【授業の目的】

授業の位置付け:DP1専門知識, DP3思考力, DP4判断力, DP5文章力
　国際社会の法である国際法に関する基本的な論点を検討することにより、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを目指す。

【到達目標】

国際法の基本構造について説明できる。
国際法の法源に関する基本的論点について説明できる。
条約法に関する基本的論点について説明できる。
国家承認及び政府承認に関する国際法上の基本的論点について説明できる。

【授業計画】

1．国際法の基本構造(1)国際法の基本的性格
2．国際法の基本構造(2)国際法の歴史
3．国際法の基本構造(3)国際法の主体
4．国際法の基本構造(4)国際法と国内法の関係
5．法源・慣習法(1)国際法の法源
6．法源・慣習法(2)慣習法
7．法源・慣習法(3)慣習法と条約の関係・その他の法源
8．条約法(1)条約の成立
9．条約法(2)留保
10．条約法(3)条約の解釈・条約と第3国
11．条約法(4)条約の無効・終了・運用停止
12. 国家(1)国家と国際法　参考書
13．国家(2)国家承認
14．国家(3)政府承認・不承認原則
15．国家(4)国家承継
16. 定期試験

【予習・復習】

予習(0.5時間程度):教科書の該当箇所をよく読んでおくこと。
復習(1.5時間程度):教科書とレジュメを参照しながら講義内容をノートにまとめておくこと。

【授業関連科目】

国際社会と法II, III, IV

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：試験と小テスト
試験は定期試験で到達目標の達成度を短答式と論述式の問題により評価する。
小テストは短答式の問題により評価する。小テストについては授業で正解発表と解説をおこなう。

【教科書】

著者：加藤信行ほか編著　書名：『ビジュアルテキスト国際法』　出版社：有斐閣
著者：芹田健太郎編集代表　書名：『コンパクト学習条約集(第2版)』　出版社：信山社

【参考書】

著者：浅田正彦編著　書名：『国際法(第3版)』　出版社：東信堂