【授業目標】

経済の現実に関心を持ちながら,地域データ解析に用いられる統計手法を,講義・コンピュータによる実習などにより,実際のデータを解析し,解釈する力を身につけること．

【到達目標】

1.統計的推測（検定・推定など）の基本を修得すること．
2.特性についての要因解析のための分散分析の考え方と解析手法を身につける．
3.最小二乗推定法をはじめ回帰分析に関する基本的な計量分析手法を理解し，モデルを解析する能力を養うこと．
4.地域データ解析のためのデータ収集および分析能力をつけること．

【授業計画】

本講義は統計学や計量分析に関する理論の紹介を最小限にとどめ，地域データ解析にかかわる幾つかの統計・計量手法を講義・コンピュータによる実習により理解し応用する力を身に付ける．具体的には，フリーソフトRを使用しながら,データを如何に処理し解析し解釈する力を身につける。なお，授業計画は以下の通りである。
第1回:導入
・事前学修：教科書の序章を読んでおく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第2回:Rの操作・R入門
・事前学修：Rとは何かについて予習しておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第3回:統計と情報
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第4回:視覚的なデータのまとめ方
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第5回:数量的なデータのまとめ方
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第6回:事象と確率
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第7回:確率変数, 確率分布と期待値
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第8回:正規分布について
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第9回:二項分布とポアソン分布について
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第10回:いくつかの統計量の分布
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第11回:検定と推定の考え方
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第12回:連続なデータに関連した検定
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第13回:離散型のデータに関連した検定
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第14回:回帰分析・分散分析
・事前学修：テキストの例題を解いておく。
・事後学修：講義内容を復習する。
第15回: 地域経済統計データの収集と加工方法
・事前学修：地域経済統計データの例を調べておく。
・事後学修：講義内容を復習する。

【予習・復習】

予習はテキストの次回行う例題を実行しておく．

【授業関連科目】

統計・計量経済学関連の科目，経営科学・経営学関連の科目

【成績評価方法・注意】

主にレポートによる．さらに，講義への参画度を加味して評価する．

【教科書】

著者：長畑秀和・中川豊隆・國米充之　書名：Rコマンダーで学ぶ統計学　出版社：共立出版

【参考書】

著者：長畑秀和　書名：Rで学ぶデータサイエンス　出版社：朝倉書店