研究演習4年 | 4単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 経済 | 経営 | 4年以上 | 商 | |||||
2013年度以前入学生 | |||||||||
川本 和則 | 通年1コマ | 法 | 経済 | 経営 | 4年以上 | 商 | |||
備考 |
本講義の目標は、会計学分野に関する専門科目として、本学の教育目標のうち主に「専門学術の振興」に貢献することである。
本講義は会計学に対するより深い理解の修得を目標としている。本講義が目指す到達目標は講義終了時に受講者がつぎのことをできるようになることである。
・企業の財務諸表を読み、その内容を理解できる。
・わが国の会計制度に基づき、自らの考えを文章で説明できる。
【講義方法】
この講義は、対面形式でのみ行う。対面形式での講義では、毎回の事後学修および次回の事前学修などの講義に関する重要な連絡については、講義中に連絡するか講義掲示板を通じて連絡する。
大学全体でオンライン講義を行う場合の授業方法:YouTubeやZOOMなどによって行う。講義日の前日までに具体的な講義方法に関する指示を講義掲示板から送信する。毎回、決められた提出期限までにレポートを提出することが必要である。
【講義計画】
本演習は研究演習3年と同様に、会計実務、会計基準、および会計理論の変化がなぜ生じるのかなどの問題を、企業の財務諸表等を用いつつ検討していく。さらに、本演習では、2年間の演習の総括として、財務会計に関する自らの意見をわが国の会計制度に基づいて述べることを目的とした卒業論文の作成も行う。
なお、研究演習4年で検討する会計問題は、新しい会計基準の公表等の優先度の高い事象の発生に応じて変更する可能性がある(それらの会計基準の公表等により、3年次の研究演習の内容を変更した場合、その影響で研究演習4年の授業計画を変更する場合もある)。また、研究演習で検討する会計問題は、各受講生の関心等に応じて適宜変更する予定である。
(1)研究演習4年の進め方について(オリエンテーション)
事前学修:将来の進路と卒業論文の内容について考える。
事後学修:研究演習4年における学修計画の全体像を再確認する。
(2)リース会計(伊藤邦雄『新・現代会計入門』(第4版)第8章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(3)資産会計のまとめ(伊藤邦雄『新・現代会計入門』(第4版)第8章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(4)負債会計1(社債の会計処理)(伊藤、第9章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(5)負債会計2(新株予約権付社債の会計処理)(伊藤、第9章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(6)引当金の会計処理(伊藤、第9章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(7)資本会計(1)(払込資本の会計)(伊藤、第9章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(8)資本会計(2)(剰余金の会計)(伊藤、第9章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(9)卒業論文の作成方法1(テーマの確定)(プリントを配布する)
事前学修:卒業論文のテーマを再検討する。
事後学修:卒業論文のテーマを確定する。
(10)卒業論文の作成方法2(文章を書く手順)(プリントを配布する)
事前学修:資料に基づいて卒業論文の内容を検討する。
事後学修:卒業論文の内容を文章化する手順を再確認する。
(11)卒業論文の作成方法3(引用の方法)(プリントを配布する)
事前学修:卒業論文の内容を検討する。
事後学修:引用の方法を再確認する。
(12)卒業論文の中間報告1(履修者がそれぞれ中間報告を行う)
事前学修:中間報告の資料を作成する。
事後学修:中間報告に対するコメントや質問等を整理して卒業論文の内容を再検討する。
(13)卒業論文の中間報告2(履修者がそれぞれ中間報告を行う)
事前学修:中間報告の資料を作成する。
事後学修:中間報告に対するコメントや質問等を整理して卒業論文の内容を再検討する。
(14)卒業論文の中間報告3(履修者がそれぞれ中間報告を行う)
事前学修:中間報告の資料を作成する。
事後学修:中間報告に対するコメントや質問等を整理して卒業論文の内容を再検討する。
(15)卒業論文の中間報告4(履修者がそれぞれ中間報告を行う)
事前学修:中間報告の資料を作成する。
事後学修:中間報告に対するコメントや質問等を整理して卒業論文の内容を再検討する。
(16)後期の学修計画(オリエンテーション)
事前学修:これまでの内容を復習する。
事後学修:後期の学修計画について再確認する。
(17)金融商品の会計1(有価証券の会計処理)(伊藤、第10章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(18)金融商品の会計2(デリバティブ取引の会計処理)(伊藤、第10章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(19)従業員給付の会計1(退職給付債務)(伊藤、第11章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(20)従業員給付の会計2(退職給付引当金)(伊藤、第11章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(21)連結財務諸表1(連結貸借対照表)(伊藤、第12章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(22)連結財務諸表2(連結損益計算書)(伊藤、第12章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(23)企業結合会計(伊藤、第13章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(24)事業分離等の会計(伊藤、第13章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(25)外貨換算会計(伊藤、第14章)
事前学修:教科書を読み、問題点をまとめる。
事後学修:問題点の整理をする。
(26)卒業論文の報告1(履修者がそれぞれ卒業論文の最終報告を行う)
事前学修:報告資料を作成する。
事後学修:報告に対するコメントや質問等を整理する。
(27)卒業論文の報告2(履修者がそれぞれ卒業論文の最終報告を行う)
事前学修:報告資料を作成する。
事後学修:報告に対するコメントや質問等を整理する。
(28)卒業論文の報告3(履修者がそれぞれ卒業論文の最終報告を行う)
事前学修:報告資料を作成する。
事後学修:報告に対するコメントや質問等を整理する。
(29)卒業論文の報告4(履修者がそれぞれ卒業論文の最終報告を行う)
事前学修:報告資料を作成する。
事後学修:報告に対するコメントや質問等を整理する。
(30)総括
事前学修:これまでの学修内容を整理する。
事後学修:講義内容を整理する。
予習(2時間)
授業計画を参考にして、次回の講義で学修する会計基準等の該当部分(該当部分の記載がない回についてはその都度指示する)を読み、疑問点等をチェックすること。また、講義での報告を貸した場合には、その準備をしてくること。
復習(2時間)
毎回の講義で学修した範囲の会計基準等を読み返し、自分なりに整理しつつ、予習時における疑問点について確認する。復習時に生じた疑問点は質問すること。また、学修した内容が卒業論文のテーマに関するものである場合には、学習内容を卒業論文に反映させるなどして、卒業論文の作成を進めること。
会計学分野の科目、および会計学に関連する分野の科目
・成績評価方法:卒業論文と討論・プレゼンの両方
成績評価は主に講義時間中の受講態度(報告内容などを含む)および卒業論文によって評価する。成績のおおよその配分は、講義中の活動内容を40%、卒業論文を60%とする。なお、作成中の卒業論文原稿はその都度、コメント等をつけて返却する。くわえて、完成した卒業論文とプレゼンには、口頭でコメントする。
著者:伊藤邦雄 書名:新・現代会計入門(第4版) 出版社:日本経済新聞出版社
著者:中央経済社編 書名:新版 会計法規集(第12版) 出版社:中央経済社
適宜指示する