開講科目名 | 国際私法特殊講義 | 大学院 | ||
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担当教員名 | 佐野 寛 | 開講期 | 単位数 | |
後期 | 2単位 |
事例を用いて、わが国の国際私法の主たる法源である法の適用に関する通則法の規定を理解し、それを応用する力を養う。
この授業では、国際私法を理解し、それを具体的に事案に適用することができることを目標とします。
(1)国際私法の規定の意味を理解する。
(2)具体的な事例から国際私法の対象となる問題を抽出することができる。
(3)上記の問題に国際私法の規定を適用し問題を解決することができる。
教科書に基づいて、以下のように授業を行う。
毎回の予習はテキストの冒頭の設例を考えてきてください。復習はテキストの応用問題を解いてもらいます。
期末テストは行いません。
最終的に、課題を出し、それについてのレポートを提出してもらいます。
なお、コロナウィルス感染症の拡大に伴い対面での授業ができない場合は、オンラインで授業を行います。
詳細については、メールで指示をします。
1 国際私法の意義
2 連結点の確定(国籍、常居所)
3 不統一法国
4 国際結婚の成立
5 国際結婚の効力
6 離婚
7 実親子関係の成立
8 養親子関係の成立
9 親子関係
10 相続・遺言
11 行為能力
12 成年後見
13 失踪宣告
14 反致
15 公序
授業参加者は教科書を読み、その課題問題を解いてきてもらう。授業では、それを発表してもらい、参加者全員で議論する。
毎回の授業の内容については、翌週にレポートとして提出してもらう。予習時間(1時間)、事後学習時間(2時間)をとってください。
民法の家族法関係を履修していることが望ましい。
成績の評価は、授業への出席状況(10%)、授業での報告(30%)、レポート(60%)で評価する。
授業での成果報告については、その場で議論し、議論した内容をレポートの形で最終成果として提出してもらう。
著者:櫻田嘉章=佐野寛=神前禎 書名:演習国際私法 case30 出版社:有斐閣
適宜指示する