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物権総論 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
鬼頭 祐紀 前期1コマ 2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

対応するディプロポリシー:DP1専門知識,DP3思考力,DP4判断力,DP5文章力,DP8持続性
法学部法学科の専門科目として,民法とりわけ「物権総論」に関する基礎知識を修得し,これを基に紛争を解決する基礎的思考力を養うことを目的とする。

【到達目標】

(1)物権総論に関する基礎知識を修得し,関連条文等について具体例を用いて説明することができるようになる。
(2)紛争の争点がどこにあるかを把握することができる。

【授業計画】

本講義は,基本的にレジュメに基づき,担当教員が民法の「物権総論」に関する条文・判例・学説を説明する形で進行する。
具体的な講義計画は,下記のとおりである。

なお,本講義は対面講義を原則とするが,新型コロナウィルス等の影響により,対面講義とオンライン講義(Zoom)の併用又はオンライン講義(Zoom)のみに切り替えることもある(下記の【学校閉鎖時の対応】も参照)。
講義資料の配布は,対面講義及び「講義掲示板(WebClassを含む)」で行う。
課題は,講義掲示板で又は講義中に出題し,メール等で回収する。
課題の提出方法等に関する詳細は,第1回講義で言及する。


1. ガイダンス / 民法の全体像と物権総論の位置づけ / 物権の特徴 / 物権の種類 :【教科書:p2-9, p112-114】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

2. 物の意義:【教科書:p37-41】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

3. 物権的請求権 / 所有権の意義及び制限 : 【教科書 : p115-118, p162- 163】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

4. 共同所有−共有・合有・総有 / 区分所有:【教科書:p167-173】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

5. 占有権(1):【教科書: p150-155】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

6. 占有権(2):【教科書:p105-106,p156-160】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

7. 物権変動を生じる原因 / 所有権の原始取得:【教科書 : p119, p163-167】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

8.  物権変動の時期 / 公示の原則・公信の原則:【教科書 : p119-120, p129-130】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

9. 不動産物権変動と登記 / 不動産の手続き:【教科書: p120-121, p133-141】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

10. 民法177条の「第三者」(1):【教科書 : p121-123】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

11. 民法177条の「第三者」(2):【教科書 : p124-128】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

12. 民法177条の「第三者」(3):【教科書 : p128-133】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

13. 動産の物権変動 / 即時取得 / 混同:【教科書 : p141-149】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

14. 用益物権:【教科書 : p174-177】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し,再度教科書を熟読する

15. 総括
事前学修:第1回から第14回までのレジュメを整理し,要点を確認する
事後学修:教科書を一読(通読)すること

【特記事項】
(1)【教科書】=潮見佳男『民法(全)[第2版]』(2019, 有斐閣)
(2)関連する資料については,適宜紹介する。
(3)毎回ではないが,講義中に条文の説明や判例の事例の整理を求めることがある。
※教科書については,第3版を購入しても問題ない。

【学校閉鎖時の対応】
新型コロナウィルスの流行に伴い,学校が閉鎖された場合の対応は下記のとおりである。
(1)講義資料は,「講義掲示板(WebClassを含む)」を通じて配布する。
(2)オンライン講義は,Zoomを使用して行う。
(3)質問等については,メールで受け付け,オンライン講義中又は個別に回答する。

【予習・復習】

講義1回あたりにつき,最低合計4時間の予習・復習を要する。
予習(2時間):教科書を熟読する。
復習(2時間):講義レジュメ,教科書,関連する文献等を用いながら再度講義内容の理解に努める。なお,不明な箇所がある場合には教員に質問すること。

【授業関連科目】

民法概説,民法総則,担保物権,債権総論,契約法,不法行為法

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:

(1)小テスト(30%)
択一問題の小テストを適宜実施する。
実施した小テストについては,講義中に15分程度で解説を実施する予定である。

(2)学期末レポート(70%)
講義で述べた内容に関するレポートを実施する(1回)。
採点後,ポイント解説を実施する予定である。

(3)その他
評価にあたっては講義中の発言等を含む「学習意欲・受講態度」等を加味することもある。
受講生からの質問については,適宜,メール等を用いて受付・回答を行い,場合によっては講義中に取り上げて解説を行う。

【教科書】

著者:潮見佳男 書名:民法(全)第2版 出版社:有斐閣

【参考書】

適宜指示する