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開講科目名 研究指導1年後期 大学院
担当教員名 大崎 紘一 開講期 単位数
後期 2単位
シラバス1

【授業目標】

 本学の建学の精神である「学問と真理とに対して謙虚な情熱と不屈のファイトをもつ人物の養成」、「産業の現実に関心を持ち、文化的知性をそなえ、創造的に社会の発展を指向する人物の養成」を目指し、教育目標である「グローバルな視野を持つ地域ビジネス・プロフェッショナルの養成」のもと、教育理念の「社会の諸現象、諸局面に対する高度な洞察力と問題解決能力」を身につけるようにする。 
 生産マネジメントに関する研究論文や関連著書を勉強し,修士論文に関する研究テーマとその内容を決定し,研究を軌道に乗せることを目標とする。

【到達目標】

 経営工学関連の和英文の論文誌に掲載された生産スケジューリング、生産性、物流(SCM),顧客指向に関連する研究論文を読み、生産マネジメントに関する研究テーマを決定することができる。 特に研究の目的、問題の枠組みの設定を、参考文献、参考データ、実践の場での状況を踏まえて行える能力を習得することができる。また、問題を定量的に展開するために自立した高度な理論的展開手法を習得することができる。

【授業計画】

 1年次のII期の研究指導では,前期の指導に引き続き、生産と顧客を結ぶ物流についての現在の最新の研究動向を経営工学分野の研究論文誌、日本経営工学会論文誌、International Journal of Production Management, Asian Pacific Journal of Production Management のSCMに関連する論文から、論文の目的、問題の枠組み、展開方法について、予習でまとめ、発表し、議論することにより習得させるよう指導する。なお必要に応じて英文ジャーナルに掲載された関連論文をコピーし参考資料として使用する。

1.物流(SCM)に関する先端知識の習得(6週間) 
  予習で与える論文は、経営工学における最先端の状況を認識させるために、SCMについて例えば 以下のような論文を2週1編で与える。論文内容を、目的、問題の枠組み、方法論、適用例について発表させるとともに、枠組み、関連する方法論について2週間で指導する。指導する際には、英 文Journalの論文を参考のために資料として使用する。また、使用する論文は、最新のものに常に変更する。
  予習のために与える論文例(主として日本経営工学会論文誌の論文を使用する)
1)「SCMに関する論文例」 
 (1) 日本経営工学会論文誌 Vol.60,No.5, 2009,12
   SCMのシステムを構築するための多段構造モデル,No.2, 2009
 (2) 日本経営工学会論文誌 Vol.60,6    
   市場の不確実性の大きさを考慮したSCM性能と経営成果との関連性分析  
 (3) 経営システム誌4、Vol.19,No.4,2009,10
SCMの現状と課題、

2. 修士論文テーマの決定(9週間) 
 生産システム、物流、顧客指向についての研究動向から、研究テーマ、内容を以下の手順で決定する。
 (1) 問題の設定、問題の枠組みを2回程度で決定する。
 (2) 関連する論文、データ、実際の現場での状況についての調査を4週間程度で実施する。
 (3) 問題を定式化するための理論展開手法について3週間程度でまとめる。

【予習・復習】

 

【授業関連科目】

研究指導1(I)

【成績評価方法・注意】

予習での内容のまとめ方、発表の仕方、研究テーマの選定の点から評価する。

【教科書】

プリントを配布する
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【参考書】

著者: 書名:参考書を使用する。 出版社: