%)と合わせて成績評価とする。なお、レポート回収の次回授業時に課題の見解や総評について説明する。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する