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研究演習3年 4単位 2014年度以後入学生
  経済   経営   3年以上
2013年度以前入学生
海宝 賢一郎 通年1コマ   経済   経営   3年以上
備考 ファイナンシャルプランニング生のみ
実務経験 内容 CFP(R)および1級ファイナンシャル・プランニング技能士として、ファイナンシャルプランニングに関する相談・提案業務等の実務経験を積んだ。
授業との関連 ファイナンシャルプランナーとしての経験をもとに、パーソナルファイナンスの理論およびファイナンシャル・プランニング全般に関する実践的知識を教授する。
シラバス1

【授業の目的】

経営部商学科(FPコース)の研究演習3年次科目で、「パーソナルファイナンス」をテーマにして実証的な研究をするための基礎的な力を養うことを目指し、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを目標とする。

【到達目標】

本授業では、パーソナル・ファイナンシャル・プランニングの専門知識を習熟すること、グループ研究を通して提案書執筆とプレゼンテーション作成および発表が行えることを到達目標とする。そのため次の4点ができるようにする。
(1)先行研究や国民生活基礎調査等データにもとづいた議論ができるようになる。
(2)家計や小規模事業者の資料を要約し質疑や回答ができるようになる。
(3)パーソナル・ファイナンシャル・プランニングに関する実証的な研究を行ない、基本的な提案ができるようになる。
(4)他者の発表や主張を批評できるようになる。

【授業計画】

【講義方法】
 この講義は原則として対面講義を基本としますが、新型コロナの感染状況によってZoomでのオンラインで行います。オンラインの場合は、講義前日までに講義掲示板の登録メールアドレスへZoomの接続URL等をお送りしますので、講義開始時間になりましたら出席して下さい。

【授業計画】
第1回 オリエンテーションとグループ分け
 ・事前学修:事前配布資料の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:岡山県の家計データの変化を確認してノートにまとめる

第2回 先行研究の輪読1:継続的な家計プランニング
 ・事前学修:事前配布の「ライフプラン上の意思決定資料」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第3回 先行研究の輪読2:継続的な家計プランニング
 ・事前学修:事前配布の「家計・企業資料」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第4回 グループ発表会1(学籍番号前半を予定):継続的な家計プランニングについて
 ・事前学修:発表資料の確認等を行う
 ・事後学修:質問や指摘事項などの確認と資料を作成する

第5回 グループ発表会2(学籍番号後半を予定):継続的な家計プランニングについて
 ・事前学修:発表資料の確認等を行う
 ・事後学修:質問や指摘事項などの確認と資料を作成する

第6回 テキストの輪読1:金融ジェロントロジー
 ・事前学修:教科書「ヘルスケアとウェルスケアの時代(12〜28頁)」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第7回 テキストの輪読2:金融ジェロントロジー
 ・事前学修:教科書「高齢者の資産管理のあり方を考える(160〜177頁)」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容の確認や整理をレポートやワークシートで作成する

第8回 テキストの輪読3:金融ジェロントロジー
 ・事前学修:教科書「意思決定とは何か、他(61〜150頁)」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容の確認や整理をレポートやワークシートで作成する

第9回 先行研究の輪読3:金融ジェロントロジー
 ・事前学修:事前配布の「現役所得水準に応じた老後の生活設計資料」の要点をノートにまとめる   
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第10回 グループ発表会3(学籍番号前半を予定):金融ジェロントロジーについて
 ・事前学修:発表資料の確認等を行う
 ・事後学修:質問や指摘事項などの確認と資料を作成する

第11回 グループ発表会4(学籍番号後半を予定):金融ジェロントロジーについて
 ・事前学修:発表資料の確認等を行う
 ・事後学修:質問や指摘事項などの確認と資料を作成する

第12回 テキストの輪読4:高齢者の働き方と健康
 ・事前学修:教科書「高齢者の社会参加・役割と健康(123〜134頁)」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第13回 先行研究の輪読4:資産運用の課題
 ・事前学修:事前配布の「国民生活基礎調査資料」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第14回 先行研究の輪読5:資産運用の課題
 ・事前学修:事前配布の「家計の資産選択と住宅資料」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第15回 先行研究の輪読6:資産運用の課題
 ・事前学修:事前配布の「岡山県統計年報資料」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第16回 個人発表会1(学籍番号中間を予定)
 ・事前学修:発表準備、テーマの検討を行う
 ・事後学修:質問や指摘事項などの確認と資料を作成する

第17回 個人発表会2(学籍番号前半を予定)
 ・事前学修:発表準備、テーマの検討を行う
 ・事後学修:質問や指摘事項などの確認と資料を作成する

第18回 個人発表会3(学籍番号後半を予定)
 ・事前学修:発表準備、テーマの検討を行うこと
 ・事後学修:質問や指摘事項などの確認と資料を作成する

第19回 テキストの輪読5:グローバル化の中での日本の高齢化問題
 ・事前学修:教科書「世界の大きな流れの中で日本の健康問題を考える(180〜186頁)」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第20回 テキストの輪読6:グローバル化の中での日本の高齢化問題
 ・事前学修:教科書「壮大な社会実験に取り組む日本(187〜190頁)」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第21回 テキストの輪読7:グローバル化の中での日本の高齢化問題
 ・事前学修:教科書「将来への希望と機会(191〜194頁)」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第22回 テキストの輪読8:グローバル化の中での日本の高齢化問題
 ・事前学修:教科書「将来の日本と世界の共栄のために(195〜200頁)」の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第23回 個人学外活動報告1(学籍番号後半を予定)
 ・事前学修:各自調査報告の準備を行う
 ・事後学修:質問や指摘事項などの確認と資料を作成する

第24回 個人学外活動報告2(学籍番号中間を予定)
 ・事前学修:各自調査報告の準備を行う
 ・事後学修:質問や指摘事項などの確認と資料を作成する

第25回 個人学外活動報告3(学籍番号前半を予定)
 ・事前学修:各自調査報告の準備を行う
 ・事後学修:質問や指摘事項などの確認と資料を作成する

第26回 ゲストスピーカー講義(金融機関に就職したOB)
 ・事前学修:事前配布資料の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:演習内容を確認・整理してレポートまたはワークシートにまとめる

第27回 グループ発表会5(学籍番号前半を予定):講義1について
 ・事前学修:発表準備、就活状況の報告準備を行う
 ・事後学修:発表内容を整理してレポートにまとめる

第28回 ゲストスピーカー講義(地元で起業したOB)
 ・事前学修:事前配布資料の要点をノートにまとめる
 ・事後学修:発表内容を整理してレポートにまとめる

第29回 グループ発表会6(学籍番号後半を予定):講義2について
 ・事前学修:発表準備、就活状況の報告準備を行う
 ・事後学修:発表内容を整理してレポートにまとめる

第30回 上位者発表会
 ・事前学修:上位者資料の整理、就活状況の報告準備を行う
 ・事後学修:発表内容を整理してレポートにまとめる

【予習・復習】

・予習1.5時間:該当箇所を精読し用語、疑問点等をノート等に整理しておく。また、グループワークの作業等に参加を求める。
・復習2.5時間:課題や演習内容を整理してレポートまたはワークシートにまとめること。

※定期的にWebClassで自主課題を課しますので、指定された期限までにレポート提出、課題への回答を送信してください。

【授業関連科目】

「FPリスク・リタイアメントプランニング」、「FP金融資産・不動産運用設計」、「FPタックス・相続プランニング」、その他のFP関連科目

【成績評価方法・注意】

・提出されたレポートを次回ゼミで返却し修正箇所や注意点などのコメントを行う。
・前期、後期30回のレポート等の習熟度(内容・姿勢)に60%を配点し総合的に評価する。
・学外活動、報告会・プレゼンテーション等の貢献度(参加・態度)に40%を配点し評価する。

【注意】
・インターネットにて情報収集を行うため、PC・スマートフォン・タブレット等を使用する。
・イベント準備や活動が週末に行われることもあるが積極的な参加を求める。
・学生で共同するグループを組成するため問題等あれば個別に相談すること。

【教科書】

著者:清家篤 書名:金融ジェロントロジー 出版社:東洋経済新報

【参考書】

著者:石井大一朗、霜浦森平 書名:はじめての地域づくり実践講座 出版社:北樹出版