シラバス1

【授業の目的】

西洋倫理思想の概要とその思想史的位置づけについて、哲学者の主要テキストの抜粋を読みこみながら、そこにみられる根本思想を把握することにつとめる。それと同時に、思想史のなかでの意味と位置づけを提示していく。講義様式や扱うテキストについては、受講者数を勘案する。

【到達目標】

倫理学の基本的かつ本質的考え方について、現代思想的な観点から理解する。これによって、現代世界に特有な思考様式の由来についての洞察を獲得する。現代社会を生きる上で、何が問題であるのか、自分自身がよく生きるためになにが重要であるかを考えることを目指す。

【授業計画】

＊この講義は対面で行う予定であるが、オンライン対応時にはZoomを用いて遠隔授業を行う。課題は講義掲示板やメールで提出してもらう。詳細については、講義でアナウンスする。

第1回：ガイダンス　倫理学とは何か
事前学習：倫理学となにかを調べておく
事後学習：配布資料のなかのテクストの復習と読解

第2回：古代ギリシアの倫理思想――ギリシア神話を中心に
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第3回：キリスト教の倫理思想――旧新約聖書を中心に
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第4回：カント倫理学の構想（1）――『実践理性批判』はどのような書物だったか
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第5回：カント倫理学の構想（2）――カントの宗教批判
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第6回：フィヒテの倫理学―道徳神学の徹底倫理学は過去のものか
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第7回： シェリングの倫理思想――カント・フィヒテからの離脱
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第8回： ヘーゲルの倫理思想――祭祀と労働の思考
事前学習：これまでの講義で配布されたプリントの総復習
事後学習：興味のある問題やテクストに関連した読書を図書館などで行う

第9回： ジェイムズの禁欲論―宗教の核心は禁欲か
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第10回：ベルクソンの宗教・倫理
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第11回：フロイトの倫理思想（1）欲望論―欲望の抑止が文明の進歩を生むのか
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第12回：フロイトの倫理思想（2）共同体論―個人の欲望と共同体の存立
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第13回：カッシーラーの人間論―動物と人間の区別の再考
事前学習：配布資料によるによる予習
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第14回：シェーラーハイデガーの人間学―人間の過剰性にどう対処するか
事前学習：配布資料をもとに、倫理学の課題について調べる
事後学習：配布資料のテクストの復習と読解を行い、図書館などで関連資料に触れる。

第15回：現代倫理学の課題
事前学習：レポート作成に向けて疑問点を洗い出す
事後学習：「欲望」という概念をもとに、これまでの講義を読み直す

【予習・復習】

予習２時間；講義予定の哲学者たちの著作に図書館などでふれてなじんでおく。
復習２時間；講義時に渡すプリントを読み直し、疑問点をあらいなおす。

【授業関連科目】

倫理学、哲学等。

【成績評価方法・注意】

小レポートを適宜作成してもらう。これについては、どのような意見が出たかについて次の講義で紹介し、フィードバックとする。小レポートの評価も受講態度として成績評価に加える。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する

シラバス2

【授業形態】

【授業方法】

【受講生のPC等使用】

【初年次教育】

【接続科目】

【評価(方法)手段】