シラバス1

【授業の目的】

法学に関する専門知識等の習得に向けて、現代社会においてその重要性を増している知的財産に関する法制度、とりわけ特許法について説明する。

【到達目標】

知的財産法一般、および特許法の基本的な知識を習得し、あわせて初歩的な応用力を養うことをその目標とする。 たとえば、以下のような能力の習得を目指す。
１．知的財産とは何かを理解し、説明できる。
２．特許とは何かを理解し、説明できる。
３．特許権の取得手続きを理解し、説明できる。
４．特許権侵害につき理解し、その救済方法を説明できる。
５．特許権の利用と流通につき理解し、その方法を説明できる。

【授業計画】

第1回　知的財産法総論（１）
　知的財産権の意義
第2回　知的財産法総論（２）
　知的財産権の分類・歴史
第3回　特許法（１）
　特許法総論
　特許の対象―発明
第4回　特許法（２）
　特許の要件
第5回　特許法（３）
　特許を受ける権利
　職務発明
第6回　特許法（４）
　取得手続１―出願
第7回　特許法（５）
　取得手続２―審査・補正
第8回　特許法（６）
　取得手続３―登録・不服申立て
第9回　特許法（７）
　特許権の効力
第10回　特許法（８）
　特許権侵害１―直接侵害
第11回　特許法（９）
　特許権侵害２―間接侵害・救済手法
第12回　特許法（１０）
　特許権の利用・流通１―ライセンスと譲渡
第13回　特許法（１１）
　特許権の利用・流通２―ライセンスなく利用できる場合
第14回　特特許法以外による技術的創作の保護
　不正競争防止法―営業秘密
　実用新案法
第15回　特許権等の国際的保護
　知的財産権の国際的保護
　条約―パリ条約・特許協力条約（PCT）など

【予習・復習】

予習：30分
　教科書の当該箇所に目を通す。具体的には、
　第1回・第2回　序論
　第3回　第I編第1章第1節
　第4回　第I編第1章第2節〜7節
　第5回　第I編第2章、第3章
　第6回　第I編第4章第1節
　第7回　第I編第4章第2節
　第8回　第I編第5章
　第9回　第I編第6章第1節、3節
　第10回　第7章第1節、2節、4節
　第11回　第7章第3節、第8章
　第12回　第I編第9章
　第13回　第I編第6章第2節
　第14回以下　追って指示する
復習：4時間
　配布レジュメ・資料、教科書の当該箇所を再読し、参考書や取り上げた判例などを読む。

【授業関連科目】

知的財産法II（隔年開講）。また民法財産法各科目（特に契約法、物権法、不法行為法）、民事訴訟法、行政法などとも関連を有する

【成績評価方法・注意】

筆記試験（記述・論述式）のみにより評価する（筆記試験には授業中の小テストを含む場合がある）。
なお、筆記試験については、実施後に模範解答を配布する。

【教科書】

著者：小泉直樹　書名：特許法・著作権法　出版社：有斐閣
著者：角田政芳・編　書名：判例付き 知的財産権六法2018　出版社：三省堂

【参考書】

適宜指示する

シラバス2

【授業形態】

【授業方法】

【受講生のPC等使用】

【初年次教育】

【接続科目】

【評価(方法)手段】