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開講科目名 研究指導2年後期 大学院
担当教員名 古川 澄明 開講期 単位数
後期 2単位
シラバス1

【授業目標】

大学院商学研究科に係る専門科目(選択必修)として、本学の教育目標である、「グローバルな視野を持つ地域ビジネス・プロフェッショナル」の養成に貢献することを授業目標とする。

【到達目標】

*指導領域:イノベーションと関わる組織問題、とくに企業・企業グループ内の組織問題、あるいは企業間連携・提携などのネットワーク組織問題に関する研究領域。
*到達目標:修士論文研究の完遂を最終目標とする。本「研究指導1年前期」においては、次の点を到達目標とする。
(1)修士論文の研究課題に繋がる問題意識を明確にする。
(2)問題意識の明確化を目的にして、指導領域における先行研究実績を把握する。
(3)上記の先行研究実績を分類・整理する。
(4)先行研究実績における研究課題、研究方法、研究成果と限界を分析し、問題点を析出する。
(5)行政機関・シンクタンク・コンサルティング等から出る最新レポートを分析し、問題点を析出する。
(6)修士論文に繋がる研究課題を暫定的に確定する。
(7)修士論文を暫定的に完成させる。

【授業計画】

授業形態: 演習
授業方法: 能動型(アクティブラーニング)
受講生プレゼンテーション後、討論を行う方法を採用する。受講生の中から事前に討論者を決めて、受講生プレゼンテーション後に、討論者が問題提起を行い、討論を行う。

(1)修士論文のテーマ、研究課題、研究目的及び研究方法を確立するために、先行研究をサーベイする。
(2)東京大学大学院経済学研究科「ものづくり経営研究センター」(MMRC)、政府関係省庁レポートや審議会資料、シンクタンク等の公表情報を取り上げて、討論を行う。その目的は、修士論文作成に向けた論文作成技術を学ぶことと、先行研究の限界を踏まえた研究課題を設定することである。
(3)修士論文にまとめるための研究課題と研究方法について、受講者が報告を行い、討論する。

*受講上の注意*
本講義では、十分な予備知識を得るための予習を重視する。事前予習と能動型(アクティブラーニング)の方法を採用する。予備知識と問題意識を受講の前提とする。インターネットを活用した最新情報の収集により、事前に十分な予習をすることを聴講の必須条件とする。行政機関やシンクタンクや大学から多くの情報。日本国内外からの発進情報を収集すること。ネットディレクトリー(情報源):Yahoo、Googleを活用した各種情報、Wikipedia、YouTube(映像)、データベースのCINII(全国図書館所蔵情報)やKAKEN (日本の研究動向情報→科学研究費助成事業データベース)などを積極的な活用。

予習:4時間、その内容:最先端情報の入手と分析視座の提案を行うこと。
復習:1時間、その内容:毎回の授業での討論を踏まえて、分析視座の開発を行うこと。

【予習・復習】

 

【授業関連科目】

経営学特論、情報技術論特論、経営戦略論特論、イノベーション経営論特論、国際経営論特論、流通情報論特論、地域振興論特論、社会科学基礎特論、流通システム論特論、生産マネジメント学特論、マーケティング論特論、商業史特論など、受講者が自主的取捨選択のこと。

【成績評価方法・注意】

試験とレポート両方, レポートのみ, 試験のみ, 討論・プレゼン, 試験なし
試験とレポート両方, レポートのみ, 試験のみ, 討論・プレゼン, 試験なし
(1)成績評価方法:討論・プレゼンの内容を評価する。 試験なし。評価は、毎回の授業毎に、ポイント評価とする。毎回の受講評価点の平均点とする。ゼロ点が一度でもある場合、単位取得不可とする。
(2)成績評価基準:問題意識・問題提起・争点の提示において、「きわめて優れている」(100)、「優れている」(80)、「若干の準備不足である」(70)、「準備努力は認められるが、討論レベルに無い」(60)、「受講に価する予習実績を認められない」(0)。欠席は学則準拠してゼロ点評価、但し単位取得可。

【教科書】

教科書を使用しない

【参考書】

適宜指示する