開講科目名 | 現代会計論特論 | 大学院 | ||
---|---|---|---|---|
担当教員名 | 内田 浩徳 | 開講期 | 単位数 | |
前期 | 2単位 |
商学研究科にかかる専門科目として,本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することが授業目標である。他研究科の学生にとっては,「幅広い学習機会」になる。
受講生が受講後に以下のようなことができるようになることを到達目標としている。
1 近代会計と現代会計の関係性を説明できる。
2 現代会計において何が問題になっているのかを理解できる。
3 現代会計に関する会計基準を理解できる。
4 アメリカにおける最新の中小企業に係る会計基準設定主体を理解できる。
<講義スタイル>
本講義は対面講義で実施するが,学校閉鎖時にはZOOMを利用して講義する。
<講義内容>
本講義の各論は,受講者が各自でレポートをまとめ報告してもらう。
1 近代会計と現代会計の違いについて考える
事前学修:「企業会計原則」について確認しておくこと
事後学修:配布レジメの確認
2 現代会計で何が問題になっているのか
事前学修:財務諸表の諸要素の定義を確認しておくこと
事後学修:配布レジメの確認
3 財務会計の概念変化の要因
事前学修:「クリーンサープラス」について確認しておくこと
事後学修:配布レジメの確認
4 アメリカにおける基準設定主体について
事前学修:事前に配布した資料を読んでおくこと
事後学修:配布レジメの確認
5 アメリカにおける概念ステイトメントの構造
事前学修:事前に配布した資料を読んでおくこと
事後学修:配布レジメの確認
※ 1回〜5回目までの主要参考文献
・ 加藤盛弘他『会計学の基礎 第2版』森山書店,2013年,第1章,第2章。
・ 加藤盛弘『負債拡大の現代会計』森山書店,2006年。
・ 高橋治彦『新版 The FASB 財務会計基準審議会』同文館,2017年。
6 減損に係る会計基準
事前学修:減損会計に係る会計基準を読んでおくこと
事後学修:配布レジメの確認
7 資産除去債務に係る会計基準
事前学修:資産除去債務会計に係る会計基準を読んでおくこと
事後学修:配布レジメの確認
8 リースに係る会計基準1
事前学修:リース会計に係る会計基準を読んでおくこと
事後学修:配布レジメの確認
9 リースに係る会計基準2
事前学修:配布したレジメを確認しておくこと
事後学修:配布レジメの確認
10 退職給付に係る会計基準1
事前学修:退職給付会計に係る会計基準を読んでおくこと
事後学修:配布レジメの確認
11 退職給付に係る会計基準2
事前学修:配布したレジメを確認しておくこと
事後学修:配布レジメの確認
12 税効果に係る会計基準
事前学修:税効果会計に係る会計基準を読んでおくこと
事後学修:配布レジメの確認
※ 6回〜12回目までの主要参考文献
・ 各企業会計基準および各会計基準適用指針。
・ 桜井久勝『財務会計講義 第21版』中央経済社,2020年。
13 繰延税金負債に内在する不確実性
事前学修:繰延税金負債の性質について理解しておくこと
事後学修:配布レジメの確認
14 アメリカにおける非公開会社の増大に伴う新たな基準設定主体
事前学修:非公開会社の会計処理について確認しておくこと
事後学修:配布レジメの確認
15 現代会計導入による会計実務への影響
事前学修:現代会計の特徴について配布レジメで確認しておくこと
事後学修:配布レジメの確認
※ 13回〜15回までの主要参考文献
・ 内田浩徳「アメリカ税効果会計における繰延税金資産計上機会拡大と評価性引当金の機能」『會計』第182巻5号,2012年11月,72〜83頁。
・ 内田浩徳「FIN48号適用前後にみる会計利益数値と会計実務への影響」『同志社商学』第64巻第5号,2013年3月,527〜542頁。
・内田浩徳「アメリカにおける中小企業会計に係る財務報告フレーワークとデシジョン・ツールの関係」『岡山商大論叢』第52巻第2号,2016年11月,1〜21頁。
・内田浩徳「アメリカにおける非公開企業審議会設置の制度的意義」『岡山商大論叢』第53巻第3号,2018年2月,1〜24頁。
・内田浩徳「アメリカにおける非公開会社の会計規程の制度的機能-AICPAとFASB・PCCの会計規程を中心に-」『岡山商大論叢』第55巻第3号,2020年3月,1〜23頁。
なお,受講者の興味関心に応じて,内容を変更することがある。
・予習時間:2時間程度
各講義の内容に関連するプリントを事前に配布するので,それと関連する論文を探して要約しておくこと。各講義で受講者に発表してもらう。
・復習時間:1時間程度
講義で配布したレジメを再読し,質疑で答えられなかった箇所を再度調べておくこと。
会計学特論,財務会計論特論,会計実務特論
レポート・プレゼン・討議
終了後に講評を行う。
なお,PCについては,発表用レジメ等の作成に利用する。
教科書を使用しない
適宜指示する
【授業形態】 | 講義 | 演習 | 実習・実技 | 実験 |
---|---|---|---|---|
○ | ○ |
【授業方法】 | 受動型 | アクティブラーニング | その他 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
課題解決型 | ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 | |||
○ | ○ | ○ |
【受講生のPC等使用】 | PC・タブレット(教室に備付) | PC・タブレット(学生自身が準備) | スマートフォン | その他 |
---|---|---|---|---|
○ | ○ |
【接続科目】 | 地域社会 | 国際社会 | 産業界 |
---|---|---|---|
○ |
【評価(方法)手段】 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
評価(方法)手段 | 研究科カリキュラム・ポリシー(CP) | ||||||||||
知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | |||||||||
CP1 | CP2 | CP3 | CP4 | CP5 | CP6 | CP7 | CP8 | CP9 | |||
高度な専門知識 | 専門知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
評価(方法)手段 | ○ | ○ | ○ | ||||||||
学習目標(比率) | 80% | 10% | 10% | ||||||||
評価手段(比率) | 試験 | ||||||||||
小テスト | |||||||||||
レポート | 60% | 50 | 5 | 5 | |||||||
成果発表 | 40% | 30 | 5 | 5 | |||||||
受講態度 | |||||||||||
その他 | |||||||||||
【対応するディプロマ・ポリシー(DP)】 | 知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | ||||||||
DP1 | DP2 | DP3 | DP4 | DP5 | DP6 | DP7 | DP8 | DP9 | |||
高度な専門知識 | 専門知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
○ | ○ | ○ |