【授業の目的】

授業の位置付け（対応するディプロマポリシー）：DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力

　経営学部商学科の専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。本講義は、金融リテラシーを基礎として、パーソナル・ファイナンス・プランニングの専門家である「2級FP技能士」に求められる専門的な知識を身につけ、さらに評価分析・提案能力の向上を図ることを授業目標とする。

【到達目標】

　国家検定試験の2級ファイナンシャル・プランニング技能検定・個人資産相談業務の実技科目のうち、Ｆ分野：相続・事業承継の分野に関する知識の７割程度理解できる。
1．相続・事業承継における専門用語について説明できる。
2．相続対策・事業承継対策に関する基礎的な考え方を身につける。

【授業計画】

授業の位置付け（対応するカリキュラムポリシー）：CP1専門知識、CP3思考力、CP4判断力
授業形態：講義
授業方法：受動型

1.ファイナンシャルプランニングと相続・事業承継（総論）
　　　相続対策・事業承継対策の基礎、実務に必要な知識・技能（プリント）
2.贈与税額の算出：贈与税額の計算、贈与税の配偶者控除などに関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース２０
3.贈与税・相続税：生前贈与、相続時精算課税制度、贈与税・相続税の計算に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース２１
4.贈与税・相続税：生前贈与、相続時精算課税制度、贈与税・相続税の計算に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース２１
5.演習I：贈与税に関するまとめ
　　　事前学修：教科書：第５章ケース２０〜２１の事例について要点をノートにまとめる
　　　事後学修：演習問題について解説を読み、間違った点をノートにまとめる　　　
6.相続税額の算出：相続税の計算の流れに関しての理解（総論）
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース１９
7.相続税額の算出：課税価格の計算に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース１９
8.相続税額の算出：相続税額の計算に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース１９
9.演習II：相続税の計算に関するまとめ
　　　事前学修：教科書：第５章ケース１８〜１９の事例について要点をノートにまとめる
　　　事後学修：演習問題について解説を読み、間違った点をノートにまとめる　　　
10.相続財産の評価に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース１８
11.相続財産の評価：土地の評価に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース１８
12.相続財産の評価：小規模宅地等の課税価格の計算に関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース１８
13.演習III：不動産の相続評価に関するまとめ
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース１８
14.事業承継対策：取引相場のない株式評価、相続対策などに関しての理解
　　　教科書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章ケース２２
15.総合演習：相続対策に関するまとめ
　　　参考書：ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習　第５章
16.定期試験

【予習・復習】

予習１時間：授業のテーマについて教科書の全文を読み、不明点をノートにまとめること。
復習２時間：講義内容、小テストについて教科書等を使って復習すること。

【授業関連科目】

「ＦＰリスク・リタイアメントプランニング」、「ＦＰタックスプランニング」、「ＦＰ不動産運用設計」、「ＦＰ金融資産運用設計」の同時履修を推奨

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：小テスト、試験

　定期的に小テストを実施し、小テスト終了後に模範解答を配布して解説する。また、定期試験は計算問題、記述問題等によるテストを実施する。小テストに40点、定期試験に60点を配点する。
※セキュリティシートにより出席管理を行う。
※履修可能な者は、FP3級技能検定合格者、またはFP3級対応の授業の履修者（原則）

【教科書】

著者：きんざいファイナンシャルプランナーズセンター　書名：2018年度版 ＦＰ技能検定教本２級７分冊実技総合演習（個人資産相談業務）　出版社：きんざい

【参考書】

適宜指示する