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開講科目名 会計実務論特論II 大学院
担当教員名 川本 洋 開講期 単位数
後期 2単位
実務経験 内容 平成14年に税理士登録をし、現在まで税理士事務所を経営している。
授業との関連 会計の実務家として、会計学を実務の面から指導する。
シラバス1

【授業目標】

商学研究科に係る専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。他研究科の学生にとっては、「幅広い学習機会」にもなる。

【到達目標】

受講生が受講終了までに次のようなことができるようになることが到達目標である。
1、持分の会計を説明できる。
2、従業員給付の会計を説明できる。
3、連結グループの会計を説明できる。
4、企業結合・事業分離等の会計を説明できる。
5、財務分析を説明できる。

【授業計画】

講義掲示板を通じて資料を配布する。
講義中に資料を配布する。
レポートは講義掲示板を通じて提出する。
実務で問題になる点等について解説していく。
対面講義ができない場合はオンライン講義としてZoomにて行う。
1、持分の会計−持分とは何か
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第9章第1〜5節
2、持分の会計−剰余金の会計
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第9章第6〜12節
3、金融商品の会計−金融危機と金融商品会計
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第10章第1〜4節
4、金融商品の会計−有価証券等の時価情報の開示
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第10章第5〜8節
5、従業員給付の会計−企業年金の仕組みとタイプ
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第11章第1〜5節
6、従業員給付の会計−ストック・オプションの会計
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第11章第6〜9節
7、連結グループの会計−連結会計ダイナミズム
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第12章第1〜6節
8、連結グループの会計−グループ法人税制
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第12章第7〜13節
9、企業結合・事業分離等の会計−企業結合の会計及び事業分離等の会計
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第13章第1〜4節
10、企業結合・事業分離等の会計−企業結合会計をめぐる対立とコンバージェンス
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第13章第5〜7節
11、グローバリゼーションの会計−日本企業のグローバリゼーションと為替換算
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第14章第1〜4節
12、グローバリゼーションの会計−為替予約の会計及び各種の換算方法とその変遷
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、第14章第5〜8節
13、戦略的企業評価に向けて−企業を見る目、イメージか財務的裏づけか
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、終章第1〜5節
14、戦略的企業評価に向けて−収益性分析及び成長性分析及び財務諸表分析
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、終章第6〜10節
15、戦略的企業評価に向けて−分析の実例と活用
  教科書:伊藤邦雄(2020)新・現代会計入門、終章第11〜17節
全授業回につき事前学修として、会計言語の意味を確認すること
全授業回につき事後学修として、授業で学習したことを実社会で確認をすること

【予習・復習】

予習:1時間 授業範囲を2回通り読むこと
復習:3時間 授業で学習したことをインターネットで検索し、実社会の確認をすること

【授業関連科目】

会計学特論、財務会計論特論、管理会計論特論

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:レポートのみ
レポート(40%)と講義中の発言内容(60%)をもとに総合的に評価する。
レポートはコメントを付けて返却する。

【教科書】

著者:伊藤邦雄 書名:新・現代会計入門第4版 出版社:日本経済新聞出版社

【参考書】

適宜指示する