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研究演習4年 4単位 2014年度以後入学生
  経済   経営   4年以上
2013年度以前入学生
大石 貴之 通年1コマ   経済   経営   4年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

 本演習は、経営学部商学科の観光コースにかかわる科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを目標とする。本演習では、地域調査や地理学に基づく論文を作成することを通じて「観光地の形成」を理解し、「観光による地域振興」へ貢献することを目指す。

【到達目標】

 本演習終了時に、以下が達成できることを到達目標とする。
(1)観光にかかわる課題を見つけ、適切な目的を設定することができる。
(2)論文の目的を論証するために必要な資料・データを収集することができる。
(3)論文の目的から結論に至るまで、適切な論証と考察をすることができる。

【授業計画】

1.オリエンテーション:演習の進め方について
 ・事前学修:卒業論文のテーマに関して調べた情報を整理しておく。
 ・事後学修:卒業論文完成までのスケジュールを確認しておく。

2.事前調査の結果報告(1):学籍番号が前半の者
 ・事前学修:事前調査で得られた情報について発表できるよう準備をしておく。
 ・事後学修:発表に対して得られた助言をまとめておく。

3.事前調査の結果報告(2):学籍番号が中盤の者
 ・事前学修:事前調査で得られた情報について発表できるよう準備をしておく。
 ・事後学修:発表に対して得られた助言をまとめておく。

4.事前調査の結果報告(3):学籍番号が後半の者
 ・事前学修:事前調査で得られた情報について発表できるよう準備をしておく。
 ・事後学修:発表に対して得られた助言をまとめておく。

5.目的の設定(1):問いを立てる
 ・事前学修:研究対象地域における課題を整理しておく。
 ・事後学修:研究テーマに対する問いを整理しておく。

6.目的の設定(2):目的と結論の予想を設定する
 ・事前学修:設定した問いから、立証可能な問いを選んでおく。
 ・事後学修:設定した目的が立証可能かどうか再検討しておく。

7.文献やデータの収集(1):書籍や論文の収集
 ・事前学修:研究テーマに関する文献の所在を確認しておく。
 ・事後学修:収集した書籍や論文の情報を整理しておく。

8.文献やデータの収集(2):Webサイトによる情報収集
 ・事前学修:研究テーマに関連するWebサイトの所在を確認しておく。
 ・事後学修:収集した情報を整理しておく。

9.文献やデータの収集(3):統計データの収集
 ・事前学修:研究テーマに関する統計データの所在を確認しておく。
 ・事後学修:収集したデータを整理しておく。

10. 文献やデータの整理・加工
 ・事前学修:収集した文献、データの表現方法を検討しておく。
 ・事後学修:整理したデータを踏まえ、目的や結論の予想を再検討しておく。

11. 現地調査の準備
 ・事前学修:現地調査で収集すべき情報を確認しておく。
 ・事後学修:現地調査における調査方法を整理しておく。

12. 文献・データ収集の成果と現地調査の計画報告(1):学籍番号が前半の者
 ・事前学修:収集した情報、現地調査の計画について発表できるよう準備をしておく。
 ・事後学修:発表に対して得られた助言をまとめておく。

13. 文献・データ収集の成果と現地調査の計画報告(2):学籍番号が中盤の者
 ・事前学修:収集した情報、現地調査の計画について発表できるよう準備をしておく。
 ・事後学修:発表に対して得られた助言をまとめておく。

14. 文献・データ収集の成果と現地調査の計画報告(3):学籍番号が後半の者
 ・事前学修:収集した情報、現地調査の計画について発表できるよう準備をしておく。
 ・事後学修:発表に対して得られた助言をまとめておく。

15. 前期のまとめ
 ・事前学修:これまでに収集したデータを整理し、可能な限り文章化しておく。
 ・事後学修:現地調査の計画を再検討し、現地調査を実施する。


16. 後期オリエンテーション
 ・事前学修:卒業論文完成までのスケジュールを再度確認しておく。
 ・事後学修:論文の構成や目的・結論を再検討しておく。

17. 現地調査の結果報告(1):学籍番号が前半の者
 ・事前学修:現地調査で収集した情報について発表できるよう準備をしておく。
 ・事後学修:発表に対して得られた助言をまとめておく。

18. 現地調査の結果報告(2):学籍番号が中盤の者
 ・事前学修:現地調査で収集した情報について発表できるよう準備をしておく。
 ・事後学修:発表に対して得られた助言をまとめておく。

19. 現地調査の結果報告(3):学籍番号が後半の者
 ・事前学修:現地調査で収集した情報について発表できるよう準備をしておく。
 ・事後学修:発表に対して得られた助言をまとめておく。

20. 図表の作成(1):表を作成する
 ・事前学修:これまで得られた情報のうち、表に示すデータを整理しておく。
 ・事後学修:作成した表について、適切な表現ができているか確認しておく。

21. 図表の作成(2):グラフを作成する
 ・事前学修:これまで得られた情報のうち、グラフに示すデータを整理しておく。
 ・事後学修:作成したグラフについて、適切な表現ができているか確認しておく。

22. 文章の作成(1):構成を考える
 ・事前学修:これまで得られた情報について、論文で提示する順序を考えておく。
 ・事後学修:作成した構成について、結論を導くための論証が可能かどうか検討しておく。

23. 文章の作成(2):収集した情報を文章化する
 ・事前学修:これまで得られた情報について、自分なりに文章化しておく。
 ・事後学修:文章の事実に誤りがないか、正しく論証できているか確認しておく。

24. 文章の作成(3):引用の方法と参考文献リスト
 ・事前学修:引用すべき文献・資料の出典を確認しておく。
 ・事後学修:これまで作成した文章について、引用の方法は適切か確認しておく。

25. 論文の表現(1):言葉の選択と表記方法
 ・事前学修:研究テーマに対するキーワードを確認しておく。
 ・事後学修:これまで作成した文章について、言葉の選択や表記方法は適切か確認しておく。

26. 論文の表現(2):論文特有の表現方法
 ・事前学修:収集した論文を読み返し、論文特有の表現方法を確認しておく。
 ・事後学修:これまで作成した文章について、表現方法は適切か確認しておく。

27. 論文の表現(3):明晰な文章表現
 ・事前学修:これまで作成した文章について、分かりにくい表現を確認しておく。
 ・事後学修:これまで作成した文章について、誤解を招く表現がないか確認しておく。

28. 論文の推敲と最終確認
 ・事前学修:作成した論文を見返し、誤りがないか確認しておく。
 ・事後学修:参考文献の書き方などに誤りがないか、最終確認をしておく。

29. 成果発表会
 ・事前学修:完成した卒業論文に対するプレゼンテーション資料を作成しておく。
 ・事後学修:発表に対して得られた助言をまとめておく。

30. 後期のまとめ
 ・事前学修:卒業論文の作成を振り返り、反省点や改善点を確認しておく。
 ・事後学修:大学生活を振り返り、これまで得られた知見をまとめておく。

【予習・復習】

予習(2時間程度):卒業論文作成に必要な情報を収集し、進捗状況が報告できるように準備をしておくこと。
復習(2時間程度):卒業論文の進捗状況を確認し、計画的に作業を進めておくこと。

【授業関連科目】

観光地理学、観光資源論、観光経営論を始めとする観光や地域振興に関連する各科目

【成績評価方法・注意】

卒業論文の作成を前提として、その内容について評価する(60%)とともに、論文の内容に関する報告(40%)についても評価の対象とする。なお、報告については適切な助言を与え、卒業論文の作成にあたっては定期的に添削を行う。

注意 情報収集や資料作成において,受講生のPCやスマートフォンの機器を使用することがある。

【教科書】

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【参考書】

著者:戸田山和久 書名:新版 論文の教室 レポートから卒論まで 出版社:NHK出版
著者:石黒 圭 書名:この1冊できちんと書ける! 論文・レポートの基本 出版社:日本実業出版社