シラバス1
【授業の目的】
本講義では交渉をテーマにキャリアの考え方とコミュニケーションスキルを学びます。「交渉」と聞くとビジネスや国や国との駆け引き等、大きなテーマを思いがちですが日常生活の中にも様々な交渉的要素が存在します。本学の教育理念である「社会的人材の育成」を目標とし、互いが満足する結果を導くスキルを習得します。
【到達目標】
授業の内容を踏まえて次の5つのスキルを理解し実践できる。 1.交渉の基本を理解して対話を進めることができる。 2.キャリア形成を能動的に捉え行動に移すことができる。 3.自分も相手も大切にした表現を用いることができる。 4.合意形成に向け要望を満たす提案ができる。 5.相互理解と尊重を目的とした対人関係態度をとることができる。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション ― キャリア形成論IIIの目的理解 事前学修:キャリアとは何か調べてくること(標準学習時間30分) 事後学修:大学2年生の目標を具体的に考えること(標準学習時間60分)
第2回 交渉とキャリアの関係 ― 交渉力が必要とされる背景を学ぶ 事前学修:身近にある交渉事例について調べてくること(標準学習時間30分) 事後学修:就職活動に向けての行動計画を考えること(標準学習時間30分)
第3回 交渉の基本を知る ― 交渉の流れとゴールを学ぶ 事前学修:分配型交渉と統合型交渉について調べてくること(標準学習時間60分) 事後学修:統合型交渉の考え方を使った交渉事例を考えること(標準学習時間60分)
第4回 事前準備の方法 ― ミッションと目標を見つける 事前学修:交渉で解決したい事例を考えてくること(標準学習時間30分) 事後学修:事前学修の事例を実際に試してみること(標準学習時間30分)
第5回 対話の進め方 ― ラポールの形成方法 事前学修:初対面の人と会話を始める際の工夫について調べてくること(標準学習時間30分) 事後学修:先輩、後輩等に対して接する際に学びを活用してみること(標準学習時間30分)
第6回 相手を理解するための技術 ― 聴く力を学ぶ 事前学修:「聞く」と「聴く」の違いについて調べてくること(標準学習時間30分) 事後学修:「聴く」を実践して習慣にできるよう努めること(標準学習時間30分)
第7回 価値観の違いを見つける ― ゲームワークによる学習1 事前学修:複数人で話し合うときに意見をまとめる方法について考えてくること(標準学習時間30分) 事後学修:今回の学びを就職活動で活用できるようにまとめておくこと(標準学習時間30分)
第8回 合意形成を得る体験 ― ゲームワークによる学習2 事前学修:ファシリテーションについて調べてくること(標準学習時間30分) 事後学修:今回の学びを部活やサークル等の実践の場で活用すること(標準学習時間30分)
第9回 リフレクションと自己分析 ― 今までの学びの振り返りと自己理解 事前学修:自分の強みや弱みについて考えてくること(標準学習時間30分) 事後学修:自己分析の結果を基に、目標を生活に活かすこと(標準学習時間30分)
第10回 シンプルに伝える方法 ― 効果的な伝え方を学ぶ 事前学修:時事ニュースの中で気になるものを一つ調べてくること(標準学習時間30分) 事後学修:今回の学びを発表の実践の場で活用すること(標準学習時間30分)
第11回 交渉の心理学 ― 交渉の導入時に用いる心理テクニックを学ぶ1 事前学修:第3回で学んだ交渉の流れを復習しておくこと(標準学習時間30分) 事後学修:今回の学びを日常会話の場で活用すること(標準学習時間30分)
第12回 交渉の心理学 ― 交渉の途中に用いる心理テクニックを学ぶ2 事前学修:前回学んだ交渉テクニックを復習しておくこと(標準学習時間30分) 事後学修:今回の学びを日常会話の場で活用すること(標準学習時間30分)
第13回 課題解決の話し合い ― 就職試験問題に挑戦 事前学修:就職活動のグループディスカッションについて調べてくること(標準学習時間30分) 事後学修:他のテーマなどでの応用方法について考えること(標準学習時間30分)
第14回 総合演習I ― 交渉力プログラム体験(個人交渉) 事前学修:今までの学びを振り返ってまとめておくこと(標準学習時間30分) 事後学修:個人で行う交渉についてまとめておくこと(標準学習時間30分)
第15回 総合演習II ― 交渉力プログラム体験(団体交渉) 事前学修:前回の学びを複数人で行う想定で準備しておくこと(標準学習時間30分) 事後学修:複数で行う交渉についてまとめておくこと(標準学習時間30分)
第16回 定期試験
※毎回の授業ではプリントを配布する。 ※対話形式で授業を進める予定。毎時間ゲームワークや演習を行う為、前方に着席して欲しい。活発な受講態度と協力を期待する。 ※定期試験は記述式で行う。自筆のプリントは持ち込み可能であるためできる限り全講義に出席することが望ましい。 ※学生の人数、受講状況により内容や進め方の変更の可能性がある。様子を見ながら進めていきたい。「履修して良かった」と思える講義を目指したい。
【予習・復習】
配布プリントを再読すること。ファイルに閉じて授業に持参することが望ましい。
【授業関連科目】
キャリア形成論I、キャリア形成論IIの他、キャリアセンター主催の各種進路・就職対策講座
【成績評価方法・注意】
・定期試験にて記述式の試験を実施する。到達目標に記した内容の理解を基本得点とする。講義中のプリント及び自筆のノートは持ち込み可。辞書や参考書類の持ち込みは不可。日本語が母語でない学生に関しては、電子辞書の持ち込みを認める。 ・講義中に課題を出した場合のフィードバックは授業内で説明する。 ・最終評価試験のフィードバックとして、試験終了後に模範解答を解説する。
【教科書】
プリントを配布する
【参考書】
適宜指示する
シラバス2
【授業形態】
【授業方法】
受動型 |
アクティブラーニング |
その他 |
課題解決型 |
ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 |
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○ |
○ |
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【受講生のPC等使用】
PC・タブレット (教室に備付) |
PC・タブレット (学生自身が準備) |
スマートフォン |
その他 |
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【初年次教育】
【接続科目】
【評価(方法)手段】
評価(方法)手段 |
学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
CP1 |
CP2 |
CP3 |
CP4 |
CP5 |
CP6 |
CP7 |
CP8 |
CP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
評価(方法)手段 |
○ |
○ |
○ |
|
○ |
○ |
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学習目標(比率) |
20% |
20% |
10% |
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40% |
10% |
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評価手段(比率) |
試験 |
90% |
20 |
20 |
10 |
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40 |
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小テスト |
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レポート |
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成果発表 |
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受講態度 |
10% |
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10 |
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その他 |
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対応するディプロマ・ポリシー(DP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
DP1 |
DP2 |
DP3 |
DP4 |
DP5 |
DP6 |
DP7 |
DP8 |
DP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
○ |
○ |
○ |
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○ |
○ |
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