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開講科目名 研究指導1年後期 大学院
担当教員名 井尻 昭夫 開講期 単位数
後期 2単位
シラバス1

【授業目標】

本学の建学の精神である「学問と真理とに対して謙虚な情熱と不屈のファイトをもつ人物の養成」、「産業の現実に関心を持ち、文化的知性をそなえ、創造的に社会の発展を指向する人物の養成」を目指し、教育目標である「グローバルな視野を持つ地域ビジネス・プロフェッショナルの養成」のもと、教育理念の「社会の諸現象、諸局面に対する高度な洞察力と問題解決能力」を身につけるようにする。 
 経営特に地域の産業構造に基づく経済状況を、産業分類の生産額、付加価値額、売上額、就業者数の時系列変化から明らかにする資料、分析手法の修得させ,修士論文の内容をまとめることを目標とする。

【到達目標】

 グローバル化が進む経営において、世界のどの地域で産業構造が急激に変化する中で、自分の立ち位置を明確にすることが望まれている。そこで、国連の定める産業分類を用いて、世界、日本、地域という一連の関係を生産額、付加価値額、売上額、就業者数等から定量的に時系列データのパターンをクラスター分析することにより解明、考察し、纏める琴により自ら考える力を習得するこことができる。

【授業計画】

1年次の後期の研究指導では,前期の指導に引き続き、収集したデータから自分の研究に必要なデータに整理、集計する。さらに、必要な指標を追加すると共に、出所が多用なデータから、自分の分析に必要なデータへの組み換えを行う。そして、分析手法により分析をし、まとめてみることにより得られるあたら悪しい事実、仮定した結果が出ない場合の検討を行う。

(1)調査データの整理・分析  9回
 1 5年から10年間の3大、5大産業分類における付加価値額の集計  3回
 2 付加価値額の基本となる地域内での産業分布の集計      3回
 3 就業者数の産業別分類と集計                2回
 4 付加価値額を基本にした成長率の定義とその集計       1回

(2) 特徴を示すパターンの決定及び考察 6週 
 以下の分析は、グループの類似性によりグルーピングを行うクラスター分析法により分析をする。
 1 地域内の産業分類別付加価値額から見た産業構造の相違性の分析とまとめ 3回
 2 地域内の付加価値成長率から見た経済状況の相違性の分析とまとめ    3回

【予習・復習】

 

【授業関連科目】

経営学特論研究指導(1年次前期)

【成績評価方法・注意】

データの整理、分析の目的、目標の設定、分析結果の点から評価する。

【教科書】

教科書を使用しない

【参考書】

著者:ジム・オニール、北川智子 訳 書名:『次なる経済大国』 出版社:ダイアモンド社 2012.2
著者:大崎紘一、菊池進、緒方正名 書名:『ベーシックプログラムによる統計手法』 出版社:同文書院 1982.7