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技術と経営 2単位 2014年度以後入学生
1年以上 経済 1年以上 経営 1年以上 1年以上
2013年度以前入学生
門脇 一彦 前期1コマ   経済   経営    
備考  
実務経験 内容 世界最大の空調企業で,研究・商品開発・ビジネス改革に従事し,製造企業のモノ造りのほとんどのプロセスを経験し,加えて,ビジネスソフトウェア事業部門で,顧客の経営改善やDX改革のコンサルタント実務経験を積んだ。
授業との関連 社会科学と自然科学の橋渡しを意識して、企業が実施する技術が関わる諸活動を,理論的・実践的に教授する。
シラバス1

【授業の目的】

全学共通の教養科目として,本学の教育目標である「幅広い学習機会の提供」に貢献することを目標とする。

【到達目標】

この授業では,技術と経営の間で生じる影響関係と,技術が経営活動を通じて社会に与える影響理解し,技術と経営をマネジメントする基礎能力を習得する。
目標1 技術を活用した経営活動を理解できる
目標2 技術を活用した経営活動が社会に与える影響や課題を理解できる
目標3 技術を生かした新たな商品やビジネスを考えることができる

【授業計画】

対面講義で実施します。なお,学校閉鎖時には,ZOOMを使用したオンラインの講義となります。
対面・オンラインに係わらず,講義前日までに講義掲示板により講義内容を配信します。毎回課題提出が必要です。

授業は,メディア等で知られるトピックや事件を題材に,企業が実践した施策や戦略の観察を通じて,多様な視点で経営事象を解釈する。授業で得られた知識を使った事例調査や,講義中の議論を通じて学びを深める。

1.イントロダクション 技術を知る‐その特徴や性格
授業計画の全体像,経営学における技術の位置づけ,どのようなことを学んで欲しいか,などを共有する。
 事前学修:シラバスの内容を確認して,授業の全体像を理解しておく。
 事後学修:授業内容と自己の認識に差異がないかの確認と疑問点のまとめ。

2.技術を武器にした活動
 社会科学の視点から技術の特徴と経営との関連を考える。
事前配布資料:第2回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

3.技術を生み出す‐企業の研究開発活動
 新しい技術を生み出すために,企業が実践する様々な工夫や活動を学ぶ。
事前配布資料:第3回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

4.技術を具現化する‐企業の生産活動
 企業が創り出した情報を,物質に転写する生産活動を学ぶ。
事前配布資料:第4回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

5.技術はどうやって変化するのか
 技術は研究者の創意工夫だけでなく,経営や社会との関係から変化することを考える。
事前配布資料:第5回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

6.技術を伝える‐時間や場所を超えて
 技術の時間を超えた次世代への伝承や,グローバル拠点に移転する活動を学ぶ。
事前配布資料:第6回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

7.イノベーションの実践と普及
 新たな技術や商品を生み出し,その普及により競争を勝ち抜く活動を学ぶ。
事前配布資料:第7回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

8.次のイノベーション‐様々なジレンマ
 簡単には進まないイノベーションの実践を考える。
事前配布資料:第8回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

9.企業を超えた活動‐ネットワーク・M&A
 多くの企業との関係性により実践される活動を学ぶ。
事前配布資料:第9回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

10.技術を守る工夫
 企業の競争力の源泉となる技術を,模倣や流出から守る工夫や制度を学ぶ。
事前配布資料:第10回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

11.モノづくりの歴史
 エネルギー革命や大量生産の歴史を学ぶ。
事前配布資料:第11回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

12.日本のモノづくりを観察する‐歴史・現状・課題
 世界最強の日本のモノづくりを振り返り,現在の課題と将来の方向性を議論する。
事前配布資料:第12回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

13.企業と技術の社会的責任
 社会を構成する一員として,企業が果たすべき役割と責任を考える。
事前配布資料:第13回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

14.経営にコンピュータを活用する
 企業がどのようにして大量の情報を扱い,企業活動の効率を高めるかを学ぶ。
事前配布資料:第14回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

15.技術とビジネスモデル
 新しい技術(特に情報技術)が企業の儲けの構造に与える影響を議論する。
事前配布資料:第15回目
 事前学修:事前配布資料,参考書を理解して,疑問や質問を整理する。
 事後学修:授業で理解不十分な点を,参考書やインターネットを活用して補強する。

【予習・復習】

予習(2時間程度):事前配布資料を読んで,問題点(疑問点)を整理しておくこと。
復習(2時間程度):授業内容を整理すること。

【授業関連科目】

教養演習,生産マネジメント,テクノロジー・マネジメント

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:受講態度(各回に課す課題)(80%)と、小テスト(20%)によって成績評価をする。
フィードバック:レポート・成果発表にコメントをする。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する
著者:玉田俊平太(2020) 書名:日本のイノベーションのジレンマ【第2版】破壊的イノベーターになるための7つのステップ 出版社:翔泳社