【授業の目的】

授業の位置付け（対応するディプロマポリシー）：DP1専門知識、DP3思考力

　経営学部商学科の専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。本講義は、パーソナル・ファイナンス・プランの専門家である「2級FP技能士」に求められる専門的な知識を身につけることを授業目標とする。また、国家資格である「宅地建物取引士」の基礎事項を身につけることを目標とする。

【到達目標】

　国家検定試験の2級FP技能検定・学科試験のＥ分野：不動産の知識が7割程度理解できる。また、宅地建物取引士の「権利関係」、「法令上の制限」、「宅建業法」の3分野について、基礎的な事項について理解できる。

【授業計画】

授業の位置付け（対応するカリキュラムポリシー）：CP1専門知識、CP3思考力
授業形態：講義
授業方法：受動型

1.不動産運用設計に関する基礎知識の理解
　　オリジナルプリント：不動産総論
2.不動産市況に関する基本事項の理解
　　オリジナルプリント：国内の不動産市況の動向
3.不動産に関連する法規制：都市計画法、都市計画マスタープランに関する基本事項の理解
　　教科書：Ｅ分野　不動産　第5章　第3節
4.不動産に関連する法規制：建築基準法に関する事項の理解
　　教科書：Ｅ分野　不動産　第5章　第3節
5.国内の中古住宅市場に関する基本事項の理解
　　オリジナルプリント：中古市場活性化に向けた取り組み
6.空き家問題に関する基本事項の理解
　　オリジナルプリント：空き家問題と解決に向けた取り組み
7.不動産の取引：不動産の賃貸借契約に関する借地借家法の理解（借地権）
　　教科書：Ｅ分野　不動産　第5章 第2節
8.不動産の取引：不動産の賃貸借契約に関する借地借家法の理解（借家権）
　　教科書：Ｅ分野　不動産　第5章 第2節
9.演習I：岡山県内の不動産市場に関するまとめ
　　レポート：発表・講評
10.不動産の取引：宅地建物取引業に関する基本事項の理解
　　　教科書：Ｅ分野　不動産　第5章 第2節
11.不動産に関連する法規制：区分所有法等に関する基本事項の理解
　　　教科書：Ｅ分野　不動産　第5章 第3節
12.演習II：不動産関連法規に関するまとめ
　　　教科書：Ｅ分野　不動産　第5章 第3節
13.不動産の有効活用、利回り計算、投資判断における各手法の理解
　　　教科書：Ｅ分野　不動産　第5章　第5節
14.不動産有効活用に関する基本事項の理解
　　　教科書：Ｅ分野　不動産　第5章　第5節
15.総合演習：不動産に関するまとめ
　　　教科書：Ｅ分野　不動産　第5章
16.定期試験

【予習・復習】

予習１時間（授業のテーマについて教科書の全文を読み、不明点をノートにまとめること）
復習２時間（講義内容、小テストについて教科書・参考図書等を使って復習すること）

【授業関連科目】

「金融資産運用・不動産II」、「相続・事業承継」、「タックスプランニング」の同時履修を推奨

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：試験、レポート
　定期的に小テストを実施し、小テスト終了後に模範解答を配布して解説する。レポートについてはコメントを付けて返却する。また、定期試験は〇×問題、穴埋め問題、記述式でテストを実施する。小テストに20点、レポートに40点、定期試験に40点を配点する。
※セキュリティシートにより出席管理を行う。
※履修可能な者は、FP3級技能検定合格者、またはFP3級対応の授業の履修者（原則）

【教科書】

著者：資格の大原ＦＰ講座　書名：’16−’17受験対策　しっかり学ぶFP技能士AFP2級テキスト　出版社：大原出版

【参考書】

著者：住宅新報社　書名：平成29年版 パーフェクト宅建 基本書　出版社：住宅新報社