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民法総則 2単位 2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上
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倉持 弘 後期1コマ クラス: 『民法概説』を履修済みであること

シラバス1

【授業の目的】

本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。公務員試験などの試験科目に民法がある試験を受験しようという人を想定して、民法の総則編について解説する。

【到達目標】

受講生が受講後に次のようなことができるようになること。
1.法律行為とはどのようなものか、例をあげて説明できる。
2.行為能力の制限の制度について例をあげて説明できる。
3.代理について例をあげて説明できる。
4.時効制度について例をあげて説明できる。


【授業計画】

対面授業・オンライン授業のどちらでも、授業前に講義スライドを講義掲示板に掲載するので、予習としてそれを読むとともに、印刷などして授業時間には手元に用意しておくこと。また、ほぼ毎回WebClass上で予習課題、小テストを課す。
オンライン授業の場合、講義動画をYouTubeに掲載する。

この講義は5編構成の民法の第1編「総則」の部分を解説するものであるが、総則編には民法全体に共通して適用される規定が置かれているので、民法全体をある程度理解した上で履修することが望ましい。なお、総則編中の法人については『会社法概説』の講義で、取得時効については『物権総論』の講義で扱われる。

1.オリエンテーション、民法総則とは
 事前学習:教科書第1章を読む。「民法概説」の復習(小テストで出題する)。
 事後学習:パンデクテンシステムとはどういうものか。
2.人の出生と死亡、失踪宣告
 事前学習:教科書第3章第1節を読む。
 事後学習:失踪宣告の制度は何のためにあるか。
3.法律行為と意思表示
 事前学習:教科書第6章第1節〜第3節を読む。
 事後学習:法律行為・意思表示とは何か。
4.意思と表示の不一致
 事前学習:教科書第6章第3節〜第4節を読む。
 事後学習:意思と表示の不一致とはどういう問題か。
5.錯誤、詐欺・強迫
 事前学習:教科書第6章第4節を読む。
 事後学習:民法の詐欺取消しと消費者契約法による取消しの違い。
6.未成年者
 事前学習:教科書第3章第2節第3節を読む。
 事後学習:未成年者はどのように保護されているか。
7.成年の制限行為能力者、制限行為能力者の相手方の保護
 事前学習:教科書第3章第3節を読む。
 事後学習:成年後見にからむ諸問題。
8.中間試験、無効と取消し
 事前学習:教科書第8章を読む。
 事後学習:無効と取消しの異同。
9.代理の概略
 事前学習:教科書第10章第1節第2節を読む。
 事後学習:民法の代理とはどういうものか。
10.代理行為、代理権の濫用
 事前学習:教科書第10章第3節を読む。
 事後学習:代理行為の瑕疵、代理権の濫用とは何か。
11.無権代理、表見代理
 事前学習:教科書第10章第4節第5節を読む。
 事後学習:表見代理制度はなぜ必要か。
12.時効の概略
 事前学習:教科書第12章第4節を読む。
 事後学習:時効制度の意義。
13.消滅時効
 事前学習:教科書第12章第2節を読む。
 事後学習:消滅時効の起算点について考える。
14.取得時効・消滅時効に共通する原則
 事前学習:教科書第12章第3節を読む。
 事後学習:時効の完成猶予と更新について考える。
15.信義誠実の原則、条件・期限、物
 事前学習:教科書第2章第3節、第9章、第5章を読む。
 事後学習:信義誠実の原則について考える。
16.最終試験
 最終試験は対面・筆記で行う。それができない場合はWebClassで行う。

*六法は指定のものでなくても構わないが、2017年改正民法が掲載されているものを用意すること。


【予習・復習】

予習1時間:教科書該当ページを読み、課題(公務員試験過去問など)に答えること。
復習3時間:教科書を読み直して小テストを見直すこと。各回の事後学習について自分で考えてみること。


【授業関連科目】

民法概説、契約法、不法行為法、物権総論、担保物権、債権総論
民法概説は履修済みであること。


【成績評価方法・注意】

試験は定期試験と中間試験があり、どちらも持ち込み不可で行う。
ほぼ毎回WebClassで小テストを行う。
なお、試験・小テストは、市役所等の公務員試験の過去問から多く出題する。
評価手段の「その他」は、予習課題である。
注意
対面授業の場合でも、WebClassで出席登録を行うこと。
対面授業の場合でも講義動画をYouTubeに掲載するので、欠席者は必ずそれを視聴してWebClass上の課題を提出すること。


【教科書】

著者:永田・松本・松岡・横山 書名:民法入門・総則 第5版 出版社:有斐閣
著者: 書名:ポケット六法 令和4年版 出版社:有斐閣


【参考書】

適宜指示する



シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
     

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング その他
課題解決型 ディスカッション
ディベート
グループワーク
ペアワーク
プレゼン
テーション
フィールド
スタディ
その他
             

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
   

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
     

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段      
学習目標(比率) 50% 16% 16% 6% 6% 6%
評価手段(比率) 試験 65% 40 10 10 5
小テスト 31% 10 5 5 1 5 5
レポート
成果発表
受講態度
その他 4% 1 1 1 1
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
       

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