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社会科・公民科教育法I 2単位 2014年度以後入学生
3年以上 経済 3年以上 経営    
2013年度以前入学生
南光 恭裕 前期1コマ   経済   経営    
備考 教職科目(2019年度以後入学の教職コース生のみ),3年次生のみ
実務経験 内容 高校教員として地理歴史科と公民科の指導に携わり、教材の研究開発、授業、評価等の実務経験を積んだ。
授業との関連 高校教員としての経験をもとに、学習指導要領を踏まえた教材の開発や指導案の作成等、実態に即した教科教育の指導法を教授する。
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置付け:DP1 専門知識、DP3 思考力、DP5 会話・文章力、DP6 意欲・責任感
中学校社会科、高等学校公民科教員免許取得に必要な教職に関する科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。

【到達目標】

受講生が次のようになること
1 中学校社会科、高等学校公民科教員として必要とされる教科教育力の基礎が身に付いている。
2 学習指導要領に示された社会科・公民科各科目の目標や指導内容及び様々な指導法が理解できている。
3 学習指導案を作成するための技能の基礎が身に付いている。

【授業計画】

*講義資料の配付について
1 前日までに「講義掲示板」により電子データを送付します。
2 対面授業時は、各回授業の冒頭で紙資料でも配付します。
3 オンライン授業時は、事前にプリントアウトしておいてください。

*オンライン授業の形態について
  ZOOMにより実施します。

*コロナ対応について
1 定期試験は実施しません。
2 対面授業、オンライン授業を問わず、毎回、課題の提出があります。
3 対面授業時の座席を指定します。

授業の位置付け:DP1 専門知識、DP3 思考力、DP5 会話・文章力、DP6 意欲・責任感
指導形態:講義・演習
指導方法:受動型・能動型

第1回 
  ガイダンス…受講ルール、評価、教科書、履修方法、調査、介護等体験の事前指導
  学習指導要領の解説(1)…高等学校の教育課程
   事前学修:教科書の準備と確認、高等学校学習指導要領解説「公民編」の「学習指導要領改訂
        の趣旨と要点(P6〜20)」を熟読する。
   事後学修:配付資料の整理、授業内容の整理と復習

第2回 
  学習指導要領の解説(2)…「公民科」の改訂の趣旨と要点
   事前学修:高等学校学習指導要領解説「公民編」の「学習指導要領改訂の趣旨と要点(P6〜
        20)」を熟読する。
   事後学修:授業内容の整理と復習

第3回 
  学習指導要領の解説(3)…「公民科」及び「公共」の目標と指導内容
   事前学修:高等学校学習指導要領解説の「公民科」の目標等(P21〜26)、「公共」の性格
        と目標(P27〜34)、「公共」の指導計画の作成と指導上の配慮事項(P80〜84)を
        熟読する。
   事後学修:授業内容の整理と復習

第4回 
  学習指導要領の解説(4)…「倫理」及び「政治・経済」の目標と指導内容
   事前学修:高等学校学習指導要領解説の「倫理」の性格と目標(P85〜90)、「倫理」の指導
        計画の作成と指導上の配慮事項(P117〜120)、「政治・経済」の性格と目標
        (P121〜127)、「政治・経済」の指導計画の作成と指導上の配慮事項(P158〜
        159)を熟読する。
   事後学修:授業内容の整理と復習

第5回 
  学習指導要領の解説(5)…各科目にわたる指導計画の作成と内容の取り扱い
   事前学修:高等学校学習指導要領解説の各科目にわたる指導計画の作成と内容の取り扱い 
        (P160〜171)を熟読する。
   事後学修:授業内容の整理と復習

第6回
  「公共」の指導法・授業研究(1)…生涯における青年期の意義(教科書P8〜17)
   事前学修:教科書を熟読し、この単元の学習目標や授業構想を考える。疑問点の明確化
   事後学修:授業内容の整理と復習

第7回 
  「公共」の指導法・授業研究(2)…人権保障の発展と民主政治の成立(教科書P60〜65)
   事前学修:教科書を熟読し、この単元の学習目標や授業構想を考える。疑問点の明確化
   事後学修:授業内容の整理と復習

第8回 
  「倫理」の指導法・授業研究(1)…ギリシャの思想
   事前学修:事前配付の資料を熟読し、この単元の学習目標や授業構想を考える。疑問点の明
        確化
   事後学修:授業内容の整理と復習

第9回 
  「倫理」の指導法・授業研究(2)…キリスト教
   事前学修:事前配付の資料を熟読し、この単元の学習目標や授業構想を考える。疑問点の明
        確化
   事後学修:授業内容の整理と復習

第10回 
  「政治・経済」の指導法・授業研究(1)…政治と法の機能
   事前学修:事前配付の資料を熟読し、この単元の学習目標や授業構想を考える。疑問点の明
        確化
   事後学修:授業内容の整理と復習

第11回 
  「政治・経済」の指導法・授業研究(2)…人権保障と法の支配
   事前学修:事前配付の資料を熟読し、この単元の学習目標や授業構想を考える。疑問点の明
        確化
   事後学修:授業内容の整理と復習

第12回
  「公共」の授業実践演習(1)…指導案の書き方、指導案(学習目標と導入部分)の作成
   取り扱う単元:政府の役割と財政・租税(教科書P176〜183)
   事前学修:事前配付する指導案の書き方に関する資料を熟読する。
   事後学修:授業内容の整理と復習

第13回 
  「公共」の授業実践演習(2)…作成した指導案(学習目標と導入部分)の発表,協議
   取り扱う単元:政府の役割と財政・租税(教科書P176〜183)
   事前学修:指導案(学習目標と導入部分)を作成する。
   事後学修:授業内容の整理と復習

第14回
  「公共」の授業実践演習(3)…作成した指導案(展開部分)の発表,協議
   取り扱う単元:政府の役割と財政・租税(教科書P176〜183)
   事前学修:指導案(展開部分)を作成する。
   事後学修:授業内容の整理と復習

第15回 
  「公共」の授業実践演習(4)…作成した指導案(終結部分)とワークシートの発表,協議
   取り扱う単元:政府の役割と財政・租税(教科書P176〜183)
   事前学修:指導案(終結部分)及びワークシートを作成する。
   事後学修:授業内容の整理と復習

【予習・復習】

予習:使用教材についての事前学習、教材研究(指導案・指導資料の検討等)2〜4時間
復習:授業内容の復習等 2時間

【授業関連科目】

社会科・公民科教育法2、教育実習指導

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:毎回の課題(50%)、成果発表(50%)により評価します。定期試験は実施しません。
欠席4日で不認定、遅刻10分以上は欠席扱い、遅刻3回で欠席1回

提出された課題は、一覧にまとめて受講者全員で共有します。

【教科書】

著者:文部科学省 書名:『高等学校学習指導要領解説 公民編(H30)』 出版社:東京書籍
著者:中村達也他 書名:高等学校教科書 『詳述公共』  出版社:実教出版

【参考書】

適宜指示する