不動産管理論 | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法 | 経済 | 経営 | 商 | 2年以上 | |||||
2013年度以前入学生 | |||||||||
海宝 賢一郎 | 後期1コマ | 法 | 経済 | 経営 | 商 | 2年以上 | |||
備考 | |||||||||
実務経験 | 内容 | 不動産会社に勤務し、宅地建物取引士として不動産取引実務経験を積んだ。また、CFP(R)および1級ファイナンシャル・プランニング技能士として、ファイナンシャルプランニングに関する相談・提案業務等の実務経験を積んだ。 | |||||||
授業との関連 | 宅地建物取引士およびファイナンシャルプランナーとしての経験をもとに、パーソナルファイナンスの理論および不動産運用設計に関する実践的知識を教授する。 |
経営学部商学科の専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。本講義は、パーソナル・ファイナンス・プランニングの専門家である「2級FP技能士」に求められる専門的な知識を身につけることを授業目標とする。また、国家資格である「宅地建物取引士」の基礎事項を身につけることを目標とする。
少子高齢化・人口減少社会においては、不動産という個人財産を適切に維持管理し、最終的に相続・承継・売却といった「出口戦略」までを考慮した取得・保有が重要課題となる。そこで、本講義ではファイナンシャルプランニングの基礎知識として、住宅資産の管理に関わる基礎知識について体系的に学ぶことを目標とする。
1.ファイナンシャルプランニングと住宅資産管理との関係が理解できる。
2.住宅資産の管理に関する基本的な考え方・基礎知識が体系的に理解できる。
【講義方法】
この講義は原則として対面講義を基本としますが、新型コロナの感染状況によってZoomでのオンライン講義を行います。オンラインの場合、課題は講義掲示版を使用して行いますので、PCまたはスマートフォン等の通信端末を用意してください。
なお、オンライン講義の場合には、Zoomの接続URL等は前日に講義掲示版にてお知らせします。
【授業計画】
1.個人資産としての不動産管理の理解
オリジナルプリント:宅地・建物価値の把握、評価方法に関する基礎
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
2.不動産の特性の理解
オリジナルプリント:建物構造別による特性、管理方法
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
3.ファイナンシャルプランニングと建物維持管コスト管理の理解
オリジナルプリント:建物メンテナンスコストの把握、予算計画
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
4.リフォーム・リノベーションの基礎知識、資金計画の理解
オリジナルプリント:ライフプランに合わせたリフォーム・リノベーション、準備と資金計画
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
5.建物の将来価値維持のための手法分析の理解
オリジナルプリント:建物評価に対する海外比較、建物価値減少の防御策の検討
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
6.ファイナンシャルプランニングと一戸建て住宅資産の管理の理解
オリジナルプリント: 戸建て住宅の修繕費等の把握と予算計画
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
7.ファイナンシャルプランニングと区分所有建物(マンション)の管理の理解
オリジナルプリント:共用部分の管理コスト、区分所有者による専有部分の修繕資金計画
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
8.不動産関連法規:借地借家法の理解
オリジナルプリント:借地借家法と不動産管理
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
9.不動産関連税制の理解
オリジナルプリント:不動産所得、不動産の譲渡所得
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
10.ファイナンシャルプランニングと賃貸用不動産の管理の理解
オリジナルプリント:維持管理の内容と費用、資金計画、LCC理論の理解
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
11.ファイナンシャルプランニングと賃貸用不動産の管理の理解
オリジナルプリント:事業収支計画の見直し、改善策、建替え計画等の検討
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
12.不動産流通市場の現状と課題
オリジナルプリント:国策によるストック活用の現状把握、将来的課題の検証
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
13.不動産賃貸事業の環境変化の分析
オリジナルプリント:少子高齢化・人口減少社会における賃貸事業のあり方、課題分析
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
14.住宅ストックビジネスにおける課題分析
オリジナルプリント:住宅再生ビジネスの現状と課題、不動産情報システム等における課題
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
15.不動産の相続・承継策と課題
オリジナルプリント:実家の相続と空き家問題の実態分析、将来的課題の検証
事前学修:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
事後学修:課題レポートについて、講義内容・参考図書等を使ってまとめること
講義を受けるに際して、予習1時間、復習3時間を取ること
・予習 1時間:授業のテーマについて、新聞・インターネット等により用語や情報を収集すること。
・復習 3時間:講義内容を参考に小レポートの作成すること。
※毎回、WebClassで自主課題(予習課題)を課しますので、指定された期限までにレポート提出、課題への回答を送信してください。
「FP金融資産・不動産運用設計」、「FPタックス・相続プランニング」、「FPリスク・リタイアメントプランニング」の同時履修を推奨
成績評価方法:小レポート、小テスト
原則として、毎回小レポートまたは小テストを実施し、次回の講義にてコメントを付けて返却する。小レポートに80点、小テストに20点を配点する。
※セキュリティシートにより出席管理を行うのでスマートフォン等を持参すること
プリントを配布する
適宜指示する
【授業形態】 | 講義 | 演習 | 実習・実技 | 実験 |
---|---|---|---|---|
○ | ○ |
【授業方法】 | 受動型 | アクティブラーニング | その他 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
課題解決型 | ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 | |||
○ | ○ |
【受講生のPC等使用】 | PC・タブレット(教室に備付) | PC・タブレット(学生自身が準備) | スマートフォン | その他 |
---|---|---|---|---|
○ |
【初年次教育】 | 【接続科目】 | 地域社会 | 国際社会 | 産業界 | 大学院進学 | |
---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ |
【評価(方法)手段】 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
評価(方法)手段 | 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) | ||||||||||
知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | |||||||||
CP1 | CP2 | CP3 | CP4 | CP5 | CP6 | CP7 | CP8 | CP9 | |||
専門知識 | 一般知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
評価(方法)手段 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
学習目標(比率) | 60% | 15% | 10% | 5% | 5% | 5% | |||||
評価手段(比率) | 試験 | ||||||||||
小テスト | 20% | 10 | 5 | 5 | |||||||
レポート | 80% | 50 | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | ||||
成果発表 | |||||||||||
受講態度 | |||||||||||
その他 | |||||||||||
【対応するディプロマ・ポリシー(DP)】 | 知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | ||||||||
DP1 | DP2 | DP3 | DP4 | DP5 | DP6 | DP7 | DP8 | DP9 | |||
専門知識 | 一般知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |