シラバス1
【授業の目的】
現代社会においてその重要性を増している知的財産に関する法制度について、とりわけ特許法について説明する。
【到達目標】
知的財産法一般、および特許法の基本的な知識を習得し、あわせて初歩的な応用力を養うことをその目標とする。 たとえば、以下のような能力の習得を目指す。 1.知的財産とは何かを理解し、説明できる。 2.特許とは何かを理解し、説明できる。 3.特許権の取得手続きを理解し、説明できる。 4.特許権侵害につき理解し、その救済方法を説明できる。 5.特許権の利用と流通につき理解し、その方法を説明できる。
【授業計画】
本講義はオンライン(オンデマンド)授業と対面授業を実施する予定である。 どちらで受講する場合にも、各回受講レポートを提出すること。 レジュメ・補足資料は講義掲示板で配布する。 講義動画はYouTubeにアップロードしてそのURLを講義掲示板で告知する。 (学校閉鎖時は対面授業を行わず、オンライン(オンデマンド)授業のみ実施する)
第1回 知的財産法総論 知的財産権の意義 事前学修:『特許法・著作権法』序論に目を通す。知的財産の例につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第2回 特許法(1) 特許法総論 特許の対象―発明 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第1章第1節に目を通す。発明の例につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第4回 特許法(2) 特許の要件 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第1章第2節〜7節に目を通す。特許の要件につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第5回 特許法(3) 特許を受ける権利 職務発明 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第2章、第3章に目を通す。職務発明の例につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第6回 特許法(4) 取得手続1―出願 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第4章第1節に目を通す。出願手続きにつき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第7回 特許法(5) 取得手続2―審査・補正 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第4章第2節に目を通す。特許の審査・補正につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第8回 特許法(6) 取得手続3―登録・不服申立て 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第5章に目を通す。特許の登録・不服申し立てにつき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第9回 特許法(7) 特許権の効力 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第6章第1節、3節に目を通す。特許権の効力につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第10回 特許法(8) 特許権侵害1―直接侵害 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第7章第1節、2節、4節に目を通す。特許権の直接侵害につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第11回 特許法(9) 特許権侵害2―間接侵害・救済手法 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第7章第3節、第8章に目を通す。特許権の間接侵害と侵害からの救済手段につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第12回 特許法(10) 特許権の利用・流通1―ライセンスと譲渡 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第9章に目を通す。特許権の譲渡やライセンスにつき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第13回 特許法(11) 特許権の利用・流通2―ライセンスなく利用できる場合 事前学修:『特許法・著作権法』第I編第6章第2節に目を通す。特許権をライセンスなく利用できる場合につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第13回 実用新案法 実用新案の対象―考案 実用新案権 事前学修:実用新案法につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第14回 不正競争防止法による技術的創作の保護 不正競争防止法総論 営業秘密 限定提供データ 事前学修:不正競争防止法の営業秘密等の保護規定につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
第15回 特許権等の国際的保護 知的財産権の国際的保護 条約―パリ条約・特許協力条約(PCT)など 事前学修:特許権等の国際的保護につき調べる。 事後学修:配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。
課題
【予習・復習】
予習:1時間 教科書の当該箇所等に目を通すなど、上記の指示に従う。 復習:3時間 配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読み、レポートを作成する。
【授業関連科目】
知的財産法II(隔年開講)も履修することが望ましい(IとIIはどちらを先に履修しても問題ない)。 本科目は民法財産法各科目(特に契約法、物権法、不法行為法)、民事訴訟法、行政法、競争法などとも関連を有する
【成績評価方法・注意】
各回の提出レポートおよび試験(期末課題)により評価する。 出席は対面出席の場合はスマートフォンによる登録により、オンライン出席の場合レポートの提出により確認する。 提出レポートについては、可能であれば次回以降の授業でフィードバックするほか、必要に応じて掲示板でコメントする。期末課題についても、必要に応じて掲示板でコメントする。
【教科書】
著者:小泉直樹 書名:特許法・著作権法(第3版) 出版社:有斐閣
【参考書】
適宜指示する
シラバス2
【授業形態】
【授業方法】
受動型 |
アクティブラーニング |
その他 |
課題解決型 |
ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 |
○ |
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【受講生のPC等使用】
PC・タブレット (教室に備付) |
PC・タブレット (学生自身が準備) |
スマートフォン |
その他 |
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○ |
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【初年次教育】
【接続科目】
【評価(方法)手段】
評価(方法)手段 |
学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
CP1 |
CP2 |
CP3 |
CP4 |
CP5 |
CP6 |
CP7 |
CP8 |
CP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
評価(方法)手段 |
○ |
○ |
○ |
|
○ |
○ |
|
|
○ |
学習目標(比率) |
60% |
10% |
10% |
|
10% |
5% |
|
|
5% |
評価手段(比率) |
試験 |
50% |
35 |
5 |
5 |
|
5 |
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小テスト |
|
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|
|
|
|
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|
レポート |
50% |
25 |
5 |
5 |
|
5 |
5 |
|
|
5 |
成果発表 |
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受講態度 |
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|
|
その他 |
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対応するディプロマ・ポリシー(DP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
DP1 |
DP2 |
DP3 |
DP4 |
DP5 |
DP6 |
DP7 |
DP8 |
DP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
○ |
○ |
○ |
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○ |
○ |
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○ |
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