開講科目名 | 研究指導1年前期 | 大学院 | ||
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担当教員名 | 天野 雅敏 | 開講期 | 単位数 | |
前期 | 2単位 |
本研究指導は、商学研究科の主要科目として、本研究科の教育目標である「グローバルな視野を持つ地域ビジネス・プロフェッショナルを養成」するために貢献することを授業目標とするが、同時に深い学識が得られるように配慮して指導する。
商業史特論研究指導では、国内では卸売業、海外では貿易業という取引機能を中心にして、日本市場と世界市場を結合し、きわめて重要な役割をはたしてきた総合商社について研究する事を主要な課題としたい。受講生はこの研究指導を受講することによって、受講後につぎのようなことができるようになることを到達目標とする。
1.総合商社の研究史を理解するとともに、総合商社の形成過程や総合商社の業態について学び、総合商社とは何かについて理解し、それらについて説明できるようになる。
2.総合商社の現状について理解し、説明できるようになる。
1.商業史特論研究指導に関するオリエンテーションを行う。
国内では卸売業、海外では貿易業という取引機能を中心にして、日本市場と世界市場を結合し重要な役割をはたしてきた総合商社について研究することを主要な課題とすることを説明する。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
2.商業史研究において注目される調査研究諸テーマの紹介と説明をする。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
3.受講生の調査研究テーマの選び方と調査研究方法に関する助言をする。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
4.担当教員による商業史研究成果の例示をする。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
5.総合商社の歴史を検討するために、江戸時代から明治初年の貿易についてまず概観する。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
6.日本の直輸出の開始と明治前期の大商社の登場について説明する。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
7.明治後期の総合商社としての三井物産の確立とその他の商社の活動について検討する。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
8.商社ブームと戦間期の破綻について説明する。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
9.受講生による調査研究の第1回目の発表
10.戦時体制と総合商社の動向について検討する。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
11.戦後の総合商社の再編について概説する。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
12.高度経済成長期における9大商社の形成と活動について概説する。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
13.平成不況期の商社「冬の時代」の再来と「夏の時代」への転換について説明する。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
14.総合商社はどこへ行こうとしているのかを説明する。事前学修:当該テーマに関する予習、事後学修:配布資料の整理
15.受講生による調査研究の第2回目の発表
予習1時間(配布資料・参考書に目を通すこと)
復習2時間(ノートの整理をし、理解度を確かめる)
商業学特論、流通システム論特論
成績評価方法:討論・プレゼン
上掲の到達目標にどの程度達したかを確認するために、レポートを作成してもらい総合評価する。
プリントを配布する
著者:大森一宏、大島久幸、木山実 書名:総合商社の歴史 出版社:関西学院大学出版会
著者:田中隆之 書名:総合商社の研究―その源流、成立、展開 出版社:東洋経済新報社
著者:三菱商事株式会社 書名:現代総合商社論―三菱商事・ビジネスの創造と革新― 出版社:早稲田大学出版部
【授業形態】 | 講義 | 演習 | 実習・実技 | 実験 |
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○ |
【授業方法】 | 受動型 | アクティブラーニング | その他 | |||||
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課題解決型 | ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 | |||
○ |
【受講生のPC等使用】 | PC・タブレット(教室に備付) | PC・タブレット(学生自身が準備) | スマートフォン | その他 |
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【接続科目】 | 地域社会 | 国際社会 | 産業界 |
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○ |
【評価(方法)手段】 | |||||||||||
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評価(方法)手段 | 研究科カリキュラム・ポリシー(CP) | ||||||||||
知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | |||||||||
CP1 | CP2 | CP3 | CP4 | CP5 | CP6 | CP7 | CP8 | CP9 | |||
高度な専門知識 | 専門知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
評価(方法)手段 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
学習目標(比率) | 50% | 10% | 10% | 10% | 10% | 10% | |||||
評価手段(比率) | 試験 | ||||||||||
小テスト | |||||||||||
レポート | 70% | 50 | 10 | 10 | |||||||
成果発表 | 10% | 10 | |||||||||
受講態度 | 20% | 10 | 10 | ||||||||
その他 | |||||||||||
【対応するディプロマ・ポリシー(DP)】 | 知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | ||||||||
DP1 | DP2 | DP3 | DP4 | DP5 | DP6 | DP7 | DP8 | DP9 | |||
高度な専門知識 | 専門知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |