【授業の目的】

授業の位置付け(対応するディプロマポリシー):DP1専門知識, DP3思考力, DP4判断力,　DP5文章力　
　国際社会の法である国際法に関する基本的な論点を検討することにより、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを目指す。

【到達目標】

国家の基本的権利義務について説明できる。
外交関係および領事関係に関する国際法上の基本的論点について説明できる。
国家領域に関する国際法上の基本的論点について説明できる。
海洋法に関する基本的論点について説明できる。

【授業計画】

1．国家の主権と管轄権(1)主権
2．国家の主権と管轄権(2)国家平等原則・不干渉原則
3．国家の主権と管轄権(3)管轄権
　・事前学修：教科書34〜35ページを読む。
　・事後学修：教科書とレジュメを参照しながら国家管轄権についてノートにまとめる。
4．国家の主権と管轄権(4)主権免除
5．国家機関(1)外交関係と領事関係
　・事前学修：教科書43〜44ページを読む。
　・事後学修：教科書とレジュメを参照しながら外交関係と領事関係についてノートにまとめる。
6．国家機関(2)外交特権・領事特権
7．国家機関(3)その他の特権免除
8．国家領域(1)国家領域の構造・領域の取得
9．国家領域(2)領域紛争の解決
10．国際化地域・空域・宇宙空間(1)国際化地域
11．国際化地域・空域・宇宙空間(2)空域・宇宙空間
12．海洋法(1)海洋法の歴史・領海
13．海洋法(2)国際海峡と群島水域・公海
14．海洋法(3)排他的経済水域・大陸棚
15．海洋法(4)深海底・海洋環境
16. 定期試験

【予習・復習】

予習(0.5時間程度):教科書の該当箇所をよく読んでおくこと。
復習(1.5時間程度):教科書とレジュメを参照しながら講義内容をノートにまとめておくこと

【授業関連科目】

国際社会と法I, III, IV

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：定期試験と小テスト
試験は定期試験で到達目標の達成度を短答式と論述式の問題により評価する。
小テストは短答式の問題により評価する。小テストについては授業で正解発表と解説をおこなう。

【教科書】

著者：加藤信行ほか編著　書名：『ビジュアルテキスト国際法』　出版社：有斐閣
著者：芹田健太郎編集代表　書名：『コンパクト学習条約集(第2版)』　出版社：信山社

【参考書】

著者：浅田正彦編著　書名：『国際法(第3版)』　出版社：東信堂