シラバス1

【授業の目的】

　本学の建学の精神である「学問と真理とに対して謙虚な情熱と不屈のファイトをもつ人物の養成」、「産業の現実に関心を持ち、文化的知性をそなえ、創造的に社会の発展を指向する人物の養成」を目指し、教育目標である「グローバルな視野を持つ地域ビジネス・プロフェッショナルの養成」のもと、教育理念の「社会の諸現象、諸局面に対する高度な洞察力と問題解決能力」を身につけるようにする。　
　生産マネジメントに関する研究論文や関連著書を勉強し，経営工学分野での最先端の研究状況について習得させ、研究を軌道に乗せることを目標とする。

【到達目標】

　経営工学関連の和英文の論文誌に掲載された最先端の生産スケジューリング、生産性、顧客指向に関連する研究論文を読み、生産マネジメントに関する研究動向を理解することができる。また、研究目的、問題の設定、理論的な展開手法について習得することができる。さらに、自分のテーマの方向性について自ら考える力を習得することができる。

【授業計画】

1年次の前期の研究指導では，経営工学分野での研究の最先端の状況を理解させるために、経営工学分野の研究論文誌、日本経営工学会論文誌、International Journal of Production Management, Asian Pacific Journal of Production Management の生産スケジューリング、生産性、顧客志向関連の論文を用いて、論文のテーマ、展開方法、例題について、予習でまとめ、発表し、議論する。 特に、社会科学系の学生は理論展開能力が十分に育成されていないので、特に1年生前期の研究演習では、学会での先端的な研究の方向と、方法論について集中的に指導する。 予習で与える論文は、経営工学における最先端の状況を認識させるために、生産システムと顧客指向について、例えば以下のような論文を2週1編で与える。論文内容を、目的、問題の枠組み、方法論、適用例について発表させるとともに、枠組み、関連する方法論について2週間で指導する。なお英文論文誌に掲載された関連論文は、必要に応じてコピーで配布し、指導の参考資料として使用する。最後の1週は、全体のまとめをする。

１．生産マネジメント、顧客指向に関する最先端知識の習得（14週間）
予習のために与える論文例（主として日本経営工学会論文誌の論文を使用する）。
なお使用する論文は、年度毎に最新のものに変更する。

１） スケジューリング、生産性に関する論文例
(1) 日本経営工学会論文誌　Vol.60,No.5, 2009,12　　
トヨタ生産方式におけるロット生産ラインのスケジューリング　
(2) 日本経営工学会論文誌　Vol.60.No.3,2009,8
DEAとInverted DEAを用いた経営効率分析方法の改善一提案　
(3) 日本経営工学会論文誌　Vol.59.No.5,2008,12　　
生産変動可視化技術を用いた津波現象の特定
(4) 日本経営工学会論文誌　Vol.59.No.5,2008,12
応援作業者を活用した多段階生産ラインの設計　
(5) 日本経営工学会論文誌　Vol.59.No.5,2008,12　　　
状態変化に着目したビジネスモデルの立案段階の記述とその利用

２）顧客満足度に関する論文例
(1) 日本経営工学会論文誌　Vol.60,No.2, 2009,6　　
顧客満足度に対する経済変数の影響とその構成品質要素による違い
(2) 日本経営工学会論文誌　Vol.59,No.5, 2008,12
顧客ロイアルティ構造図に基づく重要要因の定量化手法に関する研究

２．全体のまとめ（1週間）

【予習・復習】

【授業関連科目】

生産マネジメント学特論

【成績評価方法・注意】

予習での内容のまとめ方、発表の仕方、研究テーマの選定の点から評価する。

【教科書】

プリントを配布する
著者：　書名：プリントを配布する。　出版社：

【参考書】

著者：　書名：日本経営工学会論文誌　出版社：

シラバス2

【授業形態】

【授業方法】

【受講生のPC等使用】

【接続科目】

【評価(方法)手段】