シラバス1
【授業の目的】
経営学部経営学科(情報コース)に係る専門科目において、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することである。
【到達目標】
本演習では、3年研究演習で学んだ品質経営(Quality Management)を基本とし、組織(企業,法人,行政等)の実例を学ぶ。その上で卒業論文作成の過程を通じて、提出後に次のような到達目標を目指す。 1)卒業論文を書く力を身につけることができる。 2)実例を通して、お客様が評価する質とともに、企業内での業務遂行の上で、いろいろな質が企業の経営に多大な影響を示すことについて捉えることができる。 3)対象となるテーマの質の評価は、組織からお客様への商品または製造物の提供が無くならない限り、あり続けるものであることを理解し、説明することができる。 4)品質経営について、多くの業種・業界に関連しているので、多くの企業の事例を交えながら、品質経営の考え方、評価について手法を理解し、説明することができる。 5)データの見える化について理解し、自分で分析・提示することができる。 6)仮説・検証の力を身につけることができる。
【授業計画】
この講義は, 1 対面講義で行います.なお,学校閉鎖時にはZoomを使用した講義となります.オンライン授業の場合,自分でMicrosoft officeが出来る環境であることが履修条件です. 2 履修修を許可されたものは,必ず教科書を講義の際,持参すること(教科書に沿って講義,課題があるため). 3 変更があれば,学内掲示板等を通じて連絡します. 4 全学的にオンライン授業となった場合,課題提出(毎回提出)は講義掲示板を通じて行う予定です. 5 対面の際は,配付資料とともに,毎回課題提出の予定です.詳しくは「成績評価方法・注意」を参照のこと.
本講義の受講条件:外部の本研究演習に関連する講演・発表会やフィールドスタディがある場合,参加が可能であること。
3年研究演習で学んだことをベースとするので3年研究演習の際に示した教科書や参考書(「ビジネスのための経営統計学」、「デミング賞のしおり」、「デミング賞・デミング賞大賞応募の手引き」、「デミング賞実施賞が考えるTQMモデル」、「品質管理検定(QC検定) 4級の手引き 一般」)の中で該当箇所および内容を適宜、事前にあらかじめ指示し、講義内,特に卒業論文の作成で活用することがあるので下記シラバス項目を参照し、留意のこと。
4年研究演習では、逐次、輪番制で卒業論文の状況について説明し,進行状況について,議論をすることでテーマの問題・課題や調べる事項は何かについて考察すること.
1.卒業論文の概要とテーマ設定1(概略) 教科書:第1章 ビジネスと統計 事前学修:卒論テーマの設定について自分の考えをまとめておくこと。 事後学修:講義を受けて、テーマの概要について自分の考えを整理・客観視しておくこと。
2.テーマの設定2(具体化) 教科書:第2章 webからのマクロデータの取得 事前学修:前回の講義を受けて、卒論テーマの設定について自分の考えを整理すること。 事後学修:講義を受けて、テーマ設定について再考・復習しておくこと。
3.テーマの決定と討論 教科書:第3章 経営データへの変換 事前学修:前回の講義を受けて、卒論テーマの設定について自分の考えを整理すること。 事後学修:講義を受けて、テーマ設定について自分の考えを整理・客観視しておくこと。
4.テーマにおける資料調査の検討(1)第一段階収集 教科書:第4章 データ分析―基礎編 事前学修:関係資料の調査を行い、現時点での資料の要求事項は何かを明確にすること。 事後学修:講義後、資料の内容を再度読み、復習すること。
5.資料調査による検討(2)第二段階収集 教科書:第5章 データ分析―中級編 事前学修:必要な資料を調べ、検討すること。 事後学修:講義後、資料の内容を再度読み、復習をすること。
6.テーマ設定理由の執筆 教科書:第6章 データ分析―上級編 事前学修:必要な資料を調べ、検討すること。 事後学修:講義後、資料の内容を再度読み、復習をすること。
7.テーマ設定、理由の議論 教科書:第7章 経営と統計の融合の必要性 事前学修:各自テーマ設定の理由を明確にするため、資料を検討する。 事後学修:議論での意見を参考に設定の理由を考察する。
8.短文の構成 参考書:論文の書き方 1章 事前学修:短文での論理構成の考え方を事前に調べて、理解しておくこと。 事後学修:短文構成の考え方および議論での意見を参考に設定の理由を考察する。
9.類似説明の比較 参考書:論文の書き方 2章 事前学修:説明の表現について、資料を探し、表現方法を調べておくこと。 事後学修:類似説明を参考に、論文の文章の考え方を復習する。
10.接続と論理展開 参考書:論文の書き方 3章 事前学修:論理展開の構成と事実の書き方を事前に調べておくこと。 事後学修:接続と論理展開の考え方を復習しておくこと。
11.用語説明の表現 参考書:論文の書き方 4章 事前学修:テーマに関わる一般的用語と専門用語について調べておくこと。 事後学修:文中での用語説明を具体的に書く方法を復習しておくこと。
12.論理的表現 参考書:論文の書き方 5章 事前学修:「論理的表現とは」どのようなことか事前に調べておくこと。 事後学修:論文中の論理的表現の考え方を復習しておくこと。
13.論理的表現と引用・参考文献 参考書:論文の書き方 6章 事前学修:引用・参考文献の復習をして理解をすること。 事後学修:論文での参考・引用文献の書き方と、前後の文章の考察をすること。
14. 中間発表(1)と質疑応答(1) 参考資料:履修者の論文の中間報告要旨 事前学修:各自の発表の構成を練って、発表準備をすること。 事後学修:各自の発表から参考すべき事項をまとめること。
15. 中間発表(2)と質疑応答(2) 参考資料:履修者の論文の中間報告要旨 事前学修:各自の発表の構成を練って、発表準備をすること。 事後学修:各自の発表から参考すべき事項をまとめること。
16.事実と仮説・検証 参考書:論文の書き方 7章 事前学修:仮説検証のあり方を調べておくこと。 事後学修:事実に至る仮説検証との関係を復習しておくこと。
17.全体構成の考え方 参考書:論文の書き方 8章 事前学修:中間発表を受けての全体構成を作り、補完すべき関連事項を調べておくこと。事後学修:補完すべき関連事項を復習しておくこと。
18.TQMモデル 参考書:デミング賞実施賞が考えるTQMモデル p1-4 事前学修:TQMモデルと卒業論文の関係を事前に整理すること。 事後学修:卒業論文で補完すべき関連事項を復習し、加筆しておくこと。
19.品質管理の変遷 参考書:デミング賞のしおり p1,2 事前学修:品質管理の変遷と卒業論文の関係を事前に整理すること。 事後学修:卒業論文で補完すべき関連事項を復習し、加筆しておくこと。
19.TQMの定義 参考書:デミング賞のしおり p3 事前学修:TQMの定義と卒業論文の関係を事前に整理すること。 事後学修:卒業論文で補完すべき関連事項を復習し、加筆しておくこと。
20.品質管理の組織 参考書:デミング賞のしおり p4 事前学修:デミング賞の受審組織の考え方と卒業論文の関係を事前に整理すること。 事後学修:卒業論文で補完すべき関連事項を復習し、加筆しておくこと。
21.品質管理の評価基準 参考書:デミング賞のしおり p5 事前学修:評価基準の考え方と卒業論文の関係を事前に整理すること。 事後学修:卒業論文で補完すべき関連事項を復習し、加筆しておくこと。
22.品質管理の効果 参考書:デミング賞のしおり p6 事前学修:特徴ある活動の考え方と卒業論文の関係を事前に整理すること。 事後学修:卒業論文で補完すべき関連事項を復習し、加筆しておくこと。
23.品質管理の診断・監査 参考書:デミング賞のしおり p7,8 事前学修:品質管理の診断・監査の考え方と卒業論文の関係を事前に整理すること。 事後学修:卒業論文で補完すべき関連事項を復習し、加筆しておくこと。 24.品質管理の評価基準(経営戦略) 参考書:デミング賞応募の手引き p33 事前学修:品質管理の評価基準の考え方と卒業論文の関係を事前に整理すること。 事後学修:卒業論文で補完すべき関連事項を復習し、加筆しておくこと。
25.品質管理の評価基準(TQMの適切な活用・実施) 参考書:デミング賞応募の手引き p33 事前学修:品質管理の評価基準の考え方と卒業論文の関係を事前に整理すること。 事後学修:卒業論文で補完すべき関連事項を復習し、加筆しておくこと。
26.品質管理の評価基準(TQMの効果) 参考書:デミング賞応募の手引き p34 事前学修:品質管理の評価基準の考え方と卒業論文の関係を事前に整理すること。 事後学修:卒業論文で補完すべき関連事項を復習し、加筆しておくこと。
27.卒業論文の完成に向けて(1) 参考となる資料:各自の卒業論文(案) 事前学修:卒業論文の構成や補完すべき事項等を事前に調べ、補完するよう調べて加筆すること。 事後学修:各自、指摘事項について関連事項を改訂し、来週の完成に向けて、執筆すること。
28.卒業論文の完成(2) 参考となる資料:各自の卒業論文(案) 事前学修:卒業論文の構成や補完すべき事項等を事前に調べ、補完するよう調べて加筆すること。 事後学修:完成後、来週の発表に向けて発表資料を作成すること。
29.卒業論文の発表(1) 参考となる資料:各自の卒業論文の発表資料 事前学修:卒業論文の発表資料とともに、口頭発表の準備をすること。 事後学修:発表後、論文の既知およびこれからの関連する事項を整理すること。
30.卒業論文の発表(2) 参考となる資料:各自の卒業論文の発表資料 事前学修:卒業論文の発表資料とともに、口頭発表の補完事項を完成させること。 事後学修:卒業論文に関する発表資料の最終整理を行うこと。
【予習・復習】
<授業1回当たりの予習・復習の時間> 予習の時間:1.5時間、復習の時間:2.5時間 <予習の目標値(内容)> 「授業前には、該当のテキス トの講義・演習箇所を読み、わからないところを明確にし、その箇所については事前学習し、予習すること。」 <復習の目標値(内容)> 「毎授業後には、「演習:電子提出ファイル」を提出すること。その後、演習中、理解できなかったところを復習して、理解しておくこと。」
【授業関連科目】
応用情報処理、経営統計学
【成績評価方法・注意】
出席:出席をとるのでスマートフォンを必ず毎回持参のこと。 成績評価方法:卒業論文および成果発表、受講態度で評価を行う。講義中、到達目標にどの程度達したかの卒業論文(60%,内容,作成までの意見交換の程度)、成果発表(20%,内容,プレゼン,質疑応答)、受講態度(20%,資料等の持参なしや居眠り,指定した以外でのスマホの使用は減点)の評価により総合評価を行う。履修したら,必ず60点以上を目指すこと。 受講態度は、すでに講義で話した内容を聞いてない、指示しているとおりに行っていない、講義を受ける準備が出来ていない(事前学修,事後学修)等についての採点し、評価する。 なお、履修者が提出したレポート等は、次回の授業で課題の中での特徴的な 見解や誤解などについてコメントする。疑問点については、適宜回答する。
【教科書】
著者:西敏明 書名:ビジネスのための経営統計学入門 出版社:日科技連出版
【参考書】
著者:清水幾太郎 書名:論文の書き方 出版社:岩波書店
著者:デミング賞委員会 書名:デミング賞のしおり 出版社:一般財団法人日本科学技術連盟内デミング賞委員会
著者:デミング賞委員会 書名:デミング賞・デミング賞大賞応募の手引き 出版社:一般財団法人日本科学技術連盟内デミング賞委員会
著者:デミング賞委員会 書名:デミング賞実施賞が考えるTQMモデル(しおり・手引き 別添資料) 出版社:一般財団法人日本科学技術連盟内デミング賞委員会
シラバス2
【授業形態】
【授業方法】
受動型 |
アクティブラーニング |
その他 |
課題解決型 |
ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 |
○ |
○ |
○ |
|
○ |
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|
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【受講生のPC等使用】
PC・タブレット (教室に備付) |
PC・タブレット (学生自身が準備) |
スマートフォン |
その他 |
○ |
|
○ |
|
|
【初年次教育】
【接続科目】
地域社会 |
国際社会 |
産業界 |
大学院進学 |
○ |
|
○ |
○ |
|
【評価(方法)手段】
評価(方法)手段 |
学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
CP1 |
CP2 |
CP3 |
CP4 |
CP5 |
CP6 |
CP7 |
CP8 |
CP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
評価(方法)手段 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|
○ |
○ |
|
学習目標(比率) |
20% |
20% |
20% |
20% |
|
|
10% |
10% |
|
評価手段(比率) |
試験 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
小テスト |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
レポート |
60% |
15 |
15 |
10 |
15 |
|
|
|
5 |
|
成果発表 |
20% |
5 |
5 |
5 |
|
|
|
5 |
|
|
受講態度 |
20% |
|
|
5 |
5 |
|
|
5 |
5 |
|
その他 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
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対応するディプロマ・ポリシー(DP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
DP1 |
DP2 |
DP3 |
DP4 |
DP5 |
DP6 |
DP7 |
DP8 |
DP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|
|
○ |
|
|
|