シラバス1
【授業の目的】
広い視野を持ち、社会事象を的確に捉えて解決する能力を育成する本学の教育理念の一端として、社会福祉に関する知識と情報は、多様化した現代社会においては必修であろう。近年問題視されている家族福祉、地域福祉とは何かに焦点をあて、社会福祉六法を基本に資料や事例を交えて説明し、福祉への関心と知識を深めていく。
【到達目標】
1.日常生活上の知識・情報として習得すると共に、国民が福祉の必要性と要望を高めている状況を理解する。 2.少子・高齢社会、地域社会の弱体化、家族形態や機能の変化を理解する。 3.豊かさの中の貧困をはじめとして、さまざまな生活困難問題が出現している現代社会に伴い、福祉制度も変化しているが、現実とのずれにも注目する。 4.児童福祉・高齢者福祉・障害者福祉・公的扶助等、福祉の基本理念であるノーマライゼーションに含まれ る真の意味を理解する。
【授業計画】
●授業形態:講義 ●授業方法:受動型 1.現代と社会福祉:基礎理解、社会福祉の法律と制度 (資料配布) 「福祉」の真の意味と身近な生活との関連を知る 事前学修:福祉に含まれる意味について、具体的に説明できるか考えておく 事後学修:配布資料の整理、福祉と生活について再度考えてみる 2.戦後日本の家族の変容:戦後の急激な復興と国民をとりまく福祉制度 (参考書第3章社会福祉の歴史) 出生率、結婚・家族形態の変化と福祉国家を目指した法律成立の経緯を知る 事前学修:戦後人々の生活形態の変容はどのような経緯を辿ったか調べてみる 事後学修:配布資料の整理 3.児童福祉:子どもをとりまく家庭環境−児童虐待− (参考書第9章児童家庭福祉) 虐待が子どもの成長に及ぼす影響を資料と具体例を通して説明する 事前学修:自身の幼少期に大人との関わりで、心に残っていることを書き出してみる 事後学修:配布資料の整理 4.児童福祉: −児童虐待の要因と対応− (資料配布) 映像と新聞記事等で情報を伝える 事前学修:メディァの報道等に関心を持ち記事の内容を考えてみる 事後学修:配布資料の整理 5.子どもをとりまく社会環境: −児童虐待と少年非行− 児童福祉法と少年法の関わりを事例を通して伝える 事前学修:子どもの成長にもたらす環境とその影響を考える 事後学修:配布資料の整理 6.子どもをとりまく社会環境: −非行少年の処遇について− 罪を犯した少年の社会自立を資料と映像で伝える 事前学修:罪を犯した少年はどのような過程を経て社会自立するのか調べる 事後学修:配布資料の整理 7.子どもをとりまく社会環境: −少子化− (参考書第2章社会福祉をとりまく環境) 海外の少子化対策について映像と資料を交えて情報を伝える 事前学修:少子化になった要因を調べる 事後学修:配布資料の整理 8.高齢者福祉: −高齢者をとりまく社会環境の変容− (参考書第10章高齢者福祉) (レポート作成提出) 事前学修:少子化と高齢社会との関わりについて考える 事後学修:配布資料の整理 9.高齢者をとりまく環境の変化と高齢者福祉: −長寿と健康寿命− 老老介護から認認介護へ・・・・映像と資料等で理解する 事前学修:身近で生活している高齢者と出来るだけ会話をしてみる 事後学修:配布資料の整理 10.新たな高齢者福祉施策に向けて: ―介護保険制度と認知症についてー 事前学修:地域の中で高齢者がどのように暮らしているのかを具体的に考える 事後学修:配布資料の整理及び高齢者の思いに寄り添ってみる 11.障害者福祉: −バリアフリーと合理的配慮− (参考書第11章障害者福祉) 自立支援と現状を映像とプリントを使用して日本と海外の違いを伝える 事前学修:障害があると日常生活にどのようなバリァがあるか考えてみる 事後学修:配布資料の整理と合理的配慮を自問してみる 12.障害者福祉: −障害者総合支援制度− 障害者の人権と真のノーマライゼーションとは何かを学ぶ 事前学修:自身は日常生活の中で無意識のうちに差別的言動がないか考える 事後学修:配布資料の整理 13.障害者福祉: −共に生きる社会とは− (資料配布) 事前学修:障害のある人が独自で暮らし続けられるには何が求められるかを考える 事後学修:配布資料の整理と障害について自身の気持ちを振り返ってみる 14.社会保障: −社会保障制度の体系− (参考書第7章社会保障) 事前学修:社会保障制度と社会福祉の関わりについて考える 事後学修:配布資料の整理 15.公的扶助: −生活保護制度とは− (参考書第8章低所得者福祉) 生活保護の必要性と現実との矛盾 事前学修:福祉対象者のニーズは許容出来ているか考えておく 事後学修:配布資料の整理と定期試験に向けてのまとめ 16.定期試験
【予習・復習】
講義を受講するに際して、予習・復習あわせて1時間以上は時間を取ること 予習内容:社会福祉に関する日々の報道・情報(テレビ・ラジオ・新聞・インターネット)等に常に関心を持つように心がける 復習内容:講義で習得した内容は参考書に目を通し現実社会にどのように浸透しているか、反面矛盾等を見い出して毎回の講義に臨む
【授業関連科目】
【成績評価方法・注意】
上掲の到達目標にどの程度達したかペーパーテストをする。選択式穴埋め問題や記述式問題等。記述式問題は到達目標の当該項目を踏まえて各自の考え方を記述する。講義後出席確認を兼ねた用紙を配布し、予習復習での疑問他を記述して提出し、次回の講義中に説明回答する。講義の中間でレポート(課題は講義中に伝える)を提出してもらい、すぐれたレポートの内容・考え方に補足説明を加えながら披露し、成績評価にも加点する。
【教科書】
プリントを配布する
【参考書】
著者:石田慎二/山縣文治編著 書名:社会福祉[第5版] 出版社:ミネルヴァ書房
シラバス2
【授業形態】
【授業方法】
受動型 |
アクティブラーニング |
その他 |
課題解決型 |
ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 |
○ |
|
|
|
|
|
|
|
|
【受講生のPC等使用】
PC・タブレット (教室に備付) |
PC・タブレット (学生自身が準備) |
スマートフォン |
その他 |
|
|
|
|
|
【初年次教育】
【接続科目】
【評価(方法)手段】
評価(方法)手段 |
学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
CP1 |
CP2 |
CP3 |
CP4 |
CP5 |
CP6 |
CP7 |
CP8 |
CP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
評価(方法)手段 |
|
○ |
○ |
|
○ |
|
○ |
|
|
学習目標(比率) |
|
60% |
20% |
|
15% |
|
5% |
|
|
評価手段(比率) |
試験 |
70% |
|
60 |
10 |
|
|
|
|
|
|
小テスト |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
レポート |
25% |
|
|
10 |
|
15 |
|
|
|
|
成果発表 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
受講態度 |
5% |
|
|
|
|
|
|
5 |
|
|
その他 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
対応するディプロマ・ポリシー(DP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
DP1 |
DP2 |
DP3 |
DP4 |
DP5 |
DP6 |
DP7 |
DP8 |
DP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
|
○ |
○ |
|
○ |
|
○ |
|
|
|
|