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簿記論V 2単位   経済   経営 1年以上
1年以上        
内田 浩徳 前期1コマ クラス:  

シラバス1

【授業の目的】

 経営学部経営学科に係る専門科目(選択必修科目)として,本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することが授業目標です。他学科の学生にとっては,「幅広い学習機会」にもなります。

【到達目標】

 受講生が受講後に以下のようなことができるようになることを到達目標としています。

1. 現金預金・手形・有価証券・固定資産の取得及び期末評価の処理ができる。

2. 引当金の会計処理ができる。


【授業計画】

<講義スタイル>
 この講義は対面講義で実施します。学校閉鎖時にはYouTubeを利用して講義(以下,オンライン講義とする。)をします。

 対面講義であってもオンライン講義であっても講義案内システムを通じて授業内容の開示や受講上の注意等を配信する可能性があります。また,対面講義であってもオンライン講義であっても修得試験と最終試験を実施します。
 
 なお,オンライン講義に関する資料等は,講義案内システムを通じて配信します。オンライン講義時には毎回課題を課します。課題は指定されたメールアドレスまで返信して下さい。

 また,WebClassで複数回,自主課題を課しますので,指定された期限までに課題の解答を送信してください。

<この講義のねらい>
 複式簿記は,はるか昔から利用されている手続きであり,諸君らが読んだことがある本に中にも登場することがあります。たとえは,デフォー『ロビンソンクルーソー』を挙げることができます。『ロビンソンクルーソー』は児童書などで読んだことがある人もいるかもしれませんが,その中では複式簿記の考え方が示されている箇所があります。
 そもそも複式簿記とは財産の変動と損益を二面的に捉えて記録する手続きをいい,それによって企業の財政状態や経営成績を明らかにし,利害関係者等の意思決定に有用な情報を提供することを目的としています。ロビンクルーソーの状況とは異なり,今日のように多くの人が市場に参加する時代においては,ある一定のルールがなければ,上記の簿記の目的を達成することはできません。本講義では,そのルール(簿記手続き)を学びます。

<講義内容>
 簿記論5では,現金預金,手形,有価証券,固定資産及び引当金に係る簿記処理を中心に講義します。その大まかな各コマにおける講義タイトルと主題は下記の通りになっています。

1 簿記論の基礎知識(教科書:第1章)
   事前学修:簿記論1〜4の内容を確認しておくこと
   事後学修:配布レジメの確認
2 現金預金の取引(教科書:第2章)
   事前学修:銀行勘定調整表に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
3 手形の処理(教科書:第3章)
   事前学修:手形の裏書き等に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
4 不渡りが起きた場合の簿記処理(教科書:第3章)
   事前学修:不渡りに関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
5 電子記録債権と電子記録債務(教科書:第3章)
   事前学修:電子記録債権債務に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
6 その他債権・債務(教科書:第5章)
   事前学修:債務の保証および未決算処理に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
7 売買目的有価証券(教科書:4章)
   事前学修:売買目的有価証券に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
8 満期保有目的債券(教科書:4章)
   事前学修:満期保有目的債権に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
9 子会社株式,関連会社株式及びその他有価証券(教科書:第4章)
   事前学修:子会社株式等に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
10 有形固定資産の割賦購入の簿記処理(教科書:第7章)
   事前学修:固定資産の割賦購入に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
11 有形固定資産の除却・廃棄の簿記処理(教科書:第7章)
   事前学修:固定資産の除却等に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
12 減価償却の方法(教科書:第7章)
   事前学修:減価償却の方法に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
13 貸倒引当金の簿記処理(教科書:第8章)
   事前学修:貸倒引当金に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
14 製品保証引当金・修繕引当金の簿記処理(教科書:第8章)
   事前学修:各種引当金に関する箇所を読んでおくこと
   事後学修:配布レジメの確認
15 前期のまとめ(教科書:第1章〜第5章・第7章〜第8章)
   事前学修:これまで学んだ箇所を再読しておくこと
   事後学修:配布レジメの確認

注意:
 新会計基準等の採用に伴う教科書改訂により一部講義内容が変更される可能性があります。第1回目の講義のさいに15回分の詳細をお示しします。その点にご留意下さい。


【予習・復習】

・予習の時間:2時間程度
 教科書を読むことで,当該時間に関連する仕訳の取引内容を把握しておくこと。

・復習の時間:2時間程度
 講義で行った取引について,再度教科書を読み,問題集を解くこと。


【授業関連科目】

簿記論1〜4,会計学,財務諸表論1〜2 など会計関連科目


【成績評価方法・注意】

<成績評価方法>
修得試験及び最終試験

<詳しい配点>
修得試験(50点)
最終試験(50点)
上記の到達目標をどの程度達成したのかについて仕訳問題や精算表の一部で評価します。
試験終了後に,掲示等にて講評を行います。

<注意>
1 出席について,対面時はセキュリティシートで,オンライン時は課題で取ります。
2 本講義はいわゆる簿記検定対策ではないことに留意してください。
3 人によっては速いペースかもしれませんので,必ず復習をしておいて下さい。
4 簿記論5は,簿記論1〜4の知識を前提として講義します。


【教科書】

著者:渡部裕亘・片山覚・北村敬子 書名:検定簿記講義/2級商業簿記 出版社:中央経済社
著者:渡部裕亘・片山覚・北村敬子 書名:検定簿記ワークブック (2級/商業簿記) 出版社:中央経済社


【参考書】

適宜指示する



シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
     

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング その他
課題解決型 ディスカッション
ディベート
グループワーク
ペアワーク
プレゼン
テーション
フィールド
スタディ
その他
             

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
   

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
     

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段        
学習目標(比率) 60% 10% 10% 10% 10%
評価手段(比率) 試験 50% 30 5 5 5 5
小テスト 50% 30 5 5 5 5
レポート
成果発表
受講態度
その他
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
       

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