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特別演習II 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済   経営    
2013年度以前入学生
倉持 弘 前期1コマ 2年以上 経済   経営    
備考 2021年度入学の法学科2年次生のみ。法科大学院志望者向け。履修登録前に科目担当者に相談のこと。
シラバス1

【授業の目的】

本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。この演習は法科大学院進学希望者を対象として、法律論文の書き方を身につけることを目標とする。

【到達目標】

受講生が受講後に次のようなことができるようになること。
1.論理的な文章を書くことができる。
2.法律論文の書き方の基礎が身についている。
3.法律論文を書くための勉強の仕方が身についている

【授業計画】

この演習では、ゼミの時間または事前に課題を提示して文章を書いてもらい、提出された文章について評価・指導を行う。文書の提出はWebClassで行う。
オンライン授業となった場合には、Zoomで行う。

1.オリエンテーション、法科大学院入試に向けての道筋
 事後学習:法科大学院入試を目指しての学習方法について考える。
2.法律家はどういう文章を書くべきか(井田・p.12)正確性、平易性、論理性(井田・p.20)
 事前学習:教科書該当ページの要約を作成する。
 事後学習:他の学生が作成した要約との比較検討をする。
3.法的判断の合理性・正当性(井田・p.38)答案やレポートを書くにあたって(井田・p.49)
 事前学習:教科書該当ページの要約を作成する。
 事後学習:他の学生が作成した要約との比較検討をする。
4.文を整える(井田・p.71)語句を整える(井田・p.89)
 事前学習:教科書該当ページの要約を作成する。
 事後学習:他の学生が作成した要約との比較検討をする。
5.段落を整える(井田・p.100)全体を整える(井田・p.113)
 事前学習:教科書該当ページの要約を作成する。
 事後学習:他の学生が作成した要約との比較検討をする。
6.組み立てを考えて書く(井田・p.146)
 事前学習:教科書該当ページの要約を作成する。
 事後学習:他の学生が作成した要約との比較検討をする。
7.平易な接続表現の心がけ(井田・p.169)
 事前学習:教科書該当ページの要約を作成する。
 事後学習:他の学生が作成した要約との比較検討をする。
8.答案作成練習1 論点の抽出と調査1
 事前学習:指示された論点についてのレポートを作成する。
 事後学習:他の学生が作成したレポートとの比較検討をする。
9.答案作成練習1 論点の抽出と調査2
 事前学習:指示された論点についてのレポートを作成する。
 事後学習:他の学生が作成したレポートとの比較検討をする。
10.答案作成練習1 答案作成
 事前学習:答案を作成する。
 事後学習:他の学生が作成した答案との比較検討をする。
11.答案作成練習2 論点の抽出と調査1
 事前学習:指示された論点についてのレポートを作成する。
 事後学習:他の学生が作成したレポートとの比較検討をする。
12.答案作成練習2 論点の抽出と調査2
 事前学習:指示された論点についてのレポートを作成する。
 事後学習:他の学生が作成したレポートとの比較検討をする。
13.答案作成練習2 答案作成
 事前学習:答案を作成する。
 事後学習:他の学生が作成した答案との比較検討をする。
14.答案作成練習3 論点の抽出と調査
 事前学習:指示された論点についてのレポートを作成する。
 事後学習:他の学生が作成したレポートとの比較検討をする。
15.答案作成練習3 答案作成
 事前学習:答案を作成する。
 事後学習:他の学生が作成した答案との比較検討をする。

*第1回から第7回までをテキストの理解、第8回以降を答案作成練習としているが、テキストはできるだけ早くに終わらせて、答案作成練習の時間を多くとりたいと考えている。

【予習・復習】

予習3時間:第7回まではテキストの要約作成、第8回以降はテーマに沿った資料を収集しレポートを作成。
復習3時間:他のゼミ生のレポート等を参考に、自分のレポートを書きなおす。

【授業関連科目】

特別演習I

【成績評価方法・注意】

ゼミ中で提出された要約・レポートをもとに議論を行い、良い点・悪い点を指摘する。そのレポートの内容およびゼミでの発言内容により成績評価を行う。

【教科書】

著者:井田・佐渡島・山野目 書名:法を学ぶ人のための文章作法 第2版 出版社:有斐閣

【参考書】

著者: 書名:新 知のツールボックス 出版社:専修大学出版局
著者:野矢 茂樹 書名:増補版 大人のための国語ゼミ 出版社:筑摩書房