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研究演習2年 4単位   経済   経営 2年以上
         
内田 浩徳 通年1コマ クラス:  

シラバス1

【授業の目的】

対応するディプロマポリシー:DP1 専門知識,DP4 判断力,DP5 会話・文章力,DP7 協調性

本講義は,本学の教育目標の1つである「専門学術の振興」に貢献することを目標としている。

【到達目標】

本演習は,以下のようなことができるようになることが到達目標である。

目標1 議論に望む上で必要なスキルを会得すること。
目標2 会計基準の導入と経済事象の関係を考えること。


【授業計画】

<本演習のねらい>
 皆様は『会計』に関わる職業にどのようなイメージを持っているだろうか?人によっては「何か堅そう」だとか「一日中机に向かってそう」だとかというイメージを持っているかもしれない。本当にそのイメージは正しいのだろうか?
 たとえば,企業の会計を担当する部署である『経理部』。経理部はお金を管理する専門職である。そのお金の管理には,企業外部に会計情報を提供するもの(財務会計)及び企業内部に会計情報を提供するもの(管理会計)とがある。後者の管理会計は,企業内部の利害関係者に会計情報を提供することが目的である。管理会計では原価管理や予算管理などを行うが,これら作業は経理部だけで完結するものではなく,様々な部署との連携を通じて達成される。各部署にはそれぞれの利害が存在し,予算等の関係上,経理部はそれをすべて請け負うわけにはいかない。実際の会計実務では,経理部と他の部署との『交渉』を通じて最終的な書類などが作成されることになる。
 また,会計の代表的な資格として『税理士』がある。税理士の主要業務には,税務代理,税務書類の作成及び税務相談がある。これら3つの主要業務を行う上で重要なのは,クライアントの意図を正確に把握する『コミュニケーション能力』である。
 このように実際に会計に関する職業に就いた場合,会計の知識はさることながら人と話すことも極めて重要になる。以上の点より本演習では,ディスカッションの方法と会計の知識取得を目的として講義する。

<演習内容>
 前期演習テーマはディスカッションについて馴染むこと,後期演習テーマは会計基準の導入が経済現象とどのように関係しているかを考えること,である。その大まかな内容は以下の通りである。なお,講義の進行状況などにより多少の前後することがある。

1. 前期オリエンテーション
2. 班の決定とグループワーク
3. 自分でものごとを考えるときのポイントってなに?
4. 図書館講習
5. 相手に伝える内容を取捨選択する
6. ブレインストーミング1
7. ブレインストーミング2
8. ブレインストーミング3
9. 議論の仕組みを知る1
10. 議論の仕組みを知る2
11. 実際に議論してみる1
12. 議論の講評と課題
13. 実際に議論してみる2
14. 議論の講評と今後の課題点
15. 前期まとめ
16. 後期オリエンテーション
17. 目次からその本の内容を考えてみよう!
18. 本に線を引いて自分のものにしよう!
19. 本を読んでまとめてみよう!
20. 第1章『会計基準の影響力は極めて大きい』
21. 第2章『会計ビッグバンが不況をまねいた』
   事前学修:会計ビックバンとは何かを雑誌等で把握する
   事後学修:会計ビックバンの概要をまとめる
22. 課題に係るグループワーク
23. 会計と経済活動との関係に係る議論1
24. 第3章『日本的経営はなぜ消えていったのか』
25. 第4章『そしてリストラが加速した』
26. 課題に係るグループワーク
   事前学修:興味のある業界で代表的な企業を5社調べる
   事後学修:その企業の財務諸表を入手し各社の特徴をレポートのまとめる
27. 会計と経済活動との関係に係る議論2
28. 最終報告会1
29. 最終報告会2
30. 後期のまとめ

<受講者への注意点>
 本演習はグループワークが中心になる。ゆえに,諸君らの積極的な講義への参加姿勢に期待している。


【予習・復習】

・予習の時間
1回〜4回,15回〜20回,30回:1時間程度
5回〜14回,21回〜29回:2時間程度

(詳細)
 1回〜4回:新聞や雑誌を読み時事問題を把握しておくこと。
 5回〜15回:ブレインストーミングや議論に係る資料を探すこと。
 16回〜19回:本の読み方に関する資料を読んでおくこと。
 20回〜30回:教科書を読み内容を理解しておくこと。

・復習の時間
第1回〜30回:1時間程度

(詳細)
1回〜30回:関連著書を読んでおくこと。


【授業関連科目】

会計学基礎1〜2・簿記論1〜4・会計学1〜2など会計関連科目


【成績評価方法・注意】

<成績評価方法>
試験なし。

 成績は,演習中に設置した課題,質疑及び提出物(設定課題及び質疑80%,提出物20%)で評価する。また,発表及び課題テーマについて,発表後に講評を行う。

<注意>
出席が大前提であり,何らかの理由で欠席する場合は,それを証明できるものを持参されたい。


【教科書】

著者:大畑伊知郎 書名:日本経済を壊す会計の呪縛 出版社:新潮新書


【参考書】

適宜指示する



シラバス2

【授業形態】

講義 演習 実習・実技 実験
     

【授業方法】

受動型 アクティブラーニング フィールドスタディ 問題解決型 その他
     

【受講生のPC等使用】

PC・タブレット
(教室に備付)
PC・タブレット
(学生自身が準備)
スマートフォン その他
       

【初年次教育】

 

【接続科目】

地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
       

【評価(方法)手段】

評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段          
学習目標(比率) 50% 10% 20% 20%
評価手段(比率) 試験
小テスト
レポート 10% 10
成果発表 70% 40 10 10 10
受講態度 20% 10 10
その他
対応するディプロマ・ポリシー(DP) 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
                 

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