シラバス1
【授業の目的】
授業の位置づけ(対応するディプロマポリシー):DP1専門知識、DP2一般知識、DP3思考力、DP4判断力、DP5会話・文章力、DP6意欲・責任感、DP7協調性、DP8持続性 幅広く深い教養および総合的な判断力を養う全学部共通の教養科目として、本学の教育目標の1つである「幅広い学習機会の提供」に貢献することを目標とする。
【到達目標】
この授業では、受講生が受講終了までに以下のようなことができるようになることを到達目標とする。 1.ストレスの多い現代社会の中で、人は自己の欲求と社会や他者の要請との間で調整をはかりながら精神的健康を保ち適応していくことを具体的事例を挙げて説明できる。 2.心理学的ストレス理論に基づいて適応プロセスに影響する主要な要因を具体的に取り上げ、それらの影響メカニズムについて説明できる。 3.ストレスに対処する予防的なマネジメントの知識と技法を学び、それらについて述べることができるとともに、必要なときには各受講生が自分のストレス対処に応用して実践できる。
【授業計画】
1.ストレスとは何か 事前学修:参考書「小杉(2002)」の第1章と第2章を参考にして、一般にストレスと呼ばれている現象の構成概念と研究史について事前に調べておくこと。 事後学修:教科書と配布プリントの内容を復習するとともに、ストレスについて発展的に探究し、ノートに整理すること。 2.心理学的ストレス理論の構成要素 事前学修:参考書「小杉(2002)」の第3章を参考にして、医学的・生理的ストレス理論と心理学的ストレス理論の基本的な考え方について事前に調べておくこと。 事後学修:教科書と配布プリントの内容を復習するとともに、心理学のストレス理論について発展的に探究し、ノートに整理すること。 3.心理学的ストレス理論の関連要因 事前学修:参考書「小杉(2002)」の第4章を参考にして、代表的な心理学的ストレス理論を構成する認知的評定やコーピングについて事前に調べておくこと。 4.ストレスをもたらす対人関係 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第1章(p.1〜p.18)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 事後学修:教科書と配布プリントの内容を復習するとともに、ストレスと対人関係との関連について発展的に探究し、ノートに整理すること。 5.ストレスに対するコーピングの役割 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第2章1節と2節(p.19〜p.22)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 6.対人的ストレスコーピングと精神的健康 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第2章3節と4節(p.28〜p.38)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 7.コーピングの測定 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第3章(p.39〜p.52)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 8.自己概念と適応 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第4章(p.53〜p.65)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 9.自己開示と適応 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第5章(p.67〜p.82)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 10.社会的スキルと適応 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第6章(p.83〜p.95)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 11.ソーシャルサポート研究の基礎 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第7章1節〜3節(p.97〜p.107)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 12.ソーシャルサポートのストレス緩衝効果 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第7章4節〜6節(p.108〜p.115)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 13.ソーシャルサポートの互恵性と適応 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第8章(p.117〜p.134)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 14.学校におけるストレス・マネジメント 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第9章(p.135〜p.152)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 15.職場におけるストレス・マネジメント 事前学修:教科書「谷口・福岡(2006)」の第10章(p.153〜p.163)を事前に読んで分からない点を整理しておくこと。 16. 定期試験
【予習・復習】
予習(1時間程度)参考書の該当事項を事前に調べたり、教科書の該当箇所を事前に読んで、疑問点や問題点を整理しておくこと。 復習(3時間程度)教科書と配布プリントの内容を復習し理解を深めるとともに、各回の課題に関連する事項について発展的に探究し、ノートに整理すること。
【授業関連科目】
こころの科学
【成績評価方法・注意】
成績評価方法:試験とレポート両方 上掲の到達目標にどの程度到達したかを記述式の試験問題を作成して期末試験を実施し、その結果に基づいて評価する(配点は70点満点)。さらに、毎授業時に「課題レポート」を課し、レポート内容が到達目標に近づいたものは成績評価に加点する(配点は30点満点)。なお次回の授業時に、課題の中の特徴的な見解や誤解についてコメントする。
【教科書】
著者:谷口弘一・福岡欣治編著(2006) 書名:対人関係と適応の心理学 出版社:北大路書房
【参考書】
著者:小杉正太郎編著(2002) 書名:ストレス心理学 出版社:川島書店
シラバス2
【授業形態】
【授業方法】
受動型 |
アクティブラーニング |
フィールドスタディ |
問題解決型 |
その他 |
○ |
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○ |
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【受講生のPC等使用】
PC・タブレット (教室に備付) |
PC・タブレット (学生自身が準備) |
スマートフォン |
その他 |
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【初年次教育】
【接続科目】
【評価(方法)手段】
評価(方法)手段 |
学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
CP1 |
CP2 |
CP3 |
CP4 |
CP5 |
CP6 |
CP7 |
CP8 |
CP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
評価(方法)手段 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
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学習目標(比率) |
25% |
20% |
10% |
10% |
10% |
10% |
5% |
10% |
|
評価手段(比率) |
試験 |
70% |
25 |
20 |
5 |
10 |
5 |
5 |
|
|
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小テスト |
30% |
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5 |
|
5 |
5 |
5 |
10 |
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レポート |
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成果発表 |
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受講態度 |
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その他 |
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対応するディプロマ・ポリシー(DP) |
知能・技能 |
思考・判断・表現力 |
主体性・態度 |
DP1 |
DP2 |
DP3 |
DP4 |
DP5 |
DP6 |
DP7 |
DP8 |
DP9 |
専門知識 |
一般知識 |
思考力 |
判断力 |
会話・文章力 |
意欲・責任感 |
協調性 |
持続性 |
倫理観 |
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