【授業の目的】

授業の位置付け（対応するディプロマポリシー）：DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力

　経営学部商学科の専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。本講義は、金融リテラシーを基礎として、パーソナル・ファイナンス・プランニングの専門家である「2級FP技能士」に求められる専門的な知識を身につけ、さらに評価分析・提案能力の向上を図ることを授業目標とする。

【到達目標】

　国家検定試験の2級ファイナンシャル・プランニング技能検定・個人資産相談業務の実技科目のうち、Ｅ分野：不動産の分野に関する知識の７割程度理解できる。
1．不動産に関する専門用語について説明できる。
2．ファイナンシャルプランニングにおける不動産に関するプランニングの基礎的な考え方を身につける。

【授業計画】

授業の位置付け（対応するカリキュラムポリシー）：CP1専門知識、CP3思考力、CP4判断力
授業形態：講義
授業方法：受動型

1.ファイナンシャルプランニングと不動産運用設計（総論）
　　　不動産運用設計の基礎、実務に必要な知識・技能（プリント）
2.不動産の取得に係る関連法規：建築基準法に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第４章ケース１４
3.不動産の取得に係る関連法規：建築基準法に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第４章ケース１４
4.不動産の取得に係る税金：不動産の取得に関する課税関係の理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第４章ケース１４
5.演習I：不動産関連法規に関するまとめ
　　　事前学修：教科書：第４章ケース１４の事例について要点をノートにまとめる
　　　事後学修：演習問題について解説を読み、間違った点をノートにまとめる　　　
6.離婚に係る不動産の財産分与：財産分与、課税関係に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第４章ケース１５
7.離婚に係る不動産の財産分与：居住用財産の譲渡の特例に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第４章ケース１５
8.居住用財産の買換えの特例：居住用財産の買換えの特例・譲渡損失の特例に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第４章ケース１６
9.演習II：不動産の課税関係に関するまとめ
　　　事前学修：教科書：第４章ケース１５〜１６の事例について要点をノートにまとめる
　　　事後学修：演習問題について解説を読み、間違った点をノートにまとめる　　　
10.不動産の有効活用：有効活用の方式に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第４章ケース１７
11.不動産の有効活用：有効活用の方式、各種課税の軽減に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第４章ケース１７
12.不動産の証券化：証券化商品による資産運用の特徴の理解
　　　Ｊ-ＲＥＩＴの特徴、総合ポートフォリオ（プリント）
13.不動産投資：投資利回り計算、投資判断に関しての理解
　　　投資利回り計算、投資判断における分析手法（プリント）
14.演習III：不動産有効活用に関するまとめ
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第４章ケース１７、プリント
15.総合演習：不動産運用設計に関するまとめ
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第４章ケース１４〜１７
16.定期試験

【予習・復習】

予習１時間：授業のテーマについて教科書の全文を読み、不明点をノートにまとめること。
復習２時間：講義内容、小テストについて教科書等を使って復習すること。

【授業関連科目】

「ＦＰリスク・リタイアメントプランニング」、「ＦＰタックスプランニング」、「ＦＰ相続・事業継承」、「ＦＰ金融資産運用設計」の同時履修を推奨

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：小テスト、試験

　定期的に小テストを実施し、小テスト終了後に模範解答を配布して解説する。また、定期試験は計算問題、記述問題等によるテストを実施する。小テストに40点、定期試験に60点を配点する。
※セキュリティシートにより出席管理を行う。
※履修可能な者は、FP3級技能検定合格者、またはFP3級対応の授業の履修者（原則）

【教科書】

著者：きんざいファイナンシャルプランナーズセンター　書名：2018年度版 ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習（個人資産相談業務）　出版社：きんざい

【参考書】

適宜指示する