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特別活動及び総合的な学習の時間の指導法 2単位 3年以上 経済 3年以上 経営 3年以上
3年以上        
吉田 信 前期1コマ クラス: 教職科目(教職コース生のみ),3年次生のみ
実務経験 内容 38年間にわたり関西高校、笠岡商業高校、玉野商業高校、岡山商業高校、岡山東商業高校で教師として教壇に立ち、そのうち岡山東商業高校、笠岡商業高校で5年間教頭として勤務、その後笠岡商業高校、津山商業高校、岡山東商業高校で7年間校長として勤務し高等学校教育に関する実務経験を積んだ。
授業との関連 38年間高等学校に勤務した経験をもとに「特別活動」及び「総合的な学習の時間」の企画運営並びに実践について言及し、理論的実践的知識や技術を教授する。

シラバス1

【授業の目的】

・生徒が様々な集団活動を通して、自己や学校生活上の課題の発見や解決に取り組み、心身の調和の取れた発達や個性の伸長、社会性の育成などを通して望ましい人間関係を指導できる人材を育成する。
・総合的な学習の時間と各教科等の相互の関わりを意識しながら、学校全体で育てたい資質・能力に対応したカリキュラム・マネジメントが行われるよう研究を深める。

【到達目標】

・中学校、高等学校における「特別活動」及び「総合的な学習の時間」の指導内容を理解し、その基礎的な知識を習得している。
・中学校、高等学校時代の特別活動を振り返り、事例研究等を通して、望ましい集団活動や心身の調和のとれた人間形成に向けた特別活動における実践的指導ができるようになる。
・中学校、高等学校時代に学習した「総合的な学習の時間」を振り返り、事例研究等を通して、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、 自己の生き方を考えていくための指導ができるようになる。


【授業計画】

【授業方法】
 この講義は対面講義で行います。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、オンライン授業「ZOOM」に切り替えることがあります。

1 「総合的学習の時間」ガイダンス:意義と目標、学習指導要領とその法的仕組み、各教科・分掌との関連
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『総合的な学習の時間編』」P1〜P17、P143〜P156、「高等学校学習指導要領解説『総合的な探究の時間編』」P1〜P20を読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
  ・事後学修:ノートの整理
2 「総合的な学習の時間」の教育課程への位置付け、学習原理
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『総合的な学習の時間編』」P18〜P61、「高等学校学習指導要領解説『総合的な探究の時間編』」P21〜P78を読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
  ・事後学修:ノートの整理
3 「総合的な学習の時間」の年間指導計画、実践、評価のプロセス、発表
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『総合的な学習の時間編』」P62〜P87、「高等学校学習指導要領解説『総合的な探究の時間編』」P79〜P102を読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。また、自分の中学校・高校時代に受けた「総合的な学習の時間」の授業を思い出しまとめてくる。発表準備。
  ・事後学修:発表者の内容を整理する
4 「総合的な学習の時間」のテーマ設定と各教科・領域との関連、単元構成の在り方、単元構成の具体
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『総合的な学習の時間編』」P88〜P119る、「高等学校学習指導要領解説『総合的な探究の時間編』」P103〜P132を読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
  ・事後学修:自分の中学校・高校時代に受けた「総合的な学習の時間」の授業を思い出しまとめてくる、発表準備
5 「総合的な学習の時間」の展開、発表
  ・事前学修:自分の中学校・高校時代に受けた「総合的な学習の時間」の授業を思い出しまとめてくる。また、自分の中学校・高校に出向き「総合的な学習の時間」の年間指導計画等の資料をいただいてき発表準備をする。
  ・事後学修:発表者の内容をまとめる
6 「総合的な学習の時間」の展開と地域との連携、発表
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『総合的な学習の時間編』」P140〜P142、「高等学校学習指導要領解説『総合的な探究の時間編』」P148〜P154を読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。出身校からいただいてきた資料を使い発表準備。
  ・事後学修:発表者の内容をまとめる
7 「総合的な学習の時間」の評価、指導技術のまとめ
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『総合的な学習の時間編』」P120〜P124、「高等学校学習指導要領解説『総合的な探究の時間編』」P133〜P138を読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
  ・事後学修:発表者の内容を分析したり評価の方法を各自考えをまとめる
8 「特別活動」ガイダンス:意義と目標、学習指導要領とその法的仕組み、各教科・分掌との関連
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『特別活動編』」P1〜P20、「高等学校学習指導要領解説『特別活動編』」P1〜P19を読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
  ・事後学修:ノートづくり
9 特別活動の基本的性格と教育活動全体における意義
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『特別活動編』」P21〜P39、「高等学校学習指導要領解説『特別活動編』」P20〜P35を読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
  ・事後学修:ノートづくり
10 学級活動・ホームルーム活動、「人間関係づくり」をテーマにしたホームルーム活動学習指導案作成
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『特別活動編』」P40〜P73、「高等学校学習指導要領解説『特別活動編』」P36〜P69を読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
自分の中学校や高校時代のホームルームで印象に残っていることをまとめてくる。
  ・事後学修:ホームルーム活動学習指導案作成
11 学級活動・ホームルーム活動 模擬授業
  ・事前学修:ホームルーム活動学習指導案作成
  ・事前学修:模擬授業の振り返り
12 生徒会活動、生徒会活動とホームルーム活動の関連、発表
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『特別活動編』」P74〜P91、「高等学校学習指導要領解説『特別活動編』」P70〜P85読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。また、自分の中学校や高校時代の生徒会活動で印象に残っていることをまとめてくる。
  ・事後学修:発表者の内容のまとめ
13 学校行事(1)学校行事の特質、授業時数等、国旗・国歌、儀式的行事、学芸的行事、健康安全・体育的行事、旅行・集団宿泊的行事、勤労生産・奉仕的行事等、発表
  ・事前学修::「中学校学習指導要領解説『特別活動編』」P92〜P112、「高等学校学習指導要領解説『特別活動編』」P86〜P103読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく。また、自分の中学校や高校時代の学校行事で印象に残っていることをまとめてくる。
  ・事後学修:発表者の発表内容のまとめ、ノートづくり
14 学校行事の指導、文化祭を企画する学習指導案作成、発表
  ・事前学修:各自どのような文化祭にしたいか考えをまとめ、学習指導案の作成
  ・事後学修:発表者の内容をまとめる
15 指導計画の作成と内容の取扱、評価について
  ・事前学修:「中学校学習指導要領解説『特別活動編』」P113〜P138、「高等学校学習指導要領解説『特別活動編』」P104〜P121を読んで疑問点をまとめて質問できるようにしておく自分の中学校・高校時代で年間どのような特別活動が行われているか考えをまとめてくる。
  ・事後学修:ノートの整理
16 定期試験

 
 ※ 教科書は、教員免許を取得する中学校又は高等学校のいずれかを購入すればよい。


【予習・復習】

講義を受講するに際して、予習2時間以上、復習2時間以上すること。
予習内容:授業で与えられた課題の調査、インタビュー、学習指導案の作成、発表の準備等
復習内容:授業の振り返り、ノートのまとめをして理解を深めること。 


【授業関連科目】

教職課程における道徳、生徒指導、教育相談等に関する科目


【成績評価方法・注意】

・試験、宿題・レポート、発表、授業への参加等により評価する。宿題やレポートは授業で発表してもらったり、提出をしてもらったりしながら指導評価していきます。
・コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い試験が実施されなくなった場合は、ZOOMによるオンライン試験を実施します。
・発表では、パソコンや書画カメラ等ICT機器も活用すること。


【教科書】

著者:文部科学省、文部科学省 書名:高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 特別活動編、中学校学習指導要領(平成29年告示)解説特 特別活動編 出版社:東京書籍、東山書房
著者:文部科学省 書名:中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総合的な学習の時間編 出版社:東山書房
著者:文部科学省 書名:高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総合的な探究の時間編 出版社:学校図書


【参考書】

適宜指示する



シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
   

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング その他
課題解決型 ディスカッション
ディベート
グループワーク
ペアワーク
プレゼン
テーション
フィールド
スタディ
その他
     

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
     

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
       

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段      
学習目標(比率) 60% 15% 5% 10% 5% 5%
評価手段(比率) 試験 60% 50 10
小テスト
レポート
成果発表 20% 10 5 5
受講態度 20% 10 5 5
その他
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
     

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